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ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子

【ブックカバーチャレンジ 1日目】

ブックカバーチャレンジという試みがあります。

あ、「チャレンジ」は試みか。

出だしから、文章につまづく。最近書いてないからなぁ…。

という独り言はさておき、コロナウイルスで全世界が大変なことになっています。さらに大きな悲劇を避けるため、家にいることを促し、活字文化の素晴らしさを改めて確認し合おう、ということで、7日間、本の表紙をアップして広げていこうというイベント、それがブックカバーチャレンジなのでした。

なんと、ボクの師匠の藤村正宏さんから回ってきました。びっくり。

このブックカバーチャレンジという試みで、いくつかのことを考えました。

「○○といえば、誰々」と思い出されること。

この試みはどうやって生まれてどこへ行くのか?

果たして何の本を紹介したものか?

などなど…。

普段から文学作品をたくさん紹介し、昨日もFacebookライブで「ビジネス書ばっかり読んでいてはダメだよ」という師匠から「本を紹介してね」と頼まれたら、ビジネス書は選択肢に入らない。

「文化芸術、教養を磨くことを大事にしよう。これからはますます大切になることです」というお話も繰り返し、されています。

効率を追い求める時代は終わり、ムダとされたことが価値を持つ。グローバル化・インバウンドの大きな動きに、世界的な感染症が、待ったをかけました。誰も予想できなかった。

いや、すでに辿った過去であり、予測していた未来でした。

ということから浮かんだのは、カミュの「ペスト」。

伝播する死を前に人間はどうするのかということを描いた歴史的傑作です(持っているけど読んでいない、いわゆる積ん読)。

ブックカバーを挙げるのであれば、読んでなくてもいいのかもしれないけど、せっかく7冊紹介する機会をもらったのだから、読んだ本にしますね。

「これからは文学がさらに大きな価値を持つ」

「自分の好きなことを語ろう」

師匠の言葉を思い出すと、役に立つことより、とにかく自分の好きな本を7冊だ。そう思いました。

最近、すっかり積ん読にハマり、買った本の9割は読まないでいたので、ずいぶん前に読んだ本の紹介になります。

たぶん、今ボクがFacebookでつながっている人はピンと来ないかもしれない、でもボクの価値観を作って来た本。

「メルニボネの皇子」 マイクル・ムアコック

数年前、新装版を書店で見つけて買いました。

ダークファンタジーの傑作で、虚弱体質の主人公、エルリックは世界を統べる栄光ある帝国の皇子。しかしその帝国の退廃により、従兄弟のイイルクーンと政争を繰り広げることとなり、世界を混沌に傾ける魔剣、ストームブリンガ―を手にすることとなるが……。

というお話です(25年以上前に読んだ記憶だけで書いていますので、細かいところは違うかも)。

読んですぐ、滅びの予兆を感じるこの作品。

実はバトンを渡してくれた藤村さんが好きな作家、フィツジェラルドの作品を読んだときに(冬の宮殿というタイトルだったかな…)この感覚を思い出しました。

「失われていく」物語。現実ではあまり味わいたくないこの感覚は、文学で味わうのが一番だと思います。

当時読んだ現物は学生時代から3回ほどした引っ越しのうちに、無数の段ボールの中に封印されたまま。

果たしてどこに眠っているのか……。
封印されし英雄の書。

この機会に見つけてみようと思って部屋を捜索しましたが……。探しているうちに7日が終わってしまいそうだったので、棚に並べてあった新装版をひとまずアップします。

大好きな作品が、装いも新たに書店に並んでいたので買っておかねば、と思い、手に入れておいてよかった。

……ここまでどなたかまだ読んでくれていますか?

実は、ここから先のことをお伝えしたかったのですが(たぶんあなたの知りたいことではないのは薄々感じています……)、エルリックの物語は6巻目の「ストームブリンガ―」で完結したはずだったのですが、マイクル・ムアコックはあれから続きを書いていたのです。

「あ、あれでしょ? 『タネローンを求めて』でしょ?」と思ったあなた、その作品のことではありません。

この表紙は最高です。

ムアコックは様々な主人公を生み出しましたが、その主人公たちは永遠の戦士として常に旅を続けています戦い続ける戦士の一人、エルリックの物語もまた、続きが語られているのです。そう、ストームブリンガ―で完結しておらず、続いていくのです。

実はボクも、続きをこちらの新装版で入手したものの、こちらは積ん読。

「ストームブリンガ―」から、その後、3巻も続いています。どういうことなのか。

また一巻から読み直してみようかな。やっぱり読まないのかな。

青春時代に聴いたあのお気に入りの曲を聴くと、そのころの思い出がよみがえる……。そんな感覚を、ボクは本で味わっています。

ありがとう、ムアコック。ありがとう、藤村先生。豊かな時間を過ごしています。

……ここまで読んでくれた方、伝わっていますか?

伝わらなくても仕方ない。ボクの好きな本を語ろうと趣味に振り切りました。

ここ10年、伝える力を学んできて、「伝わらなくてもいいや」と開き直って書いているのだからなんとも矛盾の塊で、でもそれが心地よい。文章を書くって楽しいですね。

#BookCoverChallenge

#7bookcovers

#7days

#day7

【本の紹介】5月18日 ベビーブーム、ファイバー、国際親善、国際博物館、ことば、18リットル缶の日から

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。

人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

5月18日はこんな日でした。

 

ベビーブームの日、ファイバーの日、国際親善デー、国際博物館の日、ことばの日、18リットル缶の日

 

さて、このタイトルで探していって、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

ベビーブームの日でした。

※【ベビーブームの日】
子供を産みたい人が安心して子供を産める社会の実現を目指して
さまざまな活動を行っている「第3次ベビーブームプロジェクト推進委員会」が制定。
そこには少子化が叫ばれる中、お父さんとお母さんの愛、そして子供たちの笑顔でいっぱいの日本になればとの願いが込められている。

「ベビー」と来たら、「服」と続く感じです。

日付は5と18で「子がいっぱい」と読む語呂合わせから。
 

【新米ママもらくらく作れるかわいいベビーグッズ】主婦と生活社 2014年

生まれてくる赤ちゃんのために、手づくりでこしらえるお母さん。あたたかい姿です。必要な方に読んでもらいたいです。

 

 

ファイバーの日でした。
※【ファイバーの日】
5と18でファイバーの語呂合わせから、食物繊維(ファイバー)を摂取することの大切さをアピールしようとファイバーアカデミアが制定した日。

 

【1品で野菜100gを確実に食べられるお弁当おかず(いつものおかずを食物繊維たっぷりにできる!)】石沢清美 主婦の友社 2015年

やはり、野菜ですね。外食とコンビニ弁当ばかりのボクの食生活には野菜が足りません…。

 

国際親善デーでした。
※【国際親善デー】
1899(明治32)年、ロシア皇帝ニコライ2世の提唱でオランダのハーグで第1回平和会議が開催された。日本を含む26か国が参加し、「国際紛争平和的処理条約」や「陸戦の法規慣例に関する条約」等が結ばれた。
日本では1931(昭和5)年から実施されているが、特に行事等は行われていない。

【10分で読める命と平和につくした人の伝記(戦争・人種差別・病気…人の命をすくった20人)】塩谷京子 学研教育出版 2015年

こういう立派な生き方ができる方は、自分と何が違うのだろう…。動機、その強い気持ちを知りたいです。

 

【なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか(ピース・コミュニケーションという試み)】伊藤剛 光文社 2015年

人が死ぬ、ということはやはり強烈な印象があります。人が生きる、ということより。

 

【世界を平和にするためのささやかな提案】池沢春菜 河出書房新社 2015年

ボクは、いろいろな本を読むのがいいと思います。

 

 

国際博物館の日でした。
※【国際博物館の日】
国際博物館会議(ICOM)が1977年に制定し、1978年から実施。
日本では日本博物館協会を主体として2002年から参加している。

【集客力を高める博物館展示論】青木豊 雄山閣 2018年

間接的に図書館にも役に立ちそうな本ですね。

 

【世界の美しい博物館】パイインターナショナル 2018年

世界中の博物館めぐり、なかなかできないのでこの本で。

 

【大人も楽しい博物館に行こう(知的好奇心をくすぐる全国80スポット)】昭文社 2018年

詳しくなくても楽しめる。大事なことだと思います。そうでないと、専門家しか行かない施設になっちゃいますよね。

…、図書館もそうかも。読書が得意でなくても、ふらっと立ち寄ったら気になる本がふと目に入り、手に取ってページをめくってみたら面白そうなので読んでみよう…となるかどうか。

「気になる本」と出合ってもらえるかどうか。

 

※【ことばの日】
5月(こ)18日(とば)の語呂合せから生まれた記念日で、ことばを正しく使うように心掛ける日。
余談であるが広辞苑(第5版)には約23万の項目が収録されている

【消えるコトバ・消えないコトバ】外山滋比古 PHP研究所 2016年

いっとき、流行ったけど聞かなくなった言葉、ありますよね。えーと、なんだろう。例えば…。

……記憶からも消えていました。

 

【藤村流売れる!コトバ】藤村正宏 インデックス・コミュニケーションズ 2006年

ふむふむ。popや本の帯、チラシや広告で「気になる」と思ってもらうには、コトバのちからが大事ですよね。もう一度勉強しよう。せっかくいい本がたくさんあるんだから、それを伝えたいですよね。

いつか、あなたの人生を変える一冊!を紹介したいです。

※【18リットル缶の日】
全国18リットル缶工業組合連合会が制定。
18リットル缶(石油缶・一斗缶)は、以前は「5ガロン缶」と呼ばれていたものが「18リットル缶」に統一されたことから、5ガロンの5と、18リットルの18より5月18日を記念日とした。

【単位がわかる リットルのえほん】ほるぷ出版 2017年

これは小さなお子さんと楽しみたい絵本ですね。

 

 

今日も様々な本と出合えました。

図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!

 

仕事と人生がうまくいく方法を学びました。

北海道の十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

図書館で日々仕事をしているのですが、これだけインターネットやスマートフォンが普及して、図書館や本の相対的価値は昔に比べて下がっているよなぁ、と感じています。絶対的価値は変わらないですよ。うん。

そんな中で、どんなしごとでも、【ちゃんと仕事の価値を伝えよう】という藤村正宏さんの話を聞きに来ました。

たくさん本を出している、有名な著者でもあります。中国のテクノロジーの話がありました。

 

中国のボクのイメージは、長らく、学生の頃にメガドライブというゲーム機で遊んでいた【スーパー大戦略】の人民軍のイメージで、アメリカやソ連と比べると装備などが前世代的という認識から発想していた。

もちろん、どんどん経済的な成長を遂げ、さらに、先進国では環境や人権に配慮して、取り得ない一直線の政策で国力を増しているのは知っていたが、手のひらよりも小さなドローンが、人の操縦不要でAIによって自律的に人を攻撃する兵器の開発が進んでいると聞いて驚いた。

まるでSFの世界が現実のものに。ガンダムF91のバグ?

こんな兵器が使われることはあってはならないと思った。

それとは別に、変化していく時代に、同じことをやっていては、通用しなくなるし、新しい情報を知っておく必要がある。

そして、新しいことだけでなく、多種多様な、自分の気にいる文化に遠慮せずに触れていこう、それがあなたの価値になる、というお話。うん。ボクの価値とは…。

 

他にお二人、自分の経営から学んだことをお話してくれました。

不動産業を筆頭に多角的な経営をする高橋健一朗さんのお話から。

「好きなラーメンのことを投稿していたら、ラーメンといえばケンイチローといわれるようになった」

この人は、突破力を身につけている。そう感じました。

ボクも、好きな本のことを、もっと投稿してみよう。

 

親御さんから受け継いだ印刷業を、悩んだ末に廃業し、その時の思いから安全な美容商材を扱う会社の経営を始めた鳥辺康則さんのお話から。

懸命に学んで会社の経営で結果を出すも、時代の変化でその学びの効果が出なくなったとき、180度の方向転換を全力で図り、V字回復を遂げている。

トラブルが起きるときは、立て続けに…、というお話がグサッと来た。反省するべき点が大いにあるけど、どんどん難しいことが押し寄せてくるというタイミングが、ある。

弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂…。

難しいと考えずに、「カンタン」と口に出してみること、という思考のクセをいい方に持っていく実践家の橋本さんのアドバイスを思い出して、難しく考えないようにしよう。

お二人に共通するのは、とにかく実践。でも、自分の判断基準とそれを支える学びや感性を大事にすること。

ここはしっかりと意識したい部分。考えすぎても書けなくなるけど、大事だと思いました。

他にも、多くの話を聞いて、ここには書ききれないほどメモをしたのだが、尊敬するオクノヤさんに、「そのメモ、役に立つの!?」と問われ、自分でも首をひねった。

確かに、一夜明けてメモを見返すと、「釧路の美容室のビューティツボイさんが、菅原裕子さんと今度飲みに行く約束をしている」とか書いてあって、この情報は役に立つかといえば、ボクには役に立たないよね、たぶん。

今日もオクノヤさんが正解でした。

鋭い眼光、あふれる愛、ありがとう、オクノヤさん。
阿寒湖で藤村正宏先生の話を聞きました。

阿寒湖の鶴雅さんで、インターンシップで学んでいる学生さんに、これから社会人として必要になることを講義する勉強会に参加しました。鶴雅さんのご厚意で、学生さんの後ろの方でおじさんおばさんがお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。

これから就職活動、シューカツに取り組む学生さんに藤村正宏先生が、「これからのビジネスはこうなる、だからこういうこと考えて、こんなことを今からやっていこう、まあ、後ろのおじさんおばさんたちもできてないんだけどね」というお話。

 

そう、ボクはできていないのである。

『話を聞いて、「よし、やろう」と思う人が、1000人いて500人くらい。半分は、決断するんだ。でも、実際に行動するのはそのうち1人。1000人に1人しかやらないんだ』

そう。藤村先生の話は、今までの社会の常識はずれなことばかり。

というのは、めちゃくちゃなことを言っているのではなくて、これから社会がどう変わっていくか、という話。

論理的な仕事、決まりの枠内でできる仕事はAIが得意で、今、人間がやっている仕事はコンピューターがやるようになる。ボクらの仕事はどうなる?

そしてそれを考えてこういうことを勉強して、こんなことをやっていこう、ということ。

いわば、未来の時点においての常識だけど、まだ今の時点を生きる我々は気がついていないこと。だから、「仕事のonとoffを分けるな」とか、「遊びのような仕事、仕事のような遊び」とか、「ロジカルより直感」とか、「いい加減さを許容する」とか、「未来をしっかり見据えない」とか、フレーズだけ聞くと、常識的な人に「何を言っているんだ、もっと真面目に仕事しろ!」と言われかねない。でも、しっかり話を聞けば、「そうだよな、そうなっていくよな」と思う。スマホがこんなに流行るなんて経済学者は誰も予想していなかった。なんでも注文できて、世界中の動画も情報も、発信も受信もこの小さな端末でできる、一昔前で言えば出版社や新聞社や放送局しかできなかったことが、個人で全世界に対してできる。まるでドラえもんの道具がいくつも合わさった端末を持つことは、現実になるとは思えなかった。しかし、いつの間にか、持っていた。

1945年8月15日に日本で起きた価値観の大転換。しかし今日、価値観や常識の変容ははっきりわかりやすくどの日に起きるのではなくて、日々、少しずつ起きてきたし、これからも少しずつ、しかし時間が経ってみると驚くほど大きく、確実に起きる。

これをなぜ勉強して日々取り組まなければならないかというと、進化しないものは滅ぶから、ということである。

ボクは公務員だけど、ビジネスの最前線で活躍する先生に学ぶのは、もともとは、お知らせを作ったりしても、みんなのためになるイベントや制度も「伝わっていなかった」から。

いい講演会も、町中にお知らせしていたけど、来てほしい人に来てもらえなかったりしたから。そんな中、誰に何を伝えてどんな行動をとって欲しいのか、をしっかり考えて発信しようという勉強をはじめて、少しずつだけどやってみたら喜んでくれる人が少しずつ増えてきた。

今、図書館には、まだまだ、伝えたい「いいこと」がいっぱいあるから、どんどん勉強してもっと発信していこう、そう思った学びの時間だった。

そして、一度読んで以来、ボクの心に突き刺さり続けている、ある偉人の言葉をここに刻んでおこう。

セミナー中のメモ魔とツイート魔は行動を起こさないの法則【 コラム風 】

ボクは誰かが講演中にメモもツイートもほぼしない。

(中略)

別にメモすること、ツイートすることが悪いことではない。でもセミナー中にメモやツイートをたくさんしてる人は後からそんなにもたくさんのツイートを確認しないし、できないし、もっと言ったら、、、やらない。

これ、メモ魔とツイート魔は行動を起こさないの法則です。

大切なのは、集中し、心で感じ、よし、これやるぞ。と決断して、その場ですぐ始めるか、帰ってからすぐに行動に移す。そう。少しの行動力と覚悟で十分なんだ。

毎日毎秒行動を続ける偉人と。

エクスマ同窓会に参加。出られて良かったです。

同窓会に行ってきました。

年齢も出身地も学校も職業も違うのに、同窓会です。これだけで、なんか変わった集まりですね。

同窓会だけど勉強会なのです。そして、遊びのような勉強、勉強のような遊びです。

 

恩師の藤村さんが、話されます。

「自分の世界観を出していこう」

藤村さんがおススメ、紹介するのは、糸井重里さん・映画のアマデウス・マンガのキングダム・カフカの変身・カミュの異邦人・ビートルズのHELP以後のエピソード…。

ふむふむ。

 

講演の合間に、№2が好き、前に出たくないと話されていたと聞きました。

メインストリームにはならなくていいってこと。

エクスマではもちろんナンバーワン(というか、そのもの)だけど、世の中の主流にはならないんだろうなぁ。

なぜなら世の中より早いので、あんまり理解されない。世の中が、「あ、そういうことだったのか」と認識や数字が追いついたころには、さらにその先の常識の外に進んでいるのでメインストリームにはならない。

でも、エクスマはただの奇人変人の集まりではなく、圧倒的成果を出している。そう、常識を理解した上で、そこからはみ出す。

 

この界隈で有名な、カベシタさん。はじめてお話しさせていただいたのですが、いい方でした。

 

ファン大喜び。シノハラタイムもありました。彼はスターだ。

 

 

「芸術、文化に触れよう」と話されます。

名の残っている芸術は、みな革新があった先駆者。

ゴッホも、名画『ひまわり』が58億円で落札!と、時々話題になるけれど、ゴッホが生きている間に売れた絵は、たったの1枚。400フランの収入のみ。

それで飯を食っているのではなければプロではない、という定義なら、なんとゴッホは画家ではなかった…。いや、弟というある意味でのパトロンがいるから、やはり絵で食べていたのか…?

(参考文献 【偉大なる残念な人たち】著 八島みず紀 絵 えのきのこ PARCO出版 【退屈な日常を変える偉人教室】五百田達成 文響社)

 

長くなりそうなので、その話は置いておいて。

「テクニックはすぐ古くなる」と先生は良く話されます。

テクニックは、やり方がわかれば、真似できて、みんなできるということは、特に際立った価値は無くなるのです。

手間のかかることが価値を持つ。ということはそういうことです。

エクスマは、やり方を変えてすぐに儲かるテクニックを学ぶ場所ではなくなりました。

それを期待する人は近づかない方がいいです。そのために、受講するにはしっかりした金額が必要です。

儲けようと思ってエクスマをはじめると期待外れだけど、儲けようとしなければ儲かります。たぶん。

ジョブやワッカやボクは売り上げ0円だけどね。

 

ピカソのキュビズム、ガリレオの地動説、不良の音楽と言われたビートルズ、それまでの世界観を変えるようなものは、はじめは理解されず、ときには大きな批判を受けます。

「それでも、地球はまわっているんだ」とは、幼いころに図書館で読んだガリレオの伝記マンガの最後のセリフ。

世間に負けたガリレオも、後世ではその考えが偉大で正しかった。理解されない先駆者だったと認められています。

そういえば、携帯電話もそうでした。「そんなの、持たないよ」という人も多かったのですが、いま、仕事している人で持ってない人は0.1%くらいじゃないかな。0かな?

 

でも、常識と戦わないところも好きです。自分が正しいのに迫害されると、戦いに走る場合も多いのですが、大きな力を持ちながら戦わない。

「そんなムダなことをするヒマはない」

そうです。自分の正しさを証明するのに相手を負かす必要はないのです。そんなヒマがあったら、まだ読んでいない名作の小説でも読みましょう。

 

そして、異端であるなら圧倒的であることは必要。ちょっと違うくらいなら、大勢に飲み込まれてしまうのです。ボクもよく飲み込まれます。

「個人がメディアになる時代、エキサイティングな時代だよ。楽しいな」

どんどんそうなっていますね。一人でもメディアになる時代。

そして仲間同士、力を合わせることもできます。

スゴイ人数が集まりました。撮ってくれた陽田さん、ありがとうございます!

 

なんか、まとまらないけどまとめなくてもいいや。

と終わろうとしたけど、「序破急」を思い出したので、急。

 

こういう風に書いて、わかったつもりになったら、間違っていることも多いのです。

「遊びのような仕事、仕事のような遊び」という言葉もあります。

師、いわく「『仕事のような遊び、遊びのような仕事』ではなく、順番が大切だ。間違えたらダメだよ」

 

ボクの解釈では、仕事とは、人の為にすることで、遊びとは、自分のためにすること。どちらも大切なんだけど、順番が大事。自分より、人なんだ。でも、自分は大切なんだ。店員はお客さんの奴隷ではない。個性が大事。でも個性とは、わがままに振る舞うことではない。

……、師の言葉は、一語だけで理解したつもりになると間違って解釈してしまいます。

エクスマの言葉の中に、互いに矛盾するようにみえるものがあるのは、世の中を俯瞰する離見の見と、役者そのものの視点・ふるまいが並び立つからでしょう。

いや、どうなんでしょう。よくわからなくなってきた…。

 

エクスマ語録に、こういうのがありました。

「ブログは完璧な文章でなく、60点くらいでいいよ」

師の言葉を完璧に解釈するのは芸術と同じで果てがないので、そろそろ投稿します。

(12点は取りたい)

バーゲン・日ソ国交回復・海外旅行・ブラックマンデー・住育・イクメンの日でした(2017.10.19)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、10月19日はこんな日です。

バーゲンの日、日ソ国交回復の日、海外旅行の日、ブラックマンデー、住育の日、イクメンの日

 

※【バーゲンの日】

1895(明治29)年、東京の大丸呉服店が冬物の大売出しを開催し、日本初のバーゲンとなった。

バーゲンという言葉は日本では特価販売、いわゆる安売りという意味で使われます。

「新版 安売りするな! 『価値』を売れ!」藤村正宏 2017年刊行

5年前に同じタイトルで出た本ですが「世の中があっという間に変化して、時代に合わなくなったので書きかえた」と著者の藤村さん。

 

同業他社の動向ばかり気にして、値段の勝負に陥ると現代は際限ない安売り競争に会社も社員も疲弊し、悪循環になります。

社会で働いている方へ。

たくさん似たような会社(店)がある中で、お客様は、どこから買ってもいい、あるいはどこからも買わない、という選択肢がありながら、どうしてあなたのところで買わなければならないのか?

この問いの答えが、安いから・近いからといったことなら、その会社や店は危険です、と著者の藤村さんは語ります。

安売りすると、会社もあなたの生活も維持できません。

そして、お客さんは値段だけで選んでいるわけではないのです。

値段だけで選ぶなら、図書館があれば本屋さんは無くなりますが、現実には本をただで貸しているというだけではお客さんはこないのです。本を売っている本屋さんにはお客さんがいるのに。

図書館の職員がいうのだから間違いがありません。ただでも、やり方を間違えると人は来ないのです。

(でも、東京のまちなかの図書館に行ったら、空いている席がないくらいびっしり人がいました。都会の図書館だけ見ても、田舎の図書館だけ見ても意見が偏ってしまいますね…。)

 

藤村さんは、選ばれることが必要で、それには『独自の価値を伝えよう』と言っています。

図書館の価値って何でしょう?

書店さんと図書館は役割が違うし、そして鹿追町図書館の独自の価値、それをきちんとボクも理解して、伝えていこうと思います。

あ、この本は、商売だけでなく、仕事がつまんない、やりがいを感じていない人が仕事を面白がれる本です。仕事を楽しんで、うまくいっている人たちの話がたくさん出てきます。公務員が読んでも面白いです。

 

 

※【日ソ国交回復の日】

1956(昭和31)年、モスクワのクレムリンで、日本の鳩山一郎首相とソ連のブルガーニン首相が「日ソ国交回復の共同宣言(日ソ共同宣言)」に調印した。

ソ連はサンフランシスコ平和条約に調印しておらず、日本とソ連との戦争状態が続いたままになっていた。

北方領土問題で激しく対立したため、領土問題は棚上げにされたままとなった。

【関連】

北方領土の日 2月7日

 

「祖国をソ連に打った36人の日本人」桧山良昭 サンケイ出版 1982年刊行

むむ、これはいけません。

 

 

※【海外旅行の日】

「遠(10)くへ行く(19)」の語呂合せ。

海外旅行の楽しみ方等について考える日。

 

「海外旅行の知恵と哲学(一カ所にせめて一週間は居たい)」佐藤友之 三五館 2005年刊行

日程の確保ができれば、ぜひ。

 

「パッケージツアー大いに結構(失敗談で綴る海外旅行の知恵)」曽我和三郎 文芸社 2001年刊行

なかなか機会の少ない海外旅行こそ、他人の経験を聞いて役立てたいですね。

 

「何もしないまま出発日になってしまった人の機内で一夜づけ海外旅行英会話」デイビッド・セイン 主婦の友社 2015年刊行

あせる気持ちに応えてくれる一冊です。

 

※【ブラックマンデー】

1987(昭和62)年10月19日月曜日、ニューヨーク株式相場が大暴落した。

ダウ30種平均の終値が先週末より508ドルも下がり、この時の下落率22.6%は世界恐慌の引き金となった1929年の「暗黒の木曜日」を上回った。

この影響は翌日東京にも波及した。

 

「恐慌前夜(アメリカと心中する日本経済)」副島隆彦 祥伝社 2008年刊行

サブプライムローン問題など、アメリカ経済の影響は日本にも大きいですよね。

 

※【住育の日】

住宅の健康とそこに住む人の健康を守るために、業種を超えた専門家が集まり研究活動などを行っている大阪に本部を置くNPO法人日本健康住宅協会が制定した日。

住宅についての教育を行う「住育」の大切さをアピールするのが目的。

日付は10月が住宅月間であることと、10と19で「住育」と読む語呂合わせから。

 

「快適で住みやすい『家のしくみ』図鑑(5人の建築家が教える『住宅設計』のきほん)」住まい方を考える設計者の会 永岡書店 2011年刊行

「後悔しない家づくり(住宅のプロが教える!)」黒須新治郎 現代書林 2005年刊行

毎日過ごす家、ストレスなくいい気分で暮らしたいですね。これから建てる方はぜひしっかりポイントをおさえておいていただきたいです。

 

 

※【イクメンの日】

「父さん(10) 」「育児 (19)」から。

2011年から毎年この日にイクメン オブ ザ イヤーの表彰が行われる。(イクメン オブ ザ イヤー 実行委員会)

 

「忙しいビジネスマンのための3分間育児」おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年刊行

ちょっと短すぎかと思いますが、しかし、家族を守るために仕事が忙しいのであります。でも、仕事頑張りすぎて体も家庭も壊れてしまった…、なんてことにならないように、懸命に働くお父さん、自分も家族もいたわってくださいね。

 

「パパは、絵本作家(毎日のんびり子育て)」のぶみ PHP研究所 2012年刊行

人気絵本作家ののぶみさんのマンガエッセイです。読みやすく、「子育てしてたらこんなことあるよなー」と共感でき、のぶみさんの素直な気持ちの吐露に、やさしい気持ちになれる本です。

 

今日はこのあたりで。

それでは~。

読書と積読書

読書が趣味である。

本は自分の知らなかったことを知ることができる。それが面白い。

本屋さんに行くと、自分の知らないことばかりがあり、それを知りたくなってたくさんの本を買って帰る。

ただ、読むよりも買う方が早くなり、読み終わる前に次の本を買ってしまう。

部屋には読んでない本が積み上がる。これがいわゆる、積読書(つんどくしょ)と言われる状態である。

それが悪いことだと思っていた。

 

でも、「好きなことをやったらいいよ」「考える人、ロダンの積読書なんて面白いと思うよ。積読書を投稿してみたら?」という、ボクの師匠のアドバイスを思い出した。

いや、忘れていたわけではない。

積読書が恥ずかしかったのだ。せっかく買ったのに、読まないのはムダで、役に立たないことにお金を使っているのはダメなことだと。

でも、「好きなことやったらいいよ」というアドバイスがつながった。

先輩の、「恥をかいてもええねん!」という言葉も脳裏をよぎる。

「とにかくやってみよう! ダメならやめればいいんだから」

そうだよなぁ。

こんなことをグルグル考えている間に、本を読めば相当読み進むのだが…。

考えるのが面白いから、それはそれでいいのかな。いいことにしよう。

いままで、趣味はと聞かれて、読書という答えをしていた。

確かに読書は好きなのだが、最近あまりしていない。だから、答えるときに「なんか違うんだけどな…と思っていた。

とうとう、気がついた。今の趣味は読書ではなく、積読書なのではないか。

 

「読まなくてはいけない」

「本棚に片づけなくてはいけない」

というのはやめて。

テーブルやデスクに積みあがる本は、なんとなく、罪悪感もあったし、読書もその他のことも停滞させている。

ので。

積読書専用のスペースを用意しよう。ここに収まりきらなければ片づけるということにする。

なんだかとても楽しい気分になった。いつまで楽しいか分からないけど、ダメならやめればいいんだから、とにかくやってみよう。

 

本屋さんで面白そうな本を見つけた喜び。

それを買って帰る嬉しさ。

でも、読んでいない。そのことに自分を責める気持ちがあったけど、読書が趣味なら読まないのはダメだけど、積読書が趣味なら読まないこともOK。もちろん読んでもいいし。

 

よくわかんないけど、そういう風に整理したらなぜだかワクワクしてきた。

 

「ワクワクすることをやろう!」という師匠たちの言葉を思い出した。

ここにきてようやく、見つかった気がする。

資本論で有名なカール・マルクスは、「労働者は労働を売っているのではなく労働力、つまり労働する可能性を売っているのだ」

と言っていた気がする。

ボクも、本を買っているのではなく、本を読む可能性を買っているのだ。

いつ読んでもいいし、読まなくてもいい。

 

こんな言葉も思い出した。確か、片づけ術の本にこう書いてあった。

「買ったのに使っていないものでも、買ってワクワクした時点であなたにとって貴重な役割をすでに果たしているのです」

だから、もったいないと思わず、罪悪感を持たずに使わないものはありがとう、と思って捨てて片づけてよいのです。と続いたような記憶がある。

ボクは積読書が趣味なので、この理論の都合のいいところをもらうことにする。

ワクワクして積んでおく。

本を読んで役に立てようと思うと、役に立てなければいけないと思い、趣味のはずの読書ができないことでちょっと自分を責めていたのかもしれない。

でも、積読書が趣味なら、積むことで満足なのだ。

 

そうか、あのときの師匠の言葉はこのことを言っていたんだ。

師匠の言葉を理解するのに、2年と5カ月ほどかかった。

 

でも、エクスマをこれから学ぶ人達には、別にわかんなくてもいいから、とにかくやってみることをおススメします。

この文章をワードで下書きするのに、【積読書解消のため】とつけたが、別に解消しないでむしろどんどんやってみようという結論に至りました。

めでたしめでたし。

エクスマセミナー札幌【SNSを活用して選ばれる独自の価値を作ろう】(2017.6.29)はスゴかった。

エクスマセミナーに参加しました。

早速ですが、図書館はピンチでした。

オックスフォード大学の研究によると、これからの多くの仕事は機械が代行するようになっていきます。

図書館員の仕事も例外ではありませんでした。

あのAmazonの倉庫の一部では、すでに全自動化が進んでいて、巨大な倉庫をロボットが行き交って注文の品物をそろえているそうです。

そんなことから考えると、図書館の蔵書も多くはバーコードが貼ってあり、本を運ぶのはいずれ機械の仕事となるのかもしれません。

しかし、しかし、図書館の使われ方はそれ以前からインターネットの環境の変化が起きてから、変わりつつあります。

今、何かわからないことがあって、それを調べるにはパソコンやスマホで検索をすれば、大抵のことは画面に出てきますよね。

「なにかを調べよう」と思った時に、「図書館に行く」という人は年々、どんどん減っていて、スマートフォンの普及率が上がっていくことから、これからも減り続けるのは間違いないでしょう。

図書館が物を調べるだけのところ、本が借りられるだけのところだったら、インターネットがあればいらなくなってしまいます。

 

読書という文化の価値をいかに後世に伝えていけるかが、図書館の存在意義になるような気がします。

 

インターネットは便利ですが、その情報は誰が提供しているのかということに注意しないといけません。

匿名掲示板に「牛丼屋さんでは目の前のケースのサラダは食べ放題だよ」という書き込みがあったからと言って、信じ込んで食べまくって、実は無料ではなく困ったことになったというようなやりとりがありました。

このエピソード自体、真偽は不明ですがその情報は「本当かどうか?」ということを考える必要性を伝えてくれます。

ただ、検索の時代も変わりつつあり、匿名の情報より、特定の個人の発信を受け取ることも多くなりました。Facebookの投稿はほとんどそうですね。

友人や知人の投稿で「面白かったー」という本や映画には、興味を持ちやすいですよね。

また、今はグーグルの検索すらしないで、直接商品名をAmazonのサイトで入力することも増えたそうです。

言われてみて、自分も確かにそういう行動になってるなー、と気がつきました。

「本を読みたいなー」と思った時に図書館を思い出してもらうのは難しい時代になっています。むむむ。

 

ネットの発展だけでなく、AIの進化も我々の仕事に影響を与えています。

無くなっていくのは計算やリストのチェックで済んだり、ルールの決まっている仕事だそうです。

「ロジカルシンキングはAIの得意技だから、直感や慣性を大事にしよう」というお話がありました。

 

このブログもなんか小難しく論理を重ねているような気がしてきたので、方向転換します。

 

「セミナー中にどんどん♯エクスマセミナーでツイートしてね」と言われて、直感でその場で書いたツイッターをアップしてみます。

 

司会のハッピー、あらためて見るとド派手です。テーマも方向性が大事で、一字一句正確に伝えないとダメなんて考えていません。それでええねん。

 

タイトルは聞いたことがあるけど観たことがなかったブレードランナー。藤村先生が実に魅力的に紹介してくれました。

ボクもこういう風に本を紹介できるようになりたいな。

 

7月中旬に発売が予定されている藤村先生の新しい本、有名な作家さん達をおさえて部門ランキング一位、本の総合ランキングでも8位に。

SNSをうまく使えばこんなことがおきます。

SNSで宣伝をしているからではなく、信頼されていたり、興味を持たれているからですね。

 

手紙やDMで培った、お客さんに信頼される方法をSNSで発揮してホワイトボードにキュキュッと書いた完成予想図だけで二日間で460セット、920万円を販売する短パン社長のお話。

SNSが可能にしたのですが、短パン社長が信頼されているのは、相手を思う気持ちをしっかり毎日伝えているから。

だから、お客さんが「短パン社長から」買いたくなるのです。

 

エクスマセミナーでは、ゲスト講師が登場します。今回はなんと豪華に北海道で活躍する女性が三人も。それぞれの仕事やプライベートでの気づきを教えてくれます。

篠木さんは、堅い職場にいたためにやりたいことができず、フリーになったけど、自分のやりたいことをやってもお客さんは来なかった。それがお客さんのためにとはどういうことか考えるきっかけになったということを話してくれました。身につまされました。

 

 

読み返したら菅野さんをディスってる感がありました。ごめんなさい。

 

マジメ過ぎて頑張りすぎる菅野さん。

藤村先生の言う、「好きなことをやろう、そうすれば自分だけの力が身につく」ということで、頑張り方を変えた菅野さん。

お話を聞くうち、ボクも藤村先生の「好きなことをやるといいよ」という言葉の意味をなんとなく理解しました。

【無理して頑張ったって、たいして成果は出ないんだ。でても、ずっと続くわけじゃない。そうじゃなくて、自分の好きなことに触れるチカラを使うんだ。でも、最初はその力の出し方がわからないから、とにかく好きなコトをやるといい】

そういうことかな、と受け取りました。

 

そして、三人目のゲストの登場です。

ツイートはまた失礼なことを書いていますが…。

 

かつての口癖は「命削ってブログ書け!」

頑張って仕事して、責任を持ち、借金も背負って体を壊して、いざ自分が会社にいなくても会社はまわる現実にむなしくなったと話してくれた白藤沙織さん。

ブログをやらせようとしていたときは遠ざかっていた相手が、白藤さんが楽しそうに書き始めたら「私も書きたい!」と言ってくれたエピソード、現代の北風と太陽ですね。

藤村先生の話だけだとただだ圧倒されて終わるところですが、ゲストのお話は現場での紆余曲折を「そんなことまでぶっちゃけていいの!?」というところまで語ってくれるので自分に近く感じます。

 

 

さすがホームページ作りの専門家の白藤さん。

うちのページもお願い…したいところですが予算がないので自分でやらないとね…。

 

三人のゲスト講師の話の後は、藤村先生の再登場。

 

美容師の勝村さんのエピソード。

藤村さんのところへチラシの相談に来た勝村さん。

「サッカー好きなんだろ? サッカーのことを言えばいいじゃん」

の一言に、「仕事でそんなことしていいのかな…」と思いつつ素直に行動したかっちゃん。

 

美容師 → サッカー好きの美容師 → サッカー馬鹿 → 日本一のサッカー馬鹿 → ただの馬鹿 → サッカージャーナリスト

と、自分の好きなことが職業になったスゴイ人です(一部失礼な表現がありますが、本人から聞いたので大丈夫です)。

 

 

写真を撮ってツイートして…、を繰り返しているとスマホの電池が無くなって、こんな感じでまとめました。まとめ過ぎかも。

 

その後の懇親会は、いろいろな人たちに会えたけど、東京でお世話になったクルゼとWifiに会えて嬉しかった!

クルゼは特別にファッションチェックもしてくれました。シャツの裾は外に出すのが東京で流行っているそうです。とても勉強になりました。

懇親会での集合写真。後ろの方は誰が誰やら…というくらい大勢写っています。ボクもどこかにいると思います。

 

とても学びの多かったエクスマセミナー札幌2017。学んだだけで終わらないように、まずはブログにツイートを貼るという技をやっとおぼえたので使ってみました。

体験を売るとは、どういうことなのか。北海道エクスマOB会にて(2017.6.17比布町)

藤村正宏氏の主宰する、エクスマ塾やエクスマセミナーにて、「価値を伝える」ということを勉強している。

北海道エクスマOB会に参加した。

比布町で行われている月に一度の講座の前に、先生がいらっしゃるならと北海道の塾生が同窓会的に企画してくれたものである。ありがたい機会。

先生たちが釧路の話で盛り上がるかたわら、食事に興じるノムリエ(本文の内容とはあまり関係ありません)。

 

先生の講演を聞き、卒業生同士の自己紹介がひとしきり終わって交流会でトークショーが行われた。そこで司会のヴィーノ(芸名。日本人である)からみんなと確認し合いたいと問いかけがあった。

 

エクスマで言う、【モノを売るな体験を売れ】とはどういうことか、みんなわかっているだろうか。

ということについてだった。

 

【体験を売る】とは体験商品とは違う。

そば打ち体験や農業体験は、エクスマの【体験を売る】ということではない。

 

 

実は、3月に東京でも63期の卒業生で同窓会をおこなって、先生から問われていた。

そのときは、「これが言えなかったら塾生って言えないぞ」とのお言葉つきなので、震えあがって常に考えていたが…。

 

世の中に商品・モノはあふれている。

他に代わりの利く【モノ】を売っていても他の人が値段を下げたらそちらが売れていく。そこに対抗して値段を下げても、きちんと利益が出なければ続けていけない。価格競争をしてはいけない。そのために、モノをモノとして売っていてはいけない。

お客さんがそのモノを買うとどうなるのか。

 

例えば、布団がほしい人は、布団がほしいわけではない。

すでに禅問答のようだが、そうではない。いや、そうかも。それは置いておいて…。

 

布団を探している人は、心地よく眠り一日の疲れを取って次の日すっきり目覚めてまた仕事や遊びにエネルギーを発揮したいのだ。

 

ノートにメモって必死に食らいついてみたが、なかなかズバッと答えが出てこない。

考えるのも好きだけど、メモるのも好きです。ちなみにノートの左側に聞いたことを、右側にその話から思いついたこと書きます。中身が濃い話だと記録で精いっぱいで右側はほとんど真っ白です。

 

いきなり自分のことについて考えると迷宮入りするので、仲間の商売で考えてみた。

 

モノを売る=

お客さんによく切れる包丁を買ってもらう。

 

コトを売る=

お客さんが家でストレスなく、また、おいしく料理ができるようになる。

 

体験を売る=

見事に研いだ包丁は、野菜の味さえ変えておいしくなる。野菜の嫌いだった子どもがよく食べるようになって、朝ごはんをきちんと取り、学校でも昼まで元気。健康で成績もよくなった。

お父さんも料理がおいしいので早く帰ってきてみんなで夕飯をとれるようになる。

お母さんも、料理がしやすくなり、イライラしないので家族が仲良くなった。

……ということだろうか?

 

 

企業側・店側が主語になるのか、そうではなく、お客さんの方が主語にならないといけない。売らんがための理屈付けではなく、提供されるお客さんの方から見て、どうであるか。

 

とすると、自分の仕事で考えると…。

 

図書館で本を借りるということは、お客さんに何をもたらすのか。

 

本を借りられる→モノの提供

本を読んだらそのジャンルに詳しくなって、成績や業績が上がる→コトの提供

本とは、先人の経験や知識を集積しているもの。経験や知識や考え方を受け継ぐということは、ゼロからでなく、先人の到達点から出発できる。その分早く、今までのゴールに到着できるし、さらにそこから積み上げていけるということである→体験の提供

 

合っているだろうか…。

そもそも、本ならばテレビや布団以上に、本屋さんにもAmazonなどネット書店にも別の図書館にもまったく同じものがある。

モノで独自化はしがたいのである。

 

読書によって得られる体験…。図書館職員こそわかっていなければならないが、まだまだ整理できていない。

そうであれば、翻って自分が読書で何を得たのか。

難しいな…。

 

あ、ここで【難しい】と思うと答えが出ない。

カンタン、カンタンとつぶやこう。

カンタン、カンタン。明日のボクが考えてくれるさ。

今日は変な日、切腹最中の日。同期会の話とともに。3月14日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

東京で学んだエクスマという塾の同窓会に行きました。モノではなく体験を提供しようという塾です。

多忙の藤村正宏先生、佐藤ゆかり先生も時間を作ってきてくれました。仲間にも、先生たちにも、そして新たな仲間たちも駆けつけてくれて学び、一緒にご飯を食べました。嬉しい時間でした。

何度も聞いたあの言葉、2017年のエクスマでは死語になりました。既存顧客を死ぬほど大切にしていたら、本当に死ぬ目に遭ったお話。
緩やかな関係性にアップデートしましょう。

 

2年前からともに学んで友達になってくれた宮下さん。組織の論理で動くのがなんか嫌で、フリーターという立場を選ぶ。そしてお客さんを選ぶというスゴイ化粧品販売スタッフ。
ピノコも、既存顧客を死ぬほど大切にする手法に自らの体験から異を唱えています。

 

藤村先生は「ブログは読まれない時代になってきている。もちろん、しっかりした記事をちゃんと書くなら意味があるけど、専門性のない話ならツイッターでいいよ」とお話しされました。

さすが先生、心当たりがあって、ギクッ。

 

成熟した高度情報化社会の今日において、2年前に習ったことをいまやっとできるようになってもトレンドは先に進んでいるのです。

つまり、二年も経つと新しかったことが常識化して、他との差異が無くなるので効果が無くなるということです。トホホ。

 

そんなブログの読まれなくなった時代にこのブログへようこそ。

知的好奇心を刺激してつい本に手が伸びる…。なんて、なったらいいな。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月14日はこんな日です。

 

ホワイトデー、キャンディーの日、マシュマロデー、数学の日、円周率の日、国際結婚の日、切腹最中の日、美白デー、さーたーあんだぎーの日

 

あなたはどれが気になりましたか?

ボクは切腹最中の日が気になりました。

一体、なんなのでしょうか?

 

浅野内匠頭が吉良上野介に対し、激高して我慢の限界を超えて城の中であるにもかかわらず、刀を抜いてしまいました。

お殿様の城の中での抜刀。

『殿中でござる! 殿中でござる!』

 

もちろんそんなつもりはないのですが、浅野の行為は主君への反逆という形になり、無念にも切腹することに。

このあと、尊敬する浅野を破滅に追いやった吉良がのうのうと暮らしているのを許せず、部下たちが47人集まって復讐を誓います。

吉良邸への討ち入りです。

 

いろいろ省略しちゃいました。こんな感じが忠臣蔵の物語です。テレビドラマにすると少なくとも3時間くらい。長いと二日連続で放送とかしていました。

その忠臣蔵の話を語り継ごうと和菓子店が商品に『切腹最中』と名付けて、この日を制定したそうです。

 

うちの図書館には…。

「切腹(日本人の責任の取り方)」山本博文 光文社 2003年刊行

切腹の本がありました。以前も紹介していますね。

しかし日本人、責任感強すぎです。

 

『人間の命は地球より重い。死ぬくらいなら逃げたっていい。なにもかも捨てて逃げたらいい。とにかく死んじゃダメだ』とはボクの師匠の言葉です。

一昨日、兄弟子に教えてもらいました。

教えてもらえて良かったです。本当に、良かった。

 

国際結婚の日でした。

「ダーリンは、イギリス人(国際結婚レポート&エッセイ)」ウエイド美加 三修社 2004年刊行

イギリスと日本、環境も教育も違うので考え方や行動が様々な点で違います。

…、そのすれ違いが刺激になっていいのかも。

 

円周率の日でした。

『円周率は3.14とする。』という文を、学校のテストの時によく見たような記憶がよみがえりました。

 

「はてしない数の物語(平方根・無理数)」堀江千代子 国土社 1995年刊行

割り切れないことで有名な円周率。小数点以下の桁は無限に続く。とすると、その桁は最後までみることができません。見ることがないのに、なぜ無限に続くのか。本当はめっちゃ頑張って計算すれば、最後には割り切れるんじゃないの?

そんな疑問が湧いてきたとき、先生は答えてくれるでしょうか?

先生が答えてくれないときにこの本を読んでみましょう。

 

 

鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までです。

切腹が気になったらおいでくださいね。

遠くの方は、どこかで一冊でも手に取ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

それでは~。