おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
九州での地震、早く落ち着いてほしいです。
今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。
「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行
「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行
「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行
「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行
「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行
いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
4月25日はこんな日です。
小児がんゴールドリボンの日、国連記念日、拾得物の日、歩道橋の日、ギロチンの日、
市町村制公布記念日、ファーストペイデー、カレーラーメンの日、初任給の日
※【小児がんゴールドリボンの日】
その治癒率は年々向上はしているものの、依然として子どもの病死原因として最も多い小児がん。
日々、その病と闘っている子どもたちのことをもっと知ってもらい、
支援の輪を広げ、子どもたちに笑顔を取り戻して欲しいと
「特定非営利活動法人ゴールドリボン・ネットワーク」が制定。
日付は4(しょう)と2(に)と5(ゴールドリボン)の語呂合わせから。
「種まく子供たち(小児ガンを体験した七人の物語)」佐藤律子 ポプラ社
「さいごのVサイン(小児ガン宣告)」大野芳 ポプラ社
タイトルだけで胸がつまります。子どもたちに幸多くあらんことを…
※【国連記念日】
1945(昭和20)年、第二次世界大戦の勝利目前に連合国50カ国による
サンフランシスコ会議が始まった。
6月26日には国際連合憲章が満場一致で採択された
「国連から見た世界(国際社会の新秩序を求めて)」明石康 サイマル出版会 1992年
国連の事務総長を務めた明石さん、日本から考える世界とは、また違った判断が必要になったことかと。つらいこと、いっぱいありますよね。
「私の仕事(国連難民高等弁務官の十年と平和の構築)」緒方貞子 草思社 2002年刊行
こちらは緒方さん。今、世界は平和に向かっているのか。
※【拾得物の日】
1980(昭和55)年、東京・銀座で自動車運転手の故・大貫久男さんが現金1億円を拾った。
結局落し主は現れず、1億円は全額大貫さんの手に渡った。
「巡査部長のホンネ手帳(盗聴から習得金ネコババまで)」幕田敏夫 第三書館 1988年刊行
ええっ! 驚きのタイトルです。こいつは、読みたくなるぜ。
※【ギロチンの日】
1792年、フランスでギロチンが実用化された。
当時はフランス革命後の恐怖政治により、毎日何百人もの人が処刑されていた。
そこで、内科医で国民議会議員だったジョゼフ・ギヨタンが、受刑者に無駄な苦痛を与えず、
しかも全ての身分が同じ方法でできるような「単なる機械装置の作用」により行うよう
議会で提言し、その案が採択された。
外科医のアントワヌ・ルイが設計の依頼を受けて、各地の断頭台を研究し、
刃を斜めにする等の改良を加えた。
このため当初は、ルイの名前をとって「ルイゼット(Louisette)」とか「ルイゾン(Louison)」
と呼ばれていたが、この装置の人間性と平等性を大いに喧伝したギヨタンの方が有名になり、
ギヨタンから名前をとった「ギヨチーヌ(Guillotine)」(ドイツ語読みで「ギロチン」)という呼び名が定着した。
フランスでは1981年9月に死刑が廃止され、それとともにギロチンの使用もなくなった。
「『ギロチン城』殺人事件(驚愕の密室犯罪)」北山猛邦 講談社
穏やかでないタイトルが続きます。
※【市町村制公布記念日】
1888(明治21)年、「市制」「町村制」が公布された。
「『全国市町村』なんでも日本一事典」地域日本一研究会 第一法規 1987年刊行
気になる本ですが、うちで持っているのはいささか古いかな。ランキングが結構変わってそう。
「消える村生き残るムラ(市町村合併にゆれる山村)」藤井満 アットワークス 2006年刊行
人口減少社会に突入し、他人ごとではないです。
※【ファーストペイデー,初任給の日】
一般的に4月の給料日である場合が多く、新入社員は初めての給料を受け取る日。
「あなたの値段(当世給料事業)」毎日新聞経済部 毎日新聞社 2004年刊行
刊行から12年経っていますが、その時の相場より、上がってるでしょうか?
※【カレーラーメンの日】
「室蘭カレーラーメン」ブランド化支援事業実行委員会設立の日
「カレーラーメン」で検索しても、出てこなかったので、「室蘭」で検索してみます。
「北海道室蘭市本町一丁目四十六番地」安田顕 幻冬舎 2013年刊行
おおっ。テレビドラマでも大活躍の安田顕さん、本も出されていたのですね。これも読みたい。下町ロケット、好きな演技だったなー。
今日はこの辺りで。
月曜日は休館日となっております。返却は、正面玄関横の返却ポストへお願いしますー。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
九州で地震が続いています。
まだこれからも地震が続く可能性がある、という専門家の恐ろしいお話もあります。
今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。
「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行
「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行
「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行
「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行
「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行
いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
4月24日はこんな日です。
植物学の日、日本ダービー記念日、しぶしの日、
かつお節の日(削り節の日)(毎月)、キャラボの日(毎月)、地蔵の縁日(毎月)、愛宕の縁日(毎月)
◆寒の戻りの特異日
鹿追は昨日の方が寒かったかな…。
※【植物学の日】
1862(文久2)年、植物分類学者の牧野富太郎が高知県佐川町の豪商の家に生まれた。
94歳でこの世を去るまでの生涯を植物研究に費やして、新種・変種約2500種を発見・命名し、
「植物学の父」と呼ばれた。日本学士院会員にも選ばれている。
1957年(昭和32年)には文化勲章を授与。
きちんとうちの図書館に、ありましたよ。
「牧野富太郎植物記」牧野富太郎 あかね書房 1980年刊行
1~8巻まで。スゴイ。
「牧野富太郎(子どもの伝記全集)」氷川瓏 ポプラ社 1978年刊行
牧野さんの歩んだ生涯を、この一冊で。
こういう研究を一冊の本にするなんて、すごいなぁ、どうやればできるのかなぁ、と思っていたところ、こちらの一冊が。
「郷土の植物観察の手引き」鹿追町立瓜幕中学校 1988年刊行
鹿追の中学校から、出ていました。スゴイ。読んでみよう。
「十勝本別アイヌ語分類辞典(人間篇・動物篇・植物篇・民具篇)」本別町教育委員会 1989年刊行
本別町さんもスゴイ資料を編纂されていました。これは、貴重です。調べものにぜひ。
「まちかど植物散歩百物語」八鍬利郎 北海道新聞社 2001年刊行
春にまちあるき、北海道で植物が元気になってくるのはもうちょっと先ですが、楽しみですね。
「絶滅危惧種を見に行く(滅びゆく日本の動植物たち)」藤田一咲 マガジンハウス 2001年刊行
こちらは悲しいですね。
「えっ、お花の名前ってこうだったんだ!!(超おもしろ・ほのぼの植物由来のお話)」松井優明 文芸社 2002年刊行
なかなか気になるタイトルです。
「植物画プロの裏ワザ」川岸富士男 講談社 2003刊行
絵葉書を書かれる方にも参考になるかも。
「ふしぎの博物誌(動物・植物・地学の32話)」河合雅雄 中央公論新社 2003年刊行
『ふしぎ』とか『謎』とか『ひみつ』などの言葉がタイトルに入っていると手に取りたくなりませんか?
「植物はなぜ5000年も生きるのか(寿命からみた動物と植物の違い)」鈴木英治 講談社 2002年刊行
「不可思議プランツ図鑑(おどろきの植物)」木谷美咲 誠文堂新光社 2014年刊行
やっばり気になる。
「植物はヒトを操る(人と自然をとらえなおす)」いとうせいこう 毎日新聞社 2010年刊行
いとうせいこうさんと言えば、ボクの中では、セガのゲーム機、メガドライブの宣伝をしていた人、というずいぶん古い記憶の印象のままですが、そんなことを言ったら怒られそうですね。
「小さな博物誌(北海道の動植物歳時記)」片山俊彦 学研マーケティング 2013年刊行
「足元の小宇宙(82歳の植物生態写真家が見つめる生命)」埴沙萠 NHK出版 2013年刊行
植物、奥が深いです。人間より歴史が長いと考えれば、人間が調べたり考えたりする以上の深淵を持っていて、当然と言えば当然なのか…。
なんだか植物だけでお腹いっぱいになった感があるので、今日はこの辺りで。
日曜日も午前10時から午後6時まで開館しています。気になった本、探しに来てねー。
古い本は、貸し出し中というより、見えるところにない場合(秘密の部屋にあったり…)も多いので、見当たらなかったらあきらめてお帰りにならずにスタッフに一声かけてくださいねー。
じつは、「こういう本、探してるんですが…」とお声かけいただくのを楽しみにしています。
お気軽にどうぞ♪
今年は、暑いですね。連日気温が高く(ここ何日か落ち着いてますが)、花壇の宿根草もいつもより早く咲いてしまいそうです。
ヘメロカリスのつぼみが、例年より早く上がってきています。このままだと7月のしかおい花フェスタの開幕を待たずして満開、そして咲き終わってしまいそうな予感・・・。
そういえば、桜もいつもよりはやく咲き終わっちゃったっけ。
そういう場合はFacebookやブログで写真だけでも楽しんでもらえるよう、撮影しておきます!
おはようございます。北海道鹿追町の公務員、石川誠です。花の町づくりを担当しています。
きょうは、日本国内でも指折りの先生に「ブログは感想文だと思うと書きやすいよ」と教わったので、さっそく行動。こんな本を買ってきました。
フリースタイル・ガーデニング 高田 昇著
フリースタイル、と銘打つだけあり、いろいろなジャンルのガーデニング(というか植物と楽しむ方法)が書いてあります。この本、面白い。
興味深い部分はいくつもあるのですが、「これは!」と思ったのはここ。
135ページから引用
「ガーデニングは、読書と同じでいつでも、どこでも一人で好きにできる。それが日々積み重なるうちに、心の養分となり、知らず知らず自分が成長していくよさがある。」
自分にとってまったく別のことだと思っていた、大好きな読書とガーデニングをこういう風に括ってしまうとは。なんにでも、自分と違う視点があるんだなぁ。
続いて
「ただ、ガーデニングは生活空間を美しく、豊かにしていくプロセスであることから、自分一人の世界が、意図せずともまわりに波及していくことが多い。」
うーん、なるほど。ガーデニングはうまくやれば自分以外の人も喜ばせられる、一石二鳥の趣味ということ。
注目なのは、「意図せずとも」の部分。人のためにやる必要はないが、他人にも影響をもたらす。
家の前の花壇に、好きな花を植えて手入れしていると、イキイキした花が道を歩く人をいい気分にしてくれる。そんなことってあるよなー。
読み進めると、
「まちとガーデニングが果たせること」
あ、これだ。花の町づくりを考えるには、ここを読んでみよう。
- まち町を特徴づける ~~ ひとりひとりが作る庭であっても、町の個性化につながる」
ふむふむ、町に訪れたお客さんに、「鹿追町は、メイン通りだけでなく、住宅街もきれいですね」とニコニコほめられたことを思い出した。
「2 生活の場を豊かにする 自分の住む家だけではなく、まちは生活の大切な場である。そのまちが、散歩をしたり、休んだり、お茶をしたり、本を読んだりと、生活行動に楽しみを増やせるかどうかは、そこに住む人の幸、不幸にずいぶんと大きな差を生じるだろう」
ふむふむ、確かにアスファルトばかりでなく、花や緑があるとホッとするよな。
花との生活を考えてみるのに、ぴったりの本です。もう少し読んでみよう。
昨晩、仕事後に東京へ。歩いていると、外にシクラメンが。北海道では凍れてしまうのでこんな置き方はできないのでびっくり。でも、こっちの人はこれが普通なんだなー。