今日は何の本? 6月15日(2016) 暑中見舞い・信用金庫・オウムとインコ・米百俵・生姜・千葉県民・栃木県民の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。

 

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム

ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

6月15日はこんな日です。

 

暑中見舞いの日、信用金庫の日、オウムとインコの日、米百俵デー、生姜の日、

千葉県民の日、栃木県民の日、

 

北海道は朝晩寒くてストーブをつけたりしてしまう今日この頃、みなさまはどうお過ごしでしょうか? もう暑中見舞いの準備が始まるのですか…。

 

※【暑中見舞いの日】

1950(昭和25)年、暑中見舞いはがきが初めて発売された。

当時の額面は2円で5000万枚が発行された。

 

「心からのお見舞い」パッチ・アダムス 英潮社 2000年

病気やけがで治療中の方のお見舞いについての心得、注意点などについて書かれた本です。

こういう本は知らなかったです。

 

 

※【信用金庫の日】

全国信用金庫協会が制定。

1951(昭和26)年、「信用金庫法」が公布された。

 

「風の吹くままに」千葉章仁 帯広信用金庫 2015年刊行

こちらは千葉さんがめぐり感じた十勝の風景とかつての開拓の足跡を記したものを今年で創業100周年をむかえた帯広信用金庫さんが再録して発行したものでした。貴重な地域資料となります。わが鹿追町もたっぷり載っています。

「十勝で唯一国有鉄道が走っていない町」、という記述に「えー、うちの町だけ無かったの? ずるくない?」という、せつなさを感じましたが、私鉄が二路線も走ったのは、だからこそなのでしょう。

町の過去、当時の暮らしに思いを馳せるきっかけに、また、郷土を知る資料として役立ちます。ありがとうございます。

 

 

※【オウムとインコの日】

鳥類を飼養する人たちへの啓蒙活動などを行う団体「TSUBASA」が制定。

「オウム(06)インコ(15)」の語呂合せ。

 

「ザ・インコ&オウムのしつけガイド」マティー・スー・エイサン 誠文堂新光社 2005年刊行

インコやオウムって、しつけできるのですね。飼っている方には常識なのかな?

これから飼おうかな、とお思いの方はぜひご利用くださいね。

 

 

※【米百俵デー】

新潟県長岡市が1996年に制定。

1870年(明治3年)のこの日、長岡藩へ支藩三根山藩から贈られた米百俵の代金で

「国漢学校」が開校したことを記念。

 

「米百俵の心(小林虎三郎の決断)」稲川明雄 考古堂書店 2001年刊行

教育は人づくりである。として、大事なお米を学校を作る資金にする英断。簡単ではないです。いまお腹をすかせても、未来のために使おうという崇高な精神。見習いたいです。ボクなら塩辛のせて食べちゃうかも。

 

 

※【生姜の日】

古くからすぐれた調味料として、体に良い食材として、生活に取り入れられてきた生姜は、

奈良時代から神様への供え物として献じられ、6月15日に感謝の祭りが行われてきた。

この日を生姜の魅力を多くの人に知ってもらうきっかけの日にしようと、生姜の研究や商品開発を行っている株式会社永谷園が制定。

ちなみに、生姜の古名である「はじかみ」を名乗る石川県金沢市の「波自加弥神社」ではこの日に「はじかみ大祭」が行われる。

 

「銀座のジンジャーからうまれた生姜ドリンク&カフェレシピ77(体ポカポカ、頭スッキリ!)」銀座のジンジャー ホーム社 2014年刊行

生姜はすりおろしたものをそうめんのつゆに入れて食べるとさっぱりしておいしいですよね。生姜ドリンクは、ジンジャーエールをたまに飲みます。こちらも好きです。

 

 

※【千葉県民の日】

千葉県が1984(昭和59)年に、人口が500万人を突破したことを記念して制定。

1873(明治6)年、印旛県と木更津県が合併して千葉県が誕生した。

県民一人ひとりが郷土への理解と関心を高めふるさとを愛する心を育むことを願う日。

 

※【栃木県民の日】

栃木県が1986(昭和61)年に制定。

1873(明治6)年6月15日、(旧)栃木県と宇都宮県が合併して、栃木県がほぼ現在の形になった。

 

テレビで、栃木出身のお笑いタレントと、宇都宮出身のお笑いタレントがふざけてどちらの町が優れているか言い合いをしているのを見た記憶がありますが、ここからきているのかもしれませんね。宇都宮県があったとは、知らなかったです。無学。

 

「千葉県の民話(証誠寺のタヌキばやしほか)」日本児童文学者協会 偕成社

なんて読むのかな、と良く漢字を見たら、もしかして「しょうじょうじ?」

こどもの頃よく歌っていたあの童謡のしょうじょうじって、こういう字を書くんですか!

こちらも初めて知りました。ちょっと感動。でも、ちょっと調べてみよう。

もともとは「證誠寺」の伝承がもとになっているとのことですが、「住職とタヌキが一緒に踊るということはない。それは違う」というお寺の方からのお話を受けて、歌としては架空の「証城寺」とした、という話もありました。なるほどー。

 

「栃木県の民話(余一話ほか)」日本児童文学者協会 偕成社

各県の代表的なお話が載っているので、このシリーズ、読んでみる価値ありそうです。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本があったらぜひお越しくださいね。

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。