エクスマセミナーに参加しました。
早速ですが、図書館はピンチでした。
オックスフォード大学が認定する、あと10年で無くなる仕事のリストです。
あなたの仕事はどうですか?
ボクの仕事は危ないです。
図書館はロジックを積み上げて仕事する職場だからコンピュータの得意分野だなぁ。
感性で仕事しましょう。#エクスマセミナー pic.twitter.com/0RDAy52Aww
— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
オックスフォード大学の研究によると、これからの多くの仕事は機械が代行するようになっていきます。
図書館員の仕事も例外ではありませんでした。
あのAmazonの倉庫の一部では、すでに全自動化が進んでいて、巨大な倉庫をロボットが行き交って注文の品物をそろえているそうです。
そんなことから考えると、図書館の蔵書も多くはバーコードが貼ってあり、本を運ぶのはいずれ機械の仕事となるのかもしれません。
しかし、しかし、図書館の使われ方はそれ以前からインターネットの環境の変化が起きてから、変わりつつあります。
今、何かわからないことがあって、それを調べるにはパソコンやスマホで検索をすれば、大抵のことは画面に出てきますよね。
「なにかを調べよう」と思った時に、「図書館に行く」という人は年々、どんどん減っていて、スマートフォンの普及率が上がっていくことから、これからも減り続けるのは間違いないでしょう。
図書館が物を調べるだけのところ、本が借りられるだけのところだったら、インターネットがあればいらなくなってしまいます。
読書という文化の価値をいかに後世に伝えていけるかが、図書館の存在意義になるような気がします。
インターネットは便利ですが、その情報は誰が提供しているのかということに注意しないといけません。
匿名掲示板に「牛丼屋さんでは目の前のケースのサラダは食べ放題だよ」という書き込みがあったからと言って、信じ込んで食べまくって、実は無料ではなく困ったことになったというようなやりとりがありました。
このエピソード自体、真偽は不明ですがその情報は「本当かどうか?」ということを考える必要性を伝えてくれます。
ただ、検索の時代も変わりつつあり、匿名の情報より、特定の個人の発信を受け取ることも多くなりました。Facebookの投稿はほとんどそうですね。
友人や知人の投稿で「面白かったー」という本や映画には、興味を持ちやすいですよね。
また、今はグーグルの検索すらしないで、直接商品名をAmazonのサイトで入力することも増えたそうです。
言われてみて、自分も確かにそういう行動になってるなー、と気がつきました。
「本を読みたいなー」と思った時に図書館を思い出してもらうのは難しい時代になっています。むむむ。
ネットの発展だけでなく、AIの進化も我々の仕事に影響を与えています。
無くなっていくのは計算やリストのチェックで済んだり、ルールの決まっている仕事だそうです。
「ロジカルシンキングはAIの得意技だから、直感や慣性を大事にしよう」というお話がありました。
このブログもなんか小難しく論理を重ねているような気がしてきたので、方向転換します。
「セミナー中にどんどん♯エクスマセミナーでツイートしてね」と言われて、直感でその場で書いたツイッターをアップしてみます。
札幌では6年ぶりに開催のオフィシャルエクスマセミナーが始まりました。
テーマは【SNSを活用して何たらかんたら】。
午後1時から9時までの遊びのような勉強、勉強のような遊びの時間です。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/OVJpVwvxMS— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
司会のハッピー、あらためて見るとド派手です。テーマも方向性が大事で、一字一句正確に伝えないとダメなんて考えていません。それでええねん。
いかに面白く映画を紹介できるか、プレゼンの勉強になりますね。そして、ブレードランナーが観たくなりました。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/zuKNL4NjpL— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
タイトルは聞いたことがあるけど観たことがなかったブレードランナー。藤村先生が実に魅力的に紹介してくれました。
ボクもこういう風に本を紹介できるようになりたいな。
有名ではなくても、メディアで取り上げられなくてもわずか数時間でアマゾンランキングで上位に。本が売れるのはSNSを使っているから。
でも、勘違いしてはいけないのはSNSを使えばうまく行くのではなく、普段の取り組みが大事だということでした。ふむふむ。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/2TyynGOy3F— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
7月中旬に発売が予定されている藤村先生の新しい本、有名な作家さん達をおさえて部門ランキング一位、本の総合ランキングでも8位に。
SNSをうまく使えばこんなことがおきます。
SNSで宣伝をしているからではなく、信頼されていたり、興味を持たれているからですね。
カタログもチラシも作らず、値段も決めないでFacebook、twitter、Instagramへホワイトボードに手書きしたイラストを写真に撮ってアップすると売れる。
SNSをきちんと使うとスゴイことが起こるし、短パン社長の発信力がスゴイ。
#短パン社長
#エクスマセミナー pic.twitter.com/zQwA4Uo743— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
手紙やDMで培った、お客さんに信頼される方法をSNSで発揮してホワイトボードにキュキュッと書いた完成予想図だけで二日間で460セット、920万円を販売する短パン社長のお話。
SNSが可能にしたのですが、短パン社長が信頼されているのは、相手を思う気持ちをしっかり毎日伝えているから。
だから、お客さんが「短パン社長から」買いたくなるのです。
ゲスト講師1人目、元小学校の教員、篠木麻希さんのお話。
「独立して講座を立ち上げてもお客さんは0だった。テクニックや自分の功名心が先に立っていた」
「付箋の良い使い方を教えるのが仕事ではなく、それでお客さんの悩みを解決することまでが仕事」
ステキです。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/2AScmMLwV5— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
エクスマセミナーでは、ゲスト講師が登場します。今回はなんと豪華に北海道で活躍する女性が三人も。それぞれの仕事やプライベートでの気づきを教えてくれます。
篠木さんは、堅い職場にいたためにやりたいことができず、フリーになったけど、自分のやりたいことをやってもお客さんは来なかった。それがお客さんのためにとはどういうことか考えるきっかけになったということを話してくれました。身につまされました。
2人目のゲスト講師、マインドデザインが仕事の菅野ゆかりさん。
「ずっと頑張ってきて」
うんうん。
「頑張るのをやめました」
なるほど。
「頑張るのをやめてSNSを一生懸命頑張りました」
…笑うところかなと思ったけどみんな静かに聴いていたので笑うのをやめた。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/t901vWhUju— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
読み返したら菅野さんをディスってる感がありました。ごめんなさい。
マジメ過ぎて頑張りすぎる菅野さん。
藤村先生の言う、「好きなことをやろう、そうすれば自分だけの力が身につく」ということで、頑張り方を変えた菅野さん。
お話を聞くうち、ボクも藤村先生の「好きなことをやるといいよ」という言葉の意味をなんとなく理解しました。
【無理して頑張ったって、たいして成果は出ないんだ。でても、ずっと続くわけじゃない。そうじゃなくて、自分の好きなことに触れるチカラを使うんだ。でも、最初はその力の出し方がわからないから、とにかく好きなコトをやるといい】
そういうことかな、と受け取りました。
そして、三人目のゲストの登場です。
今回は女性のゲスト講師が3名。いいことをいっぱい聞きました。
一つ問題があって、ボクは化粧と服装をキメた女性の見分けがつきません。
結果、早くもどれが誰の言葉か分かんなくなってきました。
ゆかりんとさおりんが特に混ざって、難しいです。#エクスマセミナー pic.twitter.com/H0Lqx3zTrL
— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
ツイートはまた失礼なことを書いていますが…。
かつての口癖は「命削ってブログ書け!」
頑張って仕事して、責任を持ち、借金も背負って体を壊して、いざ自分が会社にいなくても会社はまわる現実にむなしくなったと話してくれた白藤沙織さん。
ブログをやらせようとしていたときは遠ざかっていた相手が、白藤さんが楽しそうに書き始めたら「私も書きたい!」と言ってくれたエピソード、現代の北風と太陽ですね。
藤村先生の話だけだとただだ圧倒されて終わるところですが、ゲストのお話は現場での紆余曲折を「そんなことまでぶっちゃけていいの!?」というところまで語ってくれるので自分に近く感じます。
3人目のゲスト講師はホームページを作る会社の白藤沙織さん。
エクスマを学んで、会社案内を作り直しました。
【誰に】【何を伝えて】【どうしてほしいのか】を見直した様子の写真です。
こ、これは…。
うちの図書館のホームページは超ヤバいのでこっそり見直さないと…。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/TUNSYwUHpk— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
さすがホームページ作りの専門家の白藤さん。
うちのページもお願い…したいところですが予算がないので自分でやらないとね…。
三人のゲスト講師の話の後は、藤村先生の再登場。
勝村大輔さんの事例。
かつては仕事とプライベートを分けていましたが、サッカー好きの美容師としてブログとSNSに挑戦。
毎日ブログを書いて文章力アップ。
SNSに毎日投稿して影響力アップ。
美容師から、とうとうサッカージャーナリストへ。
かっちゃんスゴイ!
#エクスマセミナー pic.twitter.com/F5S6tTITx3— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
美容師の勝村さんのエピソード。
藤村さんのところへチラシの相談に来た勝村さん。
「サッカー好きなんだろ? サッカーのことを言えばいいじゃん」
の一言に、「仕事でそんなことしていいのかな…」と思いつつ素直に行動したかっちゃん。
美容師 → サッカー好きの美容師 → サッカー馬鹿 → 日本一のサッカー馬鹿 → ただの馬鹿 → サッカージャーナリスト
と、自分の好きなことが職業になったスゴイ人です(一部失礼な表現がありますが、本人から聞いたので大丈夫です)。
写真撮ってツイートし過ぎてスマホの電池無くなってきた…。
ピンチ。
まとめると、大企業より個人の方がやりやすくなってきたのでエキサイティングな時代になっていました。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/eZgfuS93ug— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
写真を撮ってツイートして…、を繰り返しているとスマホの電池が無くなって、こんな感じでまとめました。まとめ過ぎかも。
その後の懇親会は、いろいろな人たちに会えたけど、東京でお世話になったクルゼとWifiに会えて嬉しかった!
クルゼは特別にファッションチェックもしてくれました。シャツの裾は外に出すのが東京で流行っているそうです。とても勉強になりました。
とても学びの多かったエクスマセミナー札幌2017。学んだだけで終わらないように、まずはブログにツイートを貼るという技をやっとおぼえたので使ってみました。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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