Category Archives: 郷土資料

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鉄道・世界標準・プラレール・PTA・くまのプーさん原作デビュー・1974年長嶋茂雄引退の日でした。(2017.10.14)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、10月14日はこんな日です。

鉄道記念日(鉄道の日)、世界標準の日、PTA結成の日、プラレールの日、くまのプーさん原作デビューの日

 

※【鉄道の日】

1922(大正11)年に「鉄道記念日」として制定。

1872(明治5)年9月12日(新暦10月14日)、新橋駅(後の汐留貨物駅・現在廃止)~横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)を結んだ日本初の鉄道が開業した。

「鉄道記念日」のままでは国鉄色が強いということで、1994(平成6)年に運輸省(現在の国土交通省)の提案により「鉄道の日」と改称し、JR以外の民間鉄道も巻き込んだ記念日となった。

 

「世界鉄道珍道中」山下裕 論創社 1989年刊行

三十年近く前の本を発見。

 

「シベリヤ鉄道殺人事件」西村京太郎 光文社 1995年刊行

鉄道ミステリといえば、第一人者西村御大ですね。

 

「鉄道員(ぽっぽや)」浅田次郎 集英社

雪の中、語らず自分の仕事に専念する高倉健さんの演技の印象がすごく強いです。

 

「高倉健とすばらしき男の世界(映画『鉄道員』)」『鉄道員』メイキング編集部 1999年刊行

こちらもあわせてどうぞ。

 

「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 角川書店 1989年刊行

宮沢賢治さんの代表作、名作ですね。

 

「銀河鉄道999」松本零士 小学館

松本零士さんの代表作、名作ですね。

 

「世界の車窓から あこがれの鉄道旅行」テレビ朝日コンテンツ事業部」2005年刊行

夜、番組と番組の間にちょっと流れるこの番組(?)、落ち着くナレーションとBGMで好きでした。

 

 

「鉄道の歴史を探る(文明開化の花形)」鹿追町郷土史研究会 2002年

「十勝の国 私鉄覚え書 十勝鉄道 河西鉄道 拓殖鉄道」加田芳英 1984年刊行

貴重な郷土資料となっています。鹿追をかつて走っていた鉄道を調べるときはまずこちらから。

 

 

※【世界標準の日(World Standards Day)】

国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が制定。

世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらう日。

アメリカ合衆国では10月11日、フィンランドでは10月13日、イタリアでは10月18日をそれぞれ世界標準の日と定めている。

 

標準というものを作ることは、とても大切で、一昨日【日本の図書館分類法の父】と呼ばれる間宮不二雄さんについて、浦幌の持田誠学芸員さんに教わってきました。

間宮さんの尽力で日本の本の分類法が標準化され、図書館の整理方法が確立されました。賛否両論ありますが、標準がないと賛否の議論もできず各図書館のルールがあまりにもバラバラだと利用者さんが困りますよね。

 

「江戸語・東京語・標準語」水原明人 講談社 1994年刊行

方言も大事ですが、多くの方と意思疎通できる標準語、大事です。

 

 

※【PTA結成の日】

1952(昭和26)年、PTAの全国組織、日本父母と先生全国協議会(現在の日本PTA全国協議会)が結成された。

【関連】

PTA週間 10月14日~10月20日

 

ただいま、PTA週間なのですね。

「PTA、やらなきゃダメですか?」山本浩資 小学館 2016年刊行

共働きや、逆の事情も増えてなかなか役員決めが難しいと聞きました。

 

「ワードで作る!PTA・自治会のためのチラシ・広報誌・プレスリリースらくらく作成ガイド」増田ゆきみ 秀和システム

そんな中、役員になったあなたを助けるこの一冊であります。

 

 

※【プラレールの日】

1997年に制定され、トミー(現タカラトミー)より「特別限定復刻版ちんちんでんしゃ」が発売された。毎年10月14日にはこれを記念して限定復刻版が発売される。

 

「プラレール大集合 ほんとうに走っている列車とくらべてみよう!」永岡書店 2016年刊行

男の子はプラレール好きの子が多いです。プラレールの本、にこにこして借りてくれます。

ボクも昔、レールを組み合わせて遊んだなー。

 

 

※【くまのプーさん原作デビューの日】

世界中で愛されている「くまのプーさん」の原作が発売された日(1926年10月14日)を記念日として制定したのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社」。プーさんとゆかいな仲間達が楽しく暮らす100エーカーの森にちなみ、環境・森林保護を考える日としている。

 

「くまのプーさん心がふっとラクになる言葉(英訳つき)」PHP研究所 2012年刊行

はちみつを食べる姿がとても幸せそうなプーさん。みんながいやされていますね。

 

 

※【長嶋選手引退の日】

1974年(昭和49年)のこの日、「ミスタージャイアンツ」と呼ばれる長嶋茂雄選手が引退した。後楽園球場での中日戦の後にセレモニーが行われ、「私は今日引退しますが、わが巨人軍は永久に不滅です」の名台詞も。38歳であった。

 

長嶋さんは38歳で引退なんですね。スポーツ選手はサラリーマンよりずっと早く第二の人生が始まります。

「長嶋茂雄(プロ野球を変えた男)」永島直樹 ぎょうせい 1991年刊行

古い本ですがボクがひそかにおススメしている【名球会comics】シリーズです。マンガで往年のプロ野球スター選手の生い立ちや偉業が読めます。ただ、今の野球少年にとって、長嶋さんはともかく、25年以上前に刊行されたスポーツ選手は名前を聞いたことがなくてなかなか手に取られにくくなったシリーズです。なんとか読んでもらいたいなぁ。もちろん、当時の野球少年たちにもおススメで、懐かしく読めます。逆にそちらの世代におススメした方が喜ばれるかな?

 

 

今日はこのあたりで。それでは~。

電話・警察の本を紹介、9月11日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

9月11日はこんな日です。

 

公衆電話の日、警察相談の日

 

※【公衆電話の日】

1900(明治33)年、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋と上野駅前および熊本市内に設置された。

当時は「自動電話」と呼ばれていて、交換手を呼びだしてからお金を入れて相手に繋いでもらうものだった。1通話5分以内で料金は15銭。

そばが約2銭、手紙3銭の時代。

1925(大正14)年、ダイヤル式で交換手を必要としない電話が登場してから「公衆電話」と呼ばれるようになった。

 

鹿追町の郷土資料保存館にも、電話の交換機が展示してありますよ。

 

「北海道の電信電話年代記(IT時代への軌跡)」田村巌 株式会社NTTクオリス 2002年刊行

通信手段の発達が、世の中の発展を進めてきました。

 

「物知りなんでも大事典(全国こども電話相談室)」小学館

こども電話相談室に寄せられたこどものギモンにお答え!

大人なると、「そういうもんなの!」で済ませることも、子どもは気になるのです。

 

 

※【警察相談の日】

警察庁が1999(平成11)年に制定。

警察への電話相談番号「#9110」から。

#9110に電話すると警視庁と各道府県警察本部に設置されている

総合相談室につながる。

この日に限らず1年中、各種事件の困りごとの相談に応じる。

 

困りごとと言っても、こども電話相談とはまた違うので、こちらは「気になる」というだけでは電話してはダメですね。

 

「なんでこれが交通違反なの!?(警察は教えない126の基礎知識)」今井亮一 草思社

うーん、お聞きしたくなる時はありますよね。

 

「機動警察パトレイバー」ゆうきまさみ 小学館

少年サンデーで連載していた名作ですね。

謎の書庫にあるので、気になる方はスタッフまでお声かけください。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。よかったら寄って行ってくださいね。

 

今日は九九の日。9月9日(2016)でした。

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

9月9日はこんな日です。

 

菊の節句、重陽の節句、救急の日、温泉の日、カーネルズデー、世界占いの日、

吹き戻しの日、九九の日、栗きんとんの日、

食べものを大切にする日、親子でCOOK(くっく)の日、秋のロールケーキの日、手巻寿司の日

 

 

※【菊の節句,重陽の節句】

奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なることから「重陽」と呼ばれる。

陽の極が2つ重なることからたいへんめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って、

菊の花をかざったり酒を酌み交わして祝ったりしていた。

菊の花には万病に効霊力があると信じられていた。

また、旧暦時代は穀類の収穫が終わった後で「刈り上げ節句」とも呼ばれ、

収穫に感謝する重要な式日だったが現在は廃れてしまった。

 

今年は、十勝、曇りや雨にたたられて作物の出来が残念なようです…。

菊と言えば、こちら。

 

「菊次郎とさき」ビートたけし 新潮社 1999年刊行

 

 

※【救急の日】

厚生省(現在の厚生労働省)が1982(昭和57)年に制定。

「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合せ。

救急業務や救急医療について一般の理解と認識を深め、救急医療関係者の士気を高める日。

 

「夜明けの救命救急センター」高橋義彦 健友館 2002年刊行

夜中に救急車を呼ぶのはためらわれますが、しかし、尿管結石になったときは、あまりの痛みに朝まで我慢できず、119番に電話しました。すぐに救急車が来てくれて、病院に運んでもらいました。消防のみなさん、ありがとうございました。

 

※【温泉の日】

大分県九重町が制定。

町内に数多くの温泉が点在し、「九重九湯」と言われることから。

 

「清野正次の足跡(然別湖畔温泉開発の祖)」高橋行夫 鹿追町郷土史研究会 1999年刊行

鹿追町にある神秘の湖、然別湖の温泉について書かれています。

鹿追の大切な郷土資料です。

高橋先生にはいつも郷土のことを教わっております。ありがとうございます。

 

 

※【カーネルズデー】

ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースの誕生日

1890年9月9日を記念して、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社が2003(平成15)年に制定。

カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンのオリジナルチキンを生んだとともに、外食産業においてフランチャイズチェーンの基礎をつくった人物であり、おいしさに対して独自のこだわりを貫いた人物であることから、食べることの大切さと楽しみをお客様と考える日にとの想いから生まれた日。

 

「ぼくのフライドチキンはおいしいよ(あのカーネルおじさんの、びっくり人生)」中尾明 PHP研究所

カーネル・サンダースの姿は思い浮かぶけど、どんな人かは意外と知られていないのでは。ボクも知らないので、ちょっと気になりました。

 

 

※【世界占いの日】

日本占術協会が1999(平成11)年に制定。

この日が「重陽の節句」であること、ノストラダムスの終末の予言の日は1999年9月9日と

されていること、この日の数字を全部合計すると46で、46の2つの数を足せば10になり

完成を物語る数であること、明治4年9月9日に時間の数え方を西洋式に改めたこと、

この日が「救急の日」で占いは運命の救急であるとのことから。

 

「透視術(予言と占いの歴史)」ジョゼフ・デスアール 白水社 2003年刊行

ノストラダムスとは、なんだったのでしょうか。

 

 

※【吹き戻しの日】

兵庫県東浦町の日本吹き戻し保存協会が制定。

子供の玩具である吹き戻しをPRする日。

 

吹き戻しって、知らないなーと思ったら、キセルみたいな形をしていて、口にくわえて吹くと、ピーッと伸びてまた縮むアレでした。

伝わってますか?

あれはお祭りのときとかに出店で買ってもらって遊んだ記憶がありました。吹き戻しというんですね。

 

「なつかしおもちゃ図鑑(四季の草花あそびとなつかし工作おもちゃ)」中村章伯 高橋書店

これに載っているのかな? 名前を知らなかったけど、昔遊んでいたおもちゃがたくさん載っていそうです。

 

 

※【「午砲の制」発布】

1871年江戸城旧日本丸で、この日初めて昼12時に大砲を一発。

世間ではドンと呼ばれ、これが正午の告知として普及。

正確な時刻に縁のなかった庶民の、時刻の象徴的存在に

 

むむ、日本人はこの時を境に時間管理されるようになってしまったのか…。

 

「仕事が早くなる! ダンドリ&整理術(『時間管理』『タスク管理』『資料類の整理』をレベルアップさせよう!)」日本能率協会マネジメントセンター 2013年刊行

これは読むべき本でした。ボクが。

 

 

※【九九の日】

2007年3月1日に日本記念日協会が認定。

九九は算数の基礎であり、日常生活でも良く使われる。

その意味から九九を物事の基礎、基本ととらえ、多くの人に「もう一度、基礎、基本を見直して、初心に戻って物事に取り組んでもらう日」をと、石川県の西満憲氏の申請により制定。

日付は9と9で「九九」だが、学校の夏休み明けでもあり、九九を学ぶ日にふさわしいのではとの思いから。

 

「ちびまる子ちゃんのかけ算わり算(かけ算九九から筆算まで計算のしくみがわかる)」福嶋淳史 集英社 2015年刊行

親しみやすく学べるのはいいですよね。

 

 

※【栗きんとんの日】

栗きんとん発祥の地とされる岐阜県中津川市が制定。

 

ボクのイメージは、栗きんとんと言えばおせちです。

「簡単おせちとごちそうレシピ(初めてでも、忙しくても、1日でもできる!)」堀江ひろ子 主婦の友社

おせちの準備には、まだちょっと早いですね。

 

 

※【食べものを大切にする日】

「食べものを大切運動」に取り組んでいる財団法人ベターホーム協会が制定した日。

食べものを捨てることなく食べきることが健康にも通じるとから、健康長寿を祝う重陽の節句にあたる9月9日としたもの。

また、食べものを「捨てないん(ナイン)」「残さないん(ナイン)」の語呂合わせからも。

 

「『あまった食べ物』が農業を救う(ウンコと生ゴミを生かす循環社会)」山田浩太 PHP研究所

日本では、相当の食品・食材が食べられることなく廃棄されるという事実もあります。せめてゴミにせず、活かしましょう。

 

 

※【親子でCOOK(くっく)の日】

親子で調理をする意義を見直し、調理する楽しさを再発見してもらおうと森永製菓株式会社が制定。

日付は9と9で「COOK(くっく)」と読む語呂合わせから。

英語では「Family cooking day」。

 

「親子でつくれるひばりっこくらぶ保育園の偏食解消レシピ」MAMA-PLUG K&Bパブリッシャーズ 2012年刊行

これは今日にぴったりの本ですね。

 

※【秋のロールケーキの日】

スイーツを製造販売している株式会社モンテールが制定した日。

人気商品の「手巻きロール」シリーズをより身近なおやつにしたいとの願いから生まれた日で、日付は9と9で「くるくる」「キュッキュッ」とロールケーキを手で巻いたイメージと、

ロールケーキが9の字に見えることから。

これで6月6日の「ロールケーキの日」とともに、秋にもロールケーキのシンボルとなる日が誕生。

 

「おいしさくるくるロールケーキ(柳瀬久美子のとっておきレシピ)」柳瀬久美子 サンリオ

家でできるんですね。食べたい。

 

 

※【手巻寿司の日】

水産加工品などを製造している石川県七尾市の株式会社スギヨが制定した日。

9を「くる」と読んで、9月9日を「くるくるする日」として家族で手巻寿司を食べるアットホームな日になって欲しいとの願いが込められている。

学校給食のメニューに取り入れてもらうなどの活動を行う予定。

 

みんなで手巻寿司、楽しい時間てすね。

 

「さかな食材絵事典(お寿司のネタもよくわかる)」広崎芳次 PHP研究所

えんがわって、寿司屋さんでよく出てきますけど、魚の名前では聞いたことがないですよね。知らないことがいっぱいあります。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までに加え、金曜日なので一時間延長して午後7時までの開館です。降り続く雨も心配ですが、よかったら寄って行ってくださいね。

 

今日は何の本? 7月31日(2016) こだま、パラグライダー、蓄音機の日

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。

 

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム

ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

7月31日はこんな日です。

 

こだまの日、パラグライダー記念日、蓄音機の日

 

※【こだまの日】

1959(昭和34)年、特急こだまが、狭軌鉄道での世界最高速記録を樹立した。

 

「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。(金子みすゞ詩集百選)」金子みすゞ ミヤオビパブリッシング

このタイトルだけでも、何か心に余韻が残りました。

 

 

※【パラグライダー記念日】

1988(昭和63)年、北九州市の皿倉山で第1回パラグライダー選手権が開かれた。

若者を中心に愛好者が急増しているスカイスポーツのひとつ

 

「パラグライダーにチャレンジ 2002-2003」イカロス出版

空へのあくなきチャレンジを続けていそうな名前の出版社さんです。

そう言えば、イカロスの出てくる歌を小学校の音楽の時間によく歌った思い出が…。

ギリシャ神話に出てくる少年、イカロス。あの話、神さまがひどくないですか?

 

 

※【蓄音機の日】

1877年(明治10年)にエジソンが蓄音機(フォノグラフ)の特許を取得したことによる。

ちなみに蓄音機といえば、拡声器に耳を傾けている犬がデザインされたビクターのトレードマークが有名。

これはイギリスの画家フランシス・バロードが1889年に描いた絵が元になっており、

ニッパーという名の犬が蓄音機から流れる亡き主人の声を聞いている姿が描かれている。

また、イギリスのCD販売チェーン「HMV」の名称は、この犬の絵のタイトル「His Master’s Voice(彼のご主人の声)」

の頭文字に由来している。

 

HMVの名前の由来はあの犬の絵にあったのですね。知らなかった―。

 

 

「昔の映像・音楽・写真をデジタル化する方法 (VHS|ベータマックス|8mmビデオ|レーザーディスク|MiniDV|レコード|カセットテープ|MD|DAT|フィルム|紙焼き)」村上俊一 翔泳社 2010年刊行

レコードやカセットテープなどアナログの味わいもいいのですが、再生機がどんどんなくなっていってしまうのでデジタルデータにしておくのは大事なことだと思います。

やっておかなければ再生不可能になるメディアもありそう。

自分の持っているCDのデータをスマホに入れておけば、思い出の曲がいつでもカンタンに聴けるし、いい時代になりましたね。

当町の郷土資料保存館にもレコードが置いてあって(置いてあるだけで聴けないのですが)、この間の郷土資料保存館のオープンの時に年配の方が、「お、○○の曲がある。懐かしいなー」「これ鳴るの? そうか、聞きたかったなー。この曲はね…」と思い出を聞かせてくださいました。

青春時代を思い起こす時間に、郷土資料館保存館も役に立っているんだなぁと、ほっこりして嬉しくなりました。

 

そう考えると図書館もいろいろな年代の本があって、思い出の、懐かしの、青春の一冊にもまた巡り合えるかもしれないですね。うんうん。

 

鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。お時間ありましたら、寄って行ってくださいねー。

 

全国のいろんな図書館でみなさんの大切な一冊とのめぐりあいがあるんだろうなー、と思うとまたほっこり。

 

 

今日は何の本? 6月15日(2016) 暑中見舞い・信用金庫・オウムとインコ・米百俵・生姜・千葉県民・栃木県民の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。

 

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム

ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

6月15日はこんな日です。

 

暑中見舞いの日、信用金庫の日、オウムとインコの日、米百俵デー、生姜の日、

千葉県民の日、栃木県民の日、

 

北海道は朝晩寒くてストーブをつけたりしてしまう今日この頃、みなさまはどうお過ごしでしょうか? もう暑中見舞いの準備が始まるのですか…。

 

※【暑中見舞いの日】

1950(昭和25)年、暑中見舞いはがきが初めて発売された。

当時の額面は2円で5000万枚が発行された。

 

「心からのお見舞い」パッチ・アダムス 英潮社 2000年

病気やけがで治療中の方のお見舞いについての心得、注意点などについて書かれた本です。

こういう本は知らなかったです。

 

 

※【信用金庫の日】

全国信用金庫協会が制定。

1951(昭和26)年、「信用金庫法」が公布された。

 

「風の吹くままに」千葉章仁 帯広信用金庫 2015年刊行

こちらは千葉さんがめぐり感じた十勝の風景とかつての開拓の足跡を記したものを今年で創業100周年をむかえた帯広信用金庫さんが再録して発行したものでした。貴重な地域資料となります。わが鹿追町もたっぷり載っています。

「十勝で唯一国有鉄道が走っていない町」、という記述に「えー、うちの町だけ無かったの? ずるくない?」という、せつなさを感じましたが、私鉄が二路線も走ったのは、だからこそなのでしょう。

町の過去、当時の暮らしに思いを馳せるきっかけに、また、郷土を知る資料として役立ちます。ありがとうございます。

 

 

※【オウムとインコの日】

鳥類を飼養する人たちへの啓蒙活動などを行う団体「TSUBASA」が制定。

「オウム(06)インコ(15)」の語呂合せ。

 

「ザ・インコ&オウムのしつけガイド」マティー・スー・エイサン 誠文堂新光社 2005年刊行

インコやオウムって、しつけできるのですね。飼っている方には常識なのかな?

これから飼おうかな、とお思いの方はぜひご利用くださいね。

 

 

※【米百俵デー】

新潟県長岡市が1996年に制定。

1870年(明治3年)のこの日、長岡藩へ支藩三根山藩から贈られた米百俵の代金で

「国漢学校」が開校したことを記念。

 

「米百俵の心(小林虎三郎の決断)」稲川明雄 考古堂書店 2001年刊行

教育は人づくりである。として、大事なお米を学校を作る資金にする英断。簡単ではないです。いまお腹をすかせても、未来のために使おうという崇高な精神。見習いたいです。ボクなら塩辛のせて食べちゃうかも。

 

 

※【生姜の日】

古くからすぐれた調味料として、体に良い食材として、生活に取り入れられてきた生姜は、

奈良時代から神様への供え物として献じられ、6月15日に感謝の祭りが行われてきた。

この日を生姜の魅力を多くの人に知ってもらうきっかけの日にしようと、生姜の研究や商品開発を行っている株式会社永谷園が制定。

ちなみに、生姜の古名である「はじかみ」を名乗る石川県金沢市の「波自加弥神社」ではこの日に「はじかみ大祭」が行われる。

 

「銀座のジンジャーからうまれた生姜ドリンク&カフェレシピ77(体ポカポカ、頭スッキリ!)」銀座のジンジャー ホーム社 2014年刊行

生姜はすりおろしたものをそうめんのつゆに入れて食べるとさっぱりしておいしいですよね。生姜ドリンクは、ジンジャーエールをたまに飲みます。こちらも好きです。

 

 

※【千葉県民の日】

千葉県が1984(昭和59)年に、人口が500万人を突破したことを記念して制定。

1873(明治6)年、印旛県と木更津県が合併して千葉県が誕生した。

県民一人ひとりが郷土への理解と関心を高めふるさとを愛する心を育むことを願う日。

 

※【栃木県民の日】

栃木県が1986(昭和61)年に制定。

1873(明治6)年6月15日、(旧)栃木県と宇都宮県が合併して、栃木県がほぼ現在の形になった。

 

テレビで、栃木出身のお笑いタレントと、宇都宮出身のお笑いタレントがふざけてどちらの町が優れているか言い合いをしているのを見た記憶がありますが、ここからきているのかもしれませんね。宇都宮県があったとは、知らなかったです。無学。

 

「千葉県の民話(証誠寺のタヌキばやしほか)」日本児童文学者協会 偕成社

なんて読むのかな、と良く漢字を見たら、もしかして「しょうじょうじ?」

こどもの頃よく歌っていたあの童謡のしょうじょうじって、こういう字を書くんですか!

こちらも初めて知りました。ちょっと感動。でも、ちょっと調べてみよう。

もともとは「證誠寺」の伝承がもとになっているとのことですが、「住職とタヌキが一緒に踊るということはない。それは違う」というお寺の方からのお話を受けて、歌としては架空の「証城寺」とした、という話もありました。なるほどー。

 

「栃木県の民話(余一話ほか)」日本児童文学者協会 偕成社

各県の代表的なお話が載っているので、このシリーズ、読んでみる価値ありそうです。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本があったらぜひお越しくださいね。

 

今日は何の本? 6月10日(2016) 時・商工会・路面電車・緑豆・夢の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

熊本の余震、まだ震度5強を警戒してくださいと、気象庁より発表がありました。身を守る本を紹介しています。

 

「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行

「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行

「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行

「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行

 

 

いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム

ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

6月9日はこんな日です。

 

時の記念日、商工会の日、路面電車の日、ミルクキャラメルの日、歩行者天国の日、

社会教育法施行記念日、無糖茶飲料の日、緑豆の日、夢の日、

 

 

※【時の記念日】

東京天文台と生活改善同盟会が1920(大正9)年に、

「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定。

「日本書記」の天智天皇10(西暦671)年4月25日(新暦6月10日)の項に、

漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。とあることから。

「漏刻」とは水時計のことである。

 

「時計のひみつ」田中久志 学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室

学研のひみつシリーズです。そういえば、ほぼ狂うことなく時を刻む時計ってすごいですよね。

 

 

※【商工会の日】

全国商工会連合会が1985(昭和60)年に制定。

1960(昭和35)年、「商工会組織等に関する法律」が施行された。

 

「鹿追町商工会記念誌(商工会法制定50周年)」鹿追町商工会 2010年刊行

わが鹿追町の商工会の記念誌です。まさにこの法律の50周年を記念して作られたので、今日にぴったりです。

 

 

※【路面電車の日】

1995(平成7)年のこの日に、路面電車を持つ自治体が開催した「路面電車サミット」で制定。

「ろ(6)でん(10)」(路電=路面電車の略)の語呂合せ。

 

「地下鉄・路面電車」フレーベル館 1996年刊行

わが鹿追町には地下鉄や路面電車はないので、ちょっとなじみがないですが、だからこそ知っておきたい鉄道の図鑑です。

 

 

※【ミルクキャラメルの日】

森永製菓が2000(平成12)年3月に制定。

1913(大正2)年、森永製菓が「森永ミルクキャラメル」を発売した。

それまでは1899年の創業以来「キャラメル」とだけ書いて販売していた。

バラ売りで1粒5厘。当初は、タバコの代用品としておとな向けにつくられた

 

えっ!

おとな向け?

タバコの代用品?

知らなかった…。

 

「キャラメルの値段(昭和30年代・10円玉で買えたもの)」市橋芳則 河出書房新社

森永製菓は創業120年くらいになりますか、すごい。昭和をはるか遡ります。

 

「母のキャラメル(ベスト・エッセイ集)」文芸春秋 2001年刊行

こういう、タイトルだけで読む前からいろいろな物語を想像してしまう本、好きです。

そのときは何気なかった、でも後から思い起こすと大切な想い出。ありますよね。

 

 

※【歩行者天国の日】

1973(昭和48)年、初の歩行者天国が実施された。

 

「繁盛商店街の仕掛け人(街に人を呼び込んだ全国成功事例20)」鶴野礼子 ダイヤモンド社

帯広市の例も載っています。すごい。

 

 

※【社会教育法施行記念日】

1949(昭和24)年、「社会教育法」が公布・施行された。

 

「図書館の時代がやってきた(社会教育から『まち・むら』図書館への50年私史)」山本哲生 教育史料出版会 1999年刊行

これは読んでおきたい…。

 

 

※【無糖茶飲料の日】

無糖茶飲料メーカー・伊藤園が制定。

「無(6)糖(10)」の語呂合せ。

 

なるほど、語呂合わせに納得です。

 

「お茶でやせる(飲むだけでダイエットにはずみがつく)」主婦の友社 1998年刊行

コーラとか、よく飲む方はそれをお茶にするだけでやせます。うん。

 

 

※【緑豆の日】

「りょく(6)とう(十)」の語呂合せで緑豆再発見委員会が制定。

 

「ジャックと豆の木(イギリスのむかしばなし)」アンドレ・フランソワ 西村書店

有名なお話ですよね。

あれ?

最後、どうなったんだっけか…。

 

 

※【夢の日】

夢をかなえてくれた人(夢の実現に力を貸してくれた人)に感謝し、

自分の夢について考え、語り合う日をと、香川県直島の女性が制定した日。

日付は6と10で「夢中」(むちゅうをむじゅうと読む語呂合わせ)

「夢は叶う」(む+10の字の形)などにちなんでいる。

 

「子どもの夢を追って(エリック=カール自伝)」エリック=カール 偕成社 1992年刊行

エリックカールさん…。あ、はらぺこあおむし!!

 

「夢をかなえる100の言葉」ウォルト・ディズニー ぴあ 2003年刊行

ディズニーと夢ほど、納得のいく組み合わせはないかも。

 

「夢を実現するチカラ」日野原重明 扶桑社 2003年刊行

日野原さんの言葉も、深みがあります。

 

「不良少年の夢(全国から集まってきた高校中退者や不登校生と共に戦う元不良だった教師の熱き挑戦!)」義家弘介 光文社

ヤンキー先生、今は参議院議員です。アツい。

 

「夢をかなえる勉強法」伊藤真 サンマーク出版

伊藤さんは弁護士であり、勉強も、勉強を教えるのも得意な方です。この本もいいですよ。

 

「夢・続投!(マスターズ甲子園)」重松清 朝日新聞社

これもアツい。マスターズ甲子園とは、「出身校」という枠でチームを組んで甲子園を目指す大人の甲子園大会です。小説ではなく、多くの「おっさん」たちを取材した、昔の夢を取り戻す熱くなれる一冊です。あ、性別も不問の大会です。

 

「童話づくり(あなたの夢を創ってみませんか)」立原えりか 青春出版社 1980年刊行

これも気になる。勝手に童話を書いてみようかな。

 

「夢はどうしてかなわないの?」大野正人 汐文社 2015年刊行

こども向けかと思いきや、大人が読んでも心にグサッとくる内容です。すぐ読めて、大切なことを思い出します。子育て世代には親子で読んでほしい本です。超おすすめ。タイトルが気になったら読んで!!

 

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、午前10時から午後6時までに加え、一時間延長して、午後7時まで開館です。寄っていってくださいねー。

今日は何の本? 5月21日(2016) 小学校・リンドバーグ翼の日でした。

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

日本の各地で地震が起きています。

起きてほしくない地震ですが、今の科学では地震を起きないようにはできません。せめて、できることをやっておかなくては。地震への備え、身を守る本を紹介しています。

 

「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行

「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行

「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行

「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行

「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行

 

 

いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

5月21日はこんな日です。

 

小学校開校の日、リンドバーグ翼の日、ニキビの日、

 

 

 

※【小学校開校の日】

1869年(明治2年)のこの日、日本初の近代小学校である京都の上京第二十七番組小学校

(後の柳池小学校)の開校式が行われた。

創設者の熊谷直孝(くまがいなおたか)を初め、多くの寄付や献金が、町衆の向学の気風をさらに高めた。

 

小学校、大事ですね。

 

「小学校がまるごと絵本になった」鉢 絵本と木の実の美術館 2009年刊行

この大胆なタイトル、惹きつけられました。

 

「閉校記念誌(鹿追町立幌内小学校)」1973年刊行

「閉校記念誌(鹿美小学校)」1968年刊行

鹿追町の、今はなき学校の記念誌です。

今年発行された「鹿追文藝」第41号の座談会のテーマでも取り上げられています。

 

「至誠通神明(通明小学校開校八十周年記念誌)」2000年刊行

「翔(鹿追小学校開校100周年記念誌)」2011年刊行

「もみじと共に歩んだ100年(笹川小学校開校百周年記念誌)」2013年刊行

こちらは歴史をつむぎ続ける学校の、節目で作成された記念誌です。

ボクの母校の鹿追小学校の記念誌もありますね。

今の時期は、毎日グランドで運動会の練習ばかりしていたな、とか、思い出していました。

本当に毎日だったかは、ちゃんと思い出せないのですけどね。

 

※【リンドバーグ翼の日】

1927(昭和2)年、チャールズ・リンドバーグがパリに到着し、大西洋無着陸横断飛行に成功した。

前日の午前7時52分、「スピリット・オブ・セントルイス」と名附けられた飛行機でニューヨークを出発。

21日の午後に、「翼よ、あれがパリの灯だ」という有名な言葉とともにパリのル・ブールジェ空港に到着した。

飛行距離は約5800km、飛行時間は33時間30分だった。

 

「翼よ、あれがパリの灯だ」チャールズ・リンドバーグ 筑摩書房

あ、上に書いてあることが書いてあります。

ボクが好きなのは、内容もさることながら、この、タイトル。和訳か邦題か。ザ・スピリットオブセントルイスという名で出版された彼の自伝が、日本ではこういうタイトルで出版されたのは素晴らしいセンスです。

命を懸けた挑戦の末に、命を預けた愛機に向かってこんな言葉、言ってみたいと思います。

 

「リンドバーグ(空飛ぶネズミの大冒険)」トーベン・クールマン ブロンズ新社

評価の高い絵本です。シックな色合いで細密に描かれたネズミの冒険、10分、別世界に行った気になれます。

 

 

 

今日はこの辺りで。

 

 

鹿追町図書館、今日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本がありましたら、ご利用くださいね。

今日は何の本? 4月24日(2016) 植物学の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

九州で地震が続いています。

まだこれからも地震が続く可能性がある、という専門家の恐ろしいお話もあります。

今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。

 

「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行

「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行

「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行

「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行

「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行

 

 

いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

4月24日はこんな日です。

 

植物学の日、日本ダービー記念日、しぶしの日、

かつお節の日(削り節の日)(毎月)、キャラボの日(毎月)、地蔵の縁日(毎月)、愛宕の縁日(毎月)

◆寒の戻りの特異日

鹿追は昨日の方が寒かったかな…。

 

 

※【植物学の日】

1862(文久2)年、植物分類学者の牧野富太郎が高知県佐川町の豪商の家に生まれた。

94歳でこの世を去るまでの生涯を植物研究に費やして、新種・変種約2500種を発見・命名し、

「植物学の父」と呼ばれた。日本学士院会員にも選ばれている。

1957年(昭和32年)には文化勲章を授与。

 

 

きちんとうちの図書館に、ありましたよ。

「牧野富太郎植物記」牧野富太郎 あかね書房 1980年刊行

1~8巻まで。スゴイ。

 

「牧野富太郎(子どもの伝記全集)」氷川瓏 ポプラ社 1978年刊行

牧野さんの歩んだ生涯を、この一冊で。

 

こういう研究を一冊の本にするなんて、すごいなぁ、どうやればできるのかなぁ、と思っていたところ、こちらの一冊が。

 

「郷土の植物観察の手引き」鹿追町立瓜幕中学校 1988年刊行

鹿追の中学校から、出ていました。スゴイ。読んでみよう。

 

「十勝本別アイヌ語分類辞典(人間篇・動物篇・植物篇・民具篇)」本別町教育委員会 1989年刊行

本別町さんもスゴイ資料を編纂されていました。これは、貴重です。調べものにぜひ。

 

「まちかど植物散歩百物語」八鍬利郎 北海道新聞社 2001年刊行

春にまちあるき、北海道で植物が元気になってくるのはもうちょっと先ですが、楽しみですね。

あえて完全に抜かずに去年の秋から置いておいたのですが、越冬して緑のイキイキとした葉が育ってきました。金魚草だったかな? 咲くのが楽しみです。

図書館南の花壇の花、あえて完全に抜かずに去年の秋から置いておいたのですが、越冬して緑のイキイキとした葉が育ってきました。金魚草だったかな? 咲くのが楽しみです。

 

「絶滅危惧種を見に行く(滅びゆく日本の動植物たち)」藤田一咲 マガジンハウス 2001年刊行

こちらは悲しいですね。

 

「えっ、お花の名前ってこうだったんだ!!(超おもしろ・ほのぼの植物由来のお話)」松井優明 文芸社 2002年刊行

なかなか気になるタイトルです。

 

「植物画プロの裏ワザ」川岸富士男 講談社 2003刊行

絵葉書を書かれる方にも参考になるかも。

 

「ふしぎの博物誌(動物・植物・地学の32話)」河合雅雄 中央公論新社 2003年刊行

『ふしぎ』とか『謎』とか『ひみつ』などの言葉がタイトルに入っていると手に取りたくなりませんか?

 

「植物はなぜ5000年も生きるのか(寿命からみた動物と植物の違い)」鈴木英治 講談社 2002年刊行

「不可思議プランツ図鑑(おどろきの植物)」木谷美咲 誠文堂新光社 2014年刊行

やっばり気になる。

 

「植物はヒトを操る(人と自然をとらえなおす)」いとうせいこう 毎日新聞社 2010年刊行

いとうせいこうさんと言えば、ボクの中では、セガのゲーム機、メガドライブの宣伝をしていた人、というずいぶん古い記憶の印象のままですが、そんなことを言ったら怒られそうですね。

 

「小さな博物誌(北海道の動植物歳時記)」片山俊彦 学研マーケティング 2013年刊行

「足元の小宇宙(82歳の植物生態写真家が見つめる生命)」埴沙萠 NHK出版 2013年刊行

植物、奥が深いです。人間より歴史が長いと考えれば、人間が調べたり考えたりする以上の深淵を持っていて、当然と言えば当然なのか…。

 

なんだか植物だけでお腹いっぱいになった感があるので、今日はこの辺りで。

 

日曜日も午前10時から午後6時まで開館しています。気になった本、探しに来てねー。

古い本は、貸し出し中というより、見えるところにない場合(秘密の部屋にあったり…)も多いので、見当たらなかったらあきらめてお帰りにならずにスタッフに一声かけてくださいねー。

じつは、「こういう本、探してるんですが…」とお声かけいただくのを楽しみにしています。

お気軽にどうぞ♪

今日は何の本? 3月19日(2016) ミュージック、アカデミー賞設立、カメラ発明記念日

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

今日はなんと、鹿追町図書館所蔵の本を紹介します。

「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っていました。

 

さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月19日はこんな日です。

 

 

ミュージックの日、アカデミー賞設立記念日、カメラ発明記念日、

トークの日(毎月)、クレープの日(毎月)、共育の日(毎月)、シュークリームの日(毎月)

 

 

※【ミュージックの日】

音楽関係者の労働団体・日本音楽家ユニオンが1991(平成3)年に制定。

「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合せ。

日本の音楽文化と音楽家の現状について広く理解を求め、その改善の為の支持を得ようと、

全国各地でさまざまな活動が行われる。

 

「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」山田詠美 角川書店

なにか惹かれるタイトルです。何だろう、語呂、リズムがいいのかな。なにか気に入りました。

 

 

※【アカデミー賞設立記念日】

1927年(昭和2年)にアメリカで映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が設立された。

その際、付随して設けられた賞が「アカデミー賞」である。

アカデミー賞のトロフィーが「オスカー像」と呼ばれるのは、

アカデミー事務局に勤める女性事務員が

「叔父のオスカーにそっくり」と発言したことによるという説が有力。

 

なぜアカデミー像ではなく、オスカー像なのか、その謎が解けた?

 

「アカデミー賞全史」エマニュエル・レヴィ 文芸春秋

アカデミー賞のことがすべてわかります!

ただ、惜しむらくは刊行が1992年なので、もう25年ほど前の時点での「全史」なのです。ズコー。

 

 

※【カメラ発明記念日】

1839年、フランスのルイ・マンデ・ダゲールが写真機を発明した。

 

「クラシックカメラ博物館」安藤嘉信 日本カメラ社

これは、きっと好きな人にはたまらない本です。カメラ好きに読んでほしい。ボクはあんまり興味ないけど、カメラ好きの方、ぜひ。

 

「カメラが撮らえた北海道の昭和」『歴史読本』編集部 中経出版 2013年刊行

これは、眺めるだけでも多くの方に見てほしい本です。北海道にお住まいの方、ぜひ。

あなたの心をとらえる一枚が、きっと収められています。

 

「ヒマラヤ・チベット縦横無尽(NHKカメラマンの秘境撮影記)」東野良 平凡社

これも、あなたの心をとらえる一枚(←この表現が気に入りました)が、きっと見つかります。

 

「旅するカメラ(in鹿追)」鹿追町観光協会 2011年刊行

丸ごと一冊、鹿追の本です。鹿追の美しい自然、景色、観られます。そして、鹿追に来たくなる一冊です。

うちの観光協会、本も出しちゃってます。いろんなアイディアを実現させて、すごいなー、といつも思っています。

今日はもう一度見返してみようかな。

 

 

本日は、午前10時から午後6時まで開館していますよー。

 

 

 

今日は何の本? 3月18日(2016) 点字ブロック・精霊・明治村開村・世界睡眠の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

今日はなんと、鹿追町図書館所蔵の本を紹介します。

「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っていました。

 

さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月18日はこんな日です。

 

 

点字ブロックの日、精霊の日、明治村開村記念日、世界睡眠の日、

頭髪の日(毎月)、米の日(毎月)

 

※【点字ブロックの日】

視覚障害者の安全な歩行を助ける点字ブロック。

この点字ブロックが世界で初めて岡山県立岡山盲学校に近い交差点に敷設されたのが1967年3月18日のこと。

その日を記念し、点字ブロックの安全性の確保と発展を目指して社会福祉法人・岡山県視覚障害者協会が制定。

 

 

「点字」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

 

「点字と朗読への招待」本間一夫 福村出版

「指点字ガイドブック(盲ろう者と心をつなぐ)」東京盲ろう者友の会 読書工房

「なれたらいいな点訳ボランティア(点字板を作ろう)」田中ひろし 同友館

「闇を照らす六つの星(日本点字の父石川創二)」小倉明 汐文社

 

点字は、目が見える方にはなかなかなじみがないものだと思われますが、必要な方にとって、「闇を照らす星」であると、タイトルだけで、ジーンとなりました。

 

 

※【精霊の日】

柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから。

暮春の満月の3日後を精霊の日とする習わしがあったためではと民俗学者の柳田國雄は記している

 

精霊の日でした。ボクの中で、精霊と言えば中世ヨーロッパ的な文化に魔法が加わったファンタジー世界の「ソード・ワールドRPG」とか、水野良さんの小説、「ロードス島戦記」に出てくる、火の精霊サラマンダーとか、風の精霊シルフとかが思い出されます。

「ソード・ワールド」やりたいなー。

 

「精霊」で蔵書検索。

 

「精霊流し」さだまさし 幻冬舎

こっちがありました。これの方が有名かも。

 

「江戸の精霊流し(御宿かわせみ)」平岩弓枝 文芸春秋

最近このシリーズ、存在感ありますね。

 

「大雪山の四季(精霊の大地から)」塩谷秀和 実業之日本社

大自然の荘厳な空気感の写真が見られます。

 

「ギラの伝説(失われた宝剣と精霊の物語)」たからしげる 小峰書店

これは、ボクの中の精霊のイメージに一番近い話のような気がします。冒険の旅にでかけよう!

 

 

※【明治村開村記念日】

1965年(昭和40年)のこの日、愛知県犬山市に明治村が開村。

明治時代の建築物など、文化財を保存するために設立された。

 

なるほど、「明治」で蔵書検索。

 

「北海道写真史(幕末・明治)」渋谷四朗 平凡社

「物語北海道史 明治時代編」河野常吉 北海道出版企画センター

「北光社探訪(明治30年代の手紙が語る開拓者群像)」田村喜代治 北見北光キリスト教会内北見虹の会

 

これは、郷土の歴史を知る上で貴重な本です。

中でも、開拓者の、例えば本土に残る友人にあてた手紙は、今のメールとは比べ物にならないくらい、一通の重みがある気がします。読んでないけど。いや、これは読もう。

 

「サーカス(明治フラッシュバック)」森田一朗 筑摩書房

今ほど娯楽がなかった時代。

「サーカスが来るよー」

大人も子どもも楽しみにしていたのでしょうね。

 

「『明治』という国家」司馬遼太郎 日本放送出版協会

司馬さんの国家観。

 

「戊辰戦争から西南戦争へ(明治維新を考える)」小島慶三 中央公論社

地理的になじみがないので頭になかなか入ってこないのですが、大事な歴史です。

 

なんか、図書館らしい本をたくさん紹介できました。満足。

 

「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」和月伸宏 集英社

昨日に引き続き、少年ジャンプの人気マンガです。

ボクも憧れて、二重の極みを極めようとしましたが、極まりませんでした。

 

 

 

 

※【世界睡眠の日】

 

「睡眠」で蔵書検索。

 

「睡眠ドクターが教える熟睡する技術」古賀良彦 メディアファクトリー

あ、これ、いいかも。

 

「仕事力が上がる睡眠の超技法(これで「集中力」「切り替え力」が冴えてくる)」菅原洋平 祥伝社

こちらも。仕事力、上げよう。

 

 

今日はこの辺りで。

 

本日は金曜日なので…。

 

通常の午前10時から午後6時までに加え、一時間延長して、午後7時まで本が読み放題です!