【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】

オンラインセミナーやYouTubeの動画などで学ぶ機会が増えました。でも、自分が話す時には上手くできるか…? そこで勉強を始めました。

オンライン時代の話す力塾の第一回は「自分ごとではなく、相手ごとで伝える、ということが大きな分かれ道」だということが大きな学びでした。

そして、何度もやらなければ身につかない。でも、リアルの話の反応は目と肌で感じられても、リモートでの会場の空気は、こちらで想像しないとわからない。想像が合っているかもわからない。それでも……。

と考えていたら、これは世阿弥の『離見の見』だなと思いました。

世阿弥は室町時代に、今の演劇の先祖の「能」を発展させた人で、一休さんとだいたい同じ時代の人。「初心忘るべからず」とかの言葉を残した、能、演劇等お稽古事の神様みたいな人。「序破急」もですね。

「離見の見」とは、役者が全力で舞台で演じていながら、客席に意識をもう一つ持って、自分の芸がどう見えるものか、客はどう反応しているかを感じながら自らの芸をさらに高める、という考え方です。

(言い切ってるけど、風姿花伝をちゃんと読んでないから違ったらゴメンなさい…)

1人リモートワークで、「伊豆長岡はなぶさ会場の反応が見えない=客席が舞台から見えないけど演じる今の動画の時代」とみんなと違う角度から学び、世阿弥を思い出したのでシェアしようと思いました☺️

イラストはテキトー、本はめくっただけです。

コロナ禍で外出自粛、図書館も休館要請という事態に、オンラインサービスを充実させるには動画をアップして本の紹介を、と考えました。でも話し下手でうまく伝えられないと悩んでいた時に、話す力塾開講のお知らせがあったので飛び込みました。

コッソリ上手くなろうと思ったけど、仲間と共に勉強しながら身につけようと思います😅

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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