北海道の十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
図書館で日々仕事をしているのですが、これだけインターネットやスマートフォンが普及して、図書館や本の相対的価値は昔に比べて下がっているよなぁ、と感じています。絶対的価値は変わらないですよ。うん。
そんな中で、どんなしごとでも、【ちゃんと仕事の価値を伝えよう】という藤村正宏さんの話を聞きに来ました。
たくさん本を出している、有名な著者でもあります。中国のテクノロジーの話がありました。
中国のボクのイメージは、長らく、学生の頃にメガドライブというゲーム機で遊んでいた【スーパー大戦略】の人民軍のイメージで、アメリカやソ連と比べると装備などが前世代的という認識から発想していた。
もちろん、どんどん経済的な成長を遂げ、さらに、先進国では環境や人権に配慮して、取り得ない一直線の政策で国力を増しているのは知っていたが、手のひらよりも小さなドローンが、人の操縦不要でAIによって自律的に人を攻撃する兵器の開発が進んでいると聞いて驚いた。
こんな兵器が使われることはあってはならないと思った。
それとは別に、変化していく時代に、同じことをやっていては、通用しなくなるし、新しい情報を知っておく必要がある。
そして、新しいことだけでなく、多種多様な、自分の気にいる文化に遠慮せずに触れていこう、それがあなたの価値になる、というお話。うん。ボクの価値とは…。
他にお二人、自分の経営から学んだことをお話してくれました。
不動産業を筆頭に多角的な経営をする高橋健一朗さんのお話から。
「好きなラーメンのことを投稿していたら、ラーメンといえばケンイチローといわれるようになった」
ボクも、好きな本のことを、もっと投稿してみよう。
親御さんから受け継いだ印刷業を、悩んだ末に廃業し、その時の思いから安全な美容商材を扱う会社の経営を始めた鳥辺康則さんのお話から。
懸命に学んで会社の経営で結果を出すも、時代の変化でその学びの効果が出なくなったとき、180度の方向転換を全力で図り、V字回復を遂げている。
トラブルが起きるときは、立て続けに…、というお話がグサッと来た。反省するべき点が大いにあるけど、どんどん難しいことが押し寄せてくるというタイミングが、ある。
難しいと考えずに、「カンタン」と口に出してみること、という思考のクセをいい方に持っていく実践家の橋本さんのアドバイスを思い出して、難しく考えないようにしよう。
お二人に共通するのは、とにかく実践。でも、自分の判断基準とそれを支える学びや感性を大事にすること。
他にも、多くの話を聞いて、ここには書ききれないほどメモをしたのだが、尊敬するオクノヤさんに、「そのメモ、役に立つの!?」と問われ、自分でも首をひねった。
確かに、一夜明けてメモを見返すと、「釧路の美容室のビューティツボイさんが、菅原裕子さんと今度飲みに行く約束をしている」とか書いてあって、この情報は役に立つかといえば、ボクには役に立たないよね、たぶん。
今日もオクノヤさんが正解でした。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月13日はこんな日です。
引っ越しの日、サツマイモの日、豆の日、麻酔の日
※【引越しの日】
引越専門協同組合連合会関東ブロック会が1989(平成元)年に制定。
1868(明治元)年、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城された。
なるほど、由緒正しい引っ越しの日でした。
「木立の中に引っ越しました」高木美保 幻冬舎 2000年
高木美保さんといえば、あだ名つけ名人の有吉弘行さんに、【ヒステリック農業】と名づけられていたのが印象深いです。
「ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編」森真奈美 毎日コミュニケーションズ 2007年刊行
毎日過ごす部屋は、自分の理想を追求するべきです。毎日、理想の場所で過ごせるのだから。
※【サツマイモの日】
埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会が制定。
10月はさつまいもの旬であり、江戸から川越までの距離が約13里なので、さつまいもが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われていたことから。
「サツマイモの絵本」たけだひでゆき 農山漁村文化協会 1997年刊行
鹿追でもサツマイモが作られています。この間、畑のわきの道路を通ったら、テレビカメラが来てて、社長さんがインタビューを受けていました。どんどん有名になるといいなぁ。
「農家が教えるジャガイモ・サツマイモつくり」農文協 農村漁村文化協会 2014年刊行
農業は土が大事です。
※【豆の日】
陰暦の9月13日には「十三夜」として名月に豆をお供えし、ゆでた豆を食べる「豆名月(まめめいげつ)」という風習があったことにちなみ全国豆類振興会が制定。
日付は暦通りの「十三夜」とすると毎年日付が大きく変動してしまうので、新暦の10月13日とした。豆類に関する普及活動などを行う。
「『十勝の食材』丸ごとクッキング豆レシピ90」十勝郷土料理研究会 クナウマガジン 2003年刊行
あ、十勝の本を発見。
【豆】のキーワードで検索すると、【伊豆】もひっかかってきました。
ちょうど、昨日Facebookで短パン社長の投稿を見ていたら、伊豆長岡での思い出の記事のリンクが貼ってあって
http://tanpan.jp/blog/archives/4289
(記念にここに貼っておこう。ボクも集合写真で登場しています!)
読んでいて、懐かしいなー、みんなにまた会いたいなーという気持ちになっていたところです。
短パン社長も今は二年半前よりますますパワーアップしていて、スゴイなー、ボクももっといろいろやってみよう。
そんな前向きな気持ちで、伊豆の本を探してみました。どれどれ。
「南伊豆殺人事件」西村京太郎
「伊豆・河津七滝に消えた女(十津川警部の叛撃)」西村京太郎
「伊豆誘拐行」西村京太郎
「伊豆下賀茂で死んだ女」西村京太郎
「伊豆の海に消えた女」西村京太郎
「伊豆誘拐行」西村京太郎
「西伊豆美しき殺意」西村京太郎
「十津川警部捜査行 伊豆箱根事件簿」西村京太郎
「伊豆急『リゾート21』の証人」西村京太郎
「十津川警部西伊豆変死事件」西村京太郎
西村御大のおかげで伊豆が大変なことになっていました。
うちの図書館にあるだけでこれですから、もう米花町もびっくりの死体の山です。
前向きなあたたかい気持ちで検索したのですが…。南無。
みんなで行った伊豆長岡はどれに出てくるのかな。
「伊豆の踊子」川端康成 講談社 1995年刊行
伊豆といえば、これを入れておけばラインナップが図書館らしいですね。安易でしょうか。
なんと! カセット文庫もあります。テープレコーダーにセットしてスイッチオンすれば自動的にあの名作!伊豆の踊子が読み上げられていく。あなたは耳をかたむけるだけ!
なのですが、近年さっぱり利用がないのです。やっぱり、カセットだから(・・?
※【麻酔の日】
日本麻酔科学会が制定。
1804年、華岡青州が世界で初めて全身麻酔による乳癌手術を成功させた。
「手術室の中へ(麻酔科医からのレポート)」弓削孟文 集英社
手術室の中って、全身麻酔を使う場合、一般人は医療ドラマでしか様子を知れないですよね。手術を受けるにしても。これは、普段知らない裏側を知られる本です。
今日はこのあたりで。それでは~。
エクスマセミナーに参加しました。
早速ですが、図書館はピンチでした。
オックスフォード大学が認定する、あと10年で無くなる仕事のリストです。
あなたの仕事はどうですか?
ボクの仕事は危ないです。
図書館はロジックを積み上げて仕事する職場だからコンピュータの得意分野だなぁ。
感性で仕事しましょう。#エクスマセミナー pic.twitter.com/0RDAy52Aww
— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
オックスフォード大学の研究によると、これからの多くの仕事は機械が代行するようになっていきます。
図書館員の仕事も例外ではありませんでした。
あのAmazonの倉庫の一部では、すでに全自動化が進んでいて、巨大な倉庫をロボットが行き交って注文の品物をそろえているそうです。
そんなことから考えると、図書館の蔵書も多くはバーコードが貼ってあり、本を運ぶのはいずれ機械の仕事となるのかもしれません。
しかし、しかし、図書館の使われ方はそれ以前からインターネットの環境の変化が起きてから、変わりつつあります。
今、何かわからないことがあって、それを調べるにはパソコンやスマホで検索をすれば、大抵のことは画面に出てきますよね。
「なにかを調べよう」と思った時に、「図書館に行く」という人は年々、どんどん減っていて、スマートフォンの普及率が上がっていくことから、これからも減り続けるのは間違いないでしょう。
図書館が物を調べるだけのところ、本が借りられるだけのところだったら、インターネットがあればいらなくなってしまいます。
読書という文化の価値をいかに後世に伝えていけるかが、図書館の存在意義になるような気がします。
インターネットは便利ですが、その情報は誰が提供しているのかということに注意しないといけません。
匿名掲示板に「牛丼屋さんでは目の前のケースのサラダは食べ放題だよ」という書き込みがあったからと言って、信じ込んで食べまくって、実は無料ではなく困ったことになったというようなやりとりがありました。
このエピソード自体、真偽は不明ですがその情報は「本当かどうか?」ということを考える必要性を伝えてくれます。
ただ、検索の時代も変わりつつあり、匿名の情報より、特定の個人の発信を受け取ることも多くなりました。Facebookの投稿はほとんどそうですね。
友人や知人の投稿で「面白かったー」という本や映画には、興味を持ちやすいですよね。
また、今はグーグルの検索すらしないで、直接商品名をAmazonのサイトで入力することも増えたそうです。
言われてみて、自分も確かにそういう行動になってるなー、と気がつきました。
「本を読みたいなー」と思った時に図書館を思い出してもらうのは難しい時代になっています。むむむ。
ネットの発展だけでなく、AIの進化も我々の仕事に影響を与えています。
無くなっていくのは計算やリストのチェックで済んだり、ルールの決まっている仕事だそうです。
「ロジカルシンキングはAIの得意技だから、直感や慣性を大事にしよう」というお話がありました。
このブログもなんか小難しく論理を重ねているような気がしてきたので、方向転換します。
「セミナー中にどんどん♯エクスマセミナーでツイートしてね」と言われて、直感でその場で書いたツイッターをアップしてみます。
札幌では6年ぶりに開催のオフィシャルエクスマセミナーが始まりました。
テーマは【SNSを活用して何たらかんたら】。
午後1時から9時までの遊びのような勉強、勉強のような遊びの時間です。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/OVJpVwvxMS— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
司会のハッピー、あらためて見るとド派手です。テーマも方向性が大事で、一字一句正確に伝えないとダメなんて考えていません。それでええねん。
いかに面白く映画を紹介できるか、プレゼンの勉強になりますね。そして、ブレードランナーが観たくなりました。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/zuKNL4NjpL— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
タイトルは聞いたことがあるけど観たことがなかったブレードランナー。藤村先生が実に魅力的に紹介してくれました。
ボクもこういう風に本を紹介できるようになりたいな。
有名ではなくても、メディアで取り上げられなくてもわずか数時間でアマゾンランキングで上位に。本が売れるのはSNSを使っているから。
でも、勘違いしてはいけないのはSNSを使えばうまく行くのではなく、普段の取り組みが大事だということでした。ふむふむ。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/2TyynGOy3F— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
7月中旬に発売が予定されている藤村先生の新しい本、有名な作家さん達をおさえて部門ランキング一位、本の総合ランキングでも8位に。
SNSをうまく使えばこんなことがおきます。
SNSで宣伝をしているからではなく、信頼されていたり、興味を持たれているからですね。
カタログもチラシも作らず、値段も決めないでFacebook、twitter、Instagramへホワイトボードに手書きしたイラストを写真に撮ってアップすると売れる。
SNSをきちんと使うとスゴイことが起こるし、短パン社長の発信力がスゴイ。
#短パン社長
#エクスマセミナー pic.twitter.com/zQwA4Uo743— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
手紙やDMで培った、お客さんに信頼される方法をSNSで発揮してホワイトボードにキュキュッと書いた完成予想図だけで二日間で460セット、920万円を販売する短パン社長のお話。
SNSが可能にしたのですが、短パン社長が信頼されているのは、相手を思う気持ちをしっかり毎日伝えているから。
だから、お客さんが「短パン社長から」買いたくなるのです。
ゲスト講師1人目、元小学校の教員、篠木麻希さんのお話。
「独立して講座を立ち上げてもお客さんは0だった。テクニックや自分の功名心が先に立っていた」
「付箋の良い使い方を教えるのが仕事ではなく、それでお客さんの悩みを解決することまでが仕事」
ステキです。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/2AScmMLwV5— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
エクスマセミナーでは、ゲスト講師が登場します。今回はなんと豪華に北海道で活躍する女性が三人も。それぞれの仕事やプライベートでの気づきを教えてくれます。
篠木さんは、堅い職場にいたためにやりたいことができず、フリーになったけど、自分のやりたいことをやってもお客さんは来なかった。それがお客さんのためにとはどういうことか考えるきっかけになったということを話してくれました。身につまされました。
2人目のゲスト講師、マインドデザインが仕事の菅野ゆかりさん。
「ずっと頑張ってきて」
うんうん。
「頑張るのをやめました」
なるほど。
「頑張るのをやめてSNSを一生懸命頑張りました」
…笑うところかなと思ったけどみんな静かに聴いていたので笑うのをやめた。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/t901vWhUju— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
読み返したら菅野さんをディスってる感がありました。ごめんなさい。
マジメ過ぎて頑張りすぎる菅野さん。
藤村先生の言う、「好きなことをやろう、そうすれば自分だけの力が身につく」ということで、頑張り方を変えた菅野さん。
お話を聞くうち、ボクも藤村先生の「好きなことをやるといいよ」という言葉の意味をなんとなく理解しました。
【無理して頑張ったって、たいして成果は出ないんだ。でても、ずっと続くわけじゃない。そうじゃなくて、自分の好きなことに触れるチカラを使うんだ。でも、最初はその力の出し方がわからないから、とにかく好きなコトをやるといい】
そういうことかな、と受け取りました。
そして、三人目のゲストの登場です。
今回は女性のゲスト講師が3名。いいことをいっぱい聞きました。
一つ問題があって、ボクは化粧と服装をキメた女性の見分けがつきません。
結果、早くもどれが誰の言葉か分かんなくなってきました。
ゆかりんとさおりんが特に混ざって、難しいです。#エクスマセミナー pic.twitter.com/H0Lqx3zTrL
— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
ツイートはまた失礼なことを書いていますが…。
かつての口癖は「命削ってブログ書け!」
頑張って仕事して、責任を持ち、借金も背負って体を壊して、いざ自分が会社にいなくても会社はまわる現実にむなしくなったと話してくれた白藤沙織さん。
ブログをやらせようとしていたときは遠ざかっていた相手が、白藤さんが楽しそうに書き始めたら「私も書きたい!」と言ってくれたエピソード、現代の北風と太陽ですね。
藤村先生の話だけだとただだ圧倒されて終わるところですが、ゲストのお話は現場での紆余曲折を「そんなことまでぶっちゃけていいの!?」というところまで語ってくれるので自分に近く感じます。
3人目のゲスト講師はホームページを作る会社の白藤沙織さん。
エクスマを学んで、会社案内を作り直しました。
【誰に】【何を伝えて】【どうしてほしいのか】を見直した様子の写真です。
こ、これは…。
うちの図書館のホームページは超ヤバいのでこっそり見直さないと…。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/TUNSYwUHpk— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
さすがホームページ作りの専門家の白藤さん。
うちのページもお願い…したいところですが予算がないので自分でやらないとね…。
三人のゲスト講師の話の後は、藤村先生の再登場。
勝村大輔さんの事例。
かつては仕事とプライベートを分けていましたが、サッカー好きの美容師としてブログとSNSに挑戦。
毎日ブログを書いて文章力アップ。
SNSに毎日投稿して影響力アップ。
美容師から、とうとうサッカージャーナリストへ。
かっちゃんスゴイ!
#エクスマセミナー pic.twitter.com/F5S6tTITx3— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
美容師の勝村さんのエピソード。
藤村さんのところへチラシの相談に来た勝村さん。
「サッカー好きなんだろ? サッカーのことを言えばいいじゃん」
の一言に、「仕事でそんなことしていいのかな…」と思いつつ素直に行動したかっちゃん。
美容師 → サッカー好きの美容師 → サッカー馬鹿 → 日本一のサッカー馬鹿 → ただの馬鹿 → サッカージャーナリスト
と、自分の好きなことが職業になったスゴイ人です(一部失礼な表現がありますが、本人から聞いたので大丈夫です)。
写真撮ってツイートし過ぎてスマホの電池無くなってきた…。
ピンチ。
まとめると、大企業より個人の方がやりやすくなってきたのでエキサイティングな時代になっていました。
#エクスマセミナー pic.twitter.com/eZgfuS93ug— 北海道十勝の鹿追町図書館員、石川誠 (@ishi_makoto) June 29, 2017
写真を撮ってツイートして…、を繰り返しているとスマホの電池が無くなって、こんな感じでまとめました。まとめ過ぎかも。
その後の懇親会は、いろいろな人たちに会えたけど、東京でお世話になったクルゼとWifiに会えて嬉しかった!
クルゼは特別にファッションチェックもしてくれました。シャツの裾は外に出すのが東京で流行っているそうです。とても勉強になりました。
とても学びの多かったエクスマセミナー札幌2017。学んだだけで終わらないように、まずはブログにツイートを貼るという技をやっとおぼえたので使ってみました。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
今日も今日とて図書館所蔵の本を紹介します。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っていました。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
3月9日はこんな日です。
雑穀の日、記念切手記念日、関門国道トンネル開通記念日、ありがとうの日、
緑の供養日、佐久ケーキ記念日、レコード針の日、酢酸の日、3.9デイ、感謝の日、
ざっくの日、緑の供養日
クジラの日(毎月)、クレープの日(毎月)、パソコン救急の日(毎月)、パソコン検定の日(毎月)
「雑穀」のキーワードで蔵書検索を。
「日々雑穀(信州伊那谷『野のもの』の楽しい雑穀料理)」吉田由季子 河辺書林
「わが家でつくるこだわり麹(米・豆・ムギから雑穀まで)」永田十蔵 農山漁村文化協会
ふむふむ。あまり自炊しないから雑穀を食べる機会はないのですが、なんとなくやせそうです。
「ありがとう」の日でした。
調べてないけど、さんきゅーから来てると思いました。
「涙が出るほどいい話(あのときは、ありがとう)」「小さな親切」運動本部 河出書房新社
そのときは言えなくても、あとから「助けられてたなぁ」と振り返ること、ありますね。
「ありがとうなんて絶対言わない」大黒摩季 祥伝社
かえって潔いかも、大黒摩季さんの本でした。
「『ありがとう』と言われる商い(価値を生み出し繁盛するワクワク系商人の道)」小坂裕司 商業界
商業界からこちらの本が出ていました。
「ありがとう、さようなら」瀬尾まいこ メディアファクトリー
なんだかせつないタイトルですね。
「馬の絵作品展10回展記録誌(ありがとう馬さんたち)」神田日勝記念館 2005年刊行
我らが美術館から、記念誌が出ていました。貴重な資料です。
「ありがとう、赤ちゃん(60歳初出産の物語)」影山百合子 光文社 2002年刊行
ビックリするタイトルです。大きな大きなチャレンジです。高齢出産という言葉がありますが、そのイメージからさらに上の年齢での出産です。なにか大きなヒントが得られそうな気がします。
「筆ペンのお礼状(ありがとうの心を伝える126の実例集)」西村翠晃 日貿出版社
今の時代だからこそ、手書きが伝わります。
「ありがとう」いもとようこ 岩崎書店
図書館で仕事をするようになって、絵本を何十年ぶりかに開いたら、感動しました。
変な言い方ですが、こどもは、大人みたいに付き合いが良くありません。「つまらない」と思ったら読んでくれません。
短い文と絵で子どもたちをひきつける絵本は、大人が読んでも感じるものがあります。子どもたちは本物を見つけるのかうまいかもしれないな、と思っています。
という話を、おとといに看板キングこと、タカハシさんと話していたところでした。面白かったー。(日記)
「ありがとう」のお話は、まだまだ大人、こどもに関わらずたくさんあります。ボクは最近涙もろくなって、読んでて泣いてしまいます。
あ、これだけは書きたかった。人生のパイセンTVというテレビ番組とかで話題沸騰の奥ノ谷圭祐さんの昨日のFacebookの投稿でハッとしたこと。
「コンビニやお洋服屋さんで、店員さんからよく聞くセリフを想像してみてください。
『いらっしゃいませ~。こんにちふぁ~。』『ありがとうございました~。またお越しくださいませぇ~。』って・・・。
いや、あんた、いらっしゃいませ。なんて、思ってないし、また来てほしいなんて思ってないだろ! って思わずツッコミたくなる事多々。(笑)」
でもそれってその店員さんだけが決して悪いワケじゃない。そういうマニュアルがきっとそこのお店にはあって、とにかく元気良く、笑顔で、こう言えばいい!みたいな。そんな感じだと思う。」
このあとがいいこと言っているのですが、ここまで読んでボクは、利用してくれる方に「ありがとうございます」って言っているけど、タイミングで言っているとき、あるなー、と思いました。
ボクのありがとうは「Amazonでも電子書籍でも本が読める時代に、図書館に期待して足を運んでくれてありがとうございます。この一冊があなたのお役に立ちますように。」という気持ちで言ってみます。
奥ノ谷さんの投稿は、こう続いています。
「アナタ、SNS上で良いことばっかり言ってるけど、それ、まるで伝わってないよ」
うん。良いこと書きすぎた。恥ずかしいくらいに。嘘くさく聞こえるくらいに。
でも、恥ずかしいけど、やってみます。
本日は午前10時から午後6時まで開館です。
「ありがとう」の本、ありますか? と聞いてみてくださいね。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いていて、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月23日はこんな日です。
税理士記念日、ふろしきの日、富士山の日、ロータリー設立記念日、妊婦さんの日、皇太子誕生日
ふみの日(毎月)、国産小ねぎ消費拡大の日(毎月)、乳酸菌の日(毎月)、不眠の日(毎月)
昨日の行政書士の日に続き、今日は税理士記念日でした。
早速、「税理士」のキーワードで蔵書を検索します。
が、ゼロ。
「ふろしき」で蔵書検索します。
5件ありました。
「ふろしきでエコライフ(バッグ・包む・インテリア)」森田知都子 ブティック社 2006年刊行
「ふろしき大研究(エコライフにも役立つ!)」宮井株式会社 PHP研究所 2005年刊行
「あたらしいふろしきのつかいかた(まいにちのバッグと包み・結びのバリエーション)」山田悦子 誠文堂新光社 2013年刊行
2016年の今、あまりふろしきは使われていないかも。
ふろしきファンの方におススメです。
さて、富士山の日でした。
日本一有名な富士山と日本一気になる短パン社長の夢のコラボカレンダーを手に入れました。カレンダーは毎日見るので、お気に入りのものを使いたいですよね。なんか、楽しいです。
「富士山」で蔵書検索をします。
13件ありました。
「富士山の謎」遠藤秀男 大陸書房
「富士山の大研究(知れば知るほどおもしろい日本一高い山)」江藤初生 PHP研究所
富士の樹海で迷う謎の話とか、載っているのでしょうか。
「富士山うたごよみ(日本傑作絵本シリーズ)」俵万智 福音館書店
むむ、なるほど、富士山を見て一句読みたくなる気持ちもわかります。
「富士山殺人事件」吉村達也 祥伝社
事件は富士山で起きていました。
「もし富士山が噴火したら」鎌田弘毅 東洋経済新報社 2012年刊行
これは、ピンチです。
「世界遺産にされて富士山は泣いている」野口健 PHP研究所 2014年刊行
アルピニスト野口健さんの本です。
さらに、妊婦さんの日でした。
4冊あります。
「あなたも妊婦写真を撮ろう(『私たちは繁殖している』うらばなし)」内田春菊 Parco出版
「妊婦食堂(現代妊婦さんの低栄養を解決する『定食』レシピBOOK)」妊娠食育研究会 ダイヤモンド・フリードマン社 2012年刊行
「妊婦さんの栄養バランスメニュー125(シンプル&カンタンはじめてクッキング)」牧野直子 ナツメ社 2003年刊行
「妊婦マッサージ(妊娠期の不調をやわらげ、安産になる)」山田光敏 PHP研究所 2012年刊行
写真はともかく、他の三冊は妊婦の方におススメです。いえ、写真もいいかも。
今日はこの辺りで。
本日は午前10時から午後6時までの開館となりますので、気になる本がありましたら、ご来館くださいね。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いていて、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。
「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月9日はこんな日です。
ふく(河豚)の日、漫画の日、服の日、福の日、風の日、肉の日、フットクリームの日、 クジラの日(毎月)、クレープの日(毎月)、パソコン救急の日(毎月)、パソコン検定の日(毎月)
漫画の日とは、知らなかったです。最近読んでいるのは、少年ジャンプとキン肉マン、自殺島、機動戦士ガンダムサンダーボルト、ジョジョリオン、進撃の巨人、カイジのシリーズ、血まみれスケバンチェーンソー、不思議な少年かな。
かなり偏りが…。
他に好きな漫画は、うしおととら、うる星やつら、ウイングマン、死神くん、ドラえもん、ブラックジャック、火の鳥、ブッダ、ええと、段ボールの中にまだまだあるけど、うかつに封印を解いてはいけないのであります。
一番最近買ったのは、「マンガでわかる! 安売りするな! 『価値』を売れ!」ですね。マンガといえばマンガですが、そうでないような気もします。
なにか、別枠みたいな感じがしますが。
そして、今日がなぜ漫画の日なのかというと、
※【漫画の日】
漫画本専門古書店「まんだらけ」が制定。
漫画家・手塚治虫の命日。
【関連】
まんがの日 11月3日
漫画の日 7月17日
鹿追町図書館でも、漫画の貸し出しをしております。おススメは手塚治虫さんのブラックジャック、火の鳥、ブッダなどですが、手塚治虫漫画全集もあるのでいっぱい読めますよ!
でも、置くスペースがなく、ひみつの書庫にしまわれているので、図書館のスタッフに「手塚治虫さんの本、探してます」とお声がけくださると、とっても嬉しいです。ひみつの書庫に探しに行くので、ちょっとお時間いただきますけど、お持ちいたします。
そして、今日は語呂がいいのですね。いろんな日になっていますが、そんな中でも最近、勉強仲間に服飾関係のプロが増えています。
芸能人のこの人とか、
(次のリンクは「短パン」とだけGoogle検索して出てくる、抜群の存在感を放つ短パン社長のブログです。毎日面白い)
一年前に出会った仲間とか
忌憚ない意見を言い合う仲間。土方洋さん。
(決め顔が印象的な画像のページがこちら)
そんなこんなで、「服の日」が気になりました。
※【服の日】
全国服飾学校協会・日本ファッション教育振興協会等が1988(昭和63)年に制定。
衣類への関心を高め、服を着る楽しみを広げようと制定した。
「ファッションは幸せのコミュニケーション」のキャッチフレーズのもと、定着を図ろうとしている。
「ふ(2)く(9)」の語呂合せ。
【関連】
洋服記念日 11月12日
いい服の日 11月29日
さっぱり服に関心のなかったボクですが、毎日彼らの投稿を見ていると、気になってきますよね。
「服」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
131件ありました。
「白い服の男」星新一 新潮社
ちょうど上の写真に白い服の人が映っていますが、小説の内容と実在の人物とは一切関係ありません。たぶん。
いや、たまたまホントにあったんですよ。この本。
「探偵は黒服」藤田宜永 角川書店
白い服を紹介したので黒い服で。上の人が探偵をやっても、尾行してたらやたら目立つし、こっそり張り込みしてても自撮りしてFacebookにアップしてすぐばれるとか、あ、「自撮り探偵圭祐」とか「短パン探偵」とか、ドラマ化されたら、観ます。
「シネマで見つけた憧れの服(お手本は5人の女優)」上野由紀子 文化出版局 1996年刊行
映画とファッションは、相性がいいのでしょうか。大スクリーンに映える服装ということもあるのでしょうね。
「検証・最高裁判所(法服の向こうで)」毎日新聞社会部
ちょっと知的に見えるかなと思ってこのタイトル。
でも、読んでないので内容には触れられません。残念。
「てぬいのかわいい赤ちゃん服とこもの(はじめてのママに…)」高橋恵美子 ブティック社
とてもやさしい感じのするこの本、これからママになる人に特に読んでほしいな。
「うちの子、どうして同じ服ばかり着たがるの?(ママたちの50の疑問に答えます)」ジェイナ・マーフィ 草思社
こういう本、読みだすと止まらないです。
「クリーニングのプロが教える家庭でできる洋服の洗い方とお手入れ」古田武 マイナビ
あ、これは役に立ちそうな知識ですね。
「和服のリフォーム全書(リフォームで甦る、和の魅力)」ブティック社
このタイトル、読んでほしいなーという方が思い浮かびました。
「いつもの服をそのまま来ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える」山本あきこ ダイヤモンド社
むむむ。むむむ。
実は、さっきの写真、とても気になっています。
同じ人類が並んでいるのに、オクノヤさんは正解で、ボクは不正解な感じがするのはなぜでしょう?
シャツの着こなし?
ふっくらしたお腹?
足の長さ?
……?
そんなボクにおススメの本がありました。
「男の服装お洒落の定番」落合正勝 世界文化社
今日はこの辺りで。
本日は午前10時から午後6時まで、開館しております。気になった一冊がありましたら、ご来館くださいね。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いています。
最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
というのは、面白そうな本でも、なかなか書棚から見つけられないんです。
あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。
当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。
(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)
少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。
以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月7日はこんな日です。
北方領土の日、長野の日、オリンピックメモリアルデー、福井県ふるさとの日、ニゴロブナの日
【北方領土の日】
北方領土返還運動を盛り上げる為に、政府が1981(昭和56)年に制定。
1854(安政元)年12月21日(新暦1855年2月7日)、日露和親条約が締結され、
北方領土が日本の領土として認められた。
北方領土は択捉島・国後島・色丹島・歯舞諸島からなり、面積は4996平方kmで
沖縄の2倍強ある。
江戸時代から日本は北方領土の開発・経営をしていた。「日露通好条約」により、
ロシアとの国境が択捉島とウルップ島との間に確定された。
その後、1875(明治8)年の「樺太千島交換条約」によって樺太全島を放棄する代わりに
千島列島全てが日本領となり、1905(明治38)年の日露戦争の勝利により、
「ポーツマス条約」で南樺太も日本領となった。
第2次大戦の敗戦により、1951(昭和26年)の「サンフランシスコ平和条約」で、
日本が戦争によって奪った土地の権利・権原等は放棄することとなり、
千島列島もその中に含まれた。
しかし、北方領土は戦争によって獲得した土地ではなく、権限を放棄する千島列島には
含まれないが、ソ連は千島列島の一部であるとして北方領土を占領し、
その状態が現在まで続いている。
「北方領土」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
19冊ありました。
「思い出のわが故郷北方領土 若い世代に伝えたい 歴史編」千島歯舞諸島居住者連盟
「思い出のわが故郷北方領土 若い世代に伝えたい 返還運動編」千島歯舞諸島居住者連盟
戦後70年ですが、なかなか区切りのつかない問題です。
「北方領土交渉秘録(失われた五度の機会)」東郷和彦 新潮社
ニュースでときどき聞こえてはきますが、書記長・大統領の姿勢やソ連・ロシアの情勢によって日本との空気も変わってくるようです。が、領土についてはなかなか動いていかないのですね。
「北方領土 今日は何の日」北海道北方四島交流センター
このタイトル、今日、読んでほしい本ですね。
平成10年の今日、長野オリンピックが開幕しました。フナキーっ!
「長野」のキーワードで蔵書検索すると、14件。
「長野の花火は日本一」武藤輝彦 信濃毎日新聞社 2001年刊行
むむ、ちょっと見てみたい。
「長野 小布施(戸隠 湯田中渋温泉郷)JTBパブリッシング 2013年刊行
なかなか地名は読めないな・・・。ゆでんなかしぶ温泉郷? 違ってそう。
「長野殺人事件」内田康夫 光文社
ざっくりと殺人事件がおきました。
「長野県の民話(泉小太郎)」日本児童文学者協会 偕成社
各県の民話は、なかなかなじみがないですね。泉小太郎・・・。なにものなのか。
でも、長野県の白馬村、五竜館に泊まったことがあります。勉強に行ったのですが、楽しかったなー。2009年のことだったかな。
そして今、話題の書籍「マンガでわかる! 安売りするな! 『牡蠣』を売れ!」で舞台になっていますが、ちゃんと実在の宿です。
今は外国人観光客が増えて、夕食の場所がないなど、5,6年で状況がガラッと変わっているそうです。新米おかみ、奈々ちゃんは今日も忙しく駆け回っていることでしょう。
・・・マンガで見ると、知っている人は知っている短パン社長と藤村先生が双子みたいに見えますが、実物に何度かお会いしているけど、双子には見えないです。
今日はこの辺りで。
午前10時から、午後6時まで開館です。気になりましたらぜひ。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いています。
最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
というのは、面白そうな本でも、なかなか書棚から見つけられないんです。
あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。
当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。
(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)
少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。
ただ、ブログを書くのに日々、ネタ切れと戦っている方も多いですよね。ボクは人のお力を借りることにしています。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。
以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月22日はこんな日です。
ジャズの日、カレーの日、飛行船の日、
夫婦の日(毎月)、禁煙の日(毎月)、ショートケーキの日(毎月)
ジャズの日でした。ジャズについて詳しくないけど、鹿追町図書館の蔵書を検索してみます。
12冊ありました。
「ポートレイト・イン・ジャズ」和田誠 新潮社
「ジャズ・アネクドーツ」ビル・クロウ 新潮社
単語自体わからないので、中身も想像不能でした。すみません。
「ジャズと生きる」穐吉敏子 岩波書店
「歌えば天国ジャズソング(命から二番目に大事な歌)」色川武大 筑摩書房
「死者に捧げるジャズ」ジュリー・スミス 早川書房
「聴いたら危険! ジャズ入門」田中啓文 アスキー・メディアワークス
ジャズのことはよくわからないけど、命がけだというのがわかりました。イメージより激しいですね。
「12月にはジャズを聴く」聖千秋 集英社
コミックですね。残念ながら一月なので、しばらくお預けかも。
「映画とジャズ」和田誠 ビクター音楽産業
これは相性がいいジャンルですね。どちらもボクは詳しくないですけど・・・。
「聖地ニューオリンズ聖者ルイ・アームストロング(私たちの思い出ジャズとサッチモの故郷1968~1973)」外山喜雄 冬青社
やはりわからないけど、好きな人は懐かしいと思います。
「超ブルーノート入門(ジャズの究極・1500バンダイのすすめ)」中山康樹 集英社
この辺から聴き始めればよいのでしょうか。
「101人のこの1枚(ザ・ベスト・オブ・ジャズ)」音楽出版社
こっちから始めるのがいいかもしれません。
「必ず役立つ吹奏楽ハンドブック ジャズ&ポップス編」丸谷明夫 ヤマハミュージックメディア
吹奏楽に取り組んでいる方に、手に取ってもらいたい本です。
「カレー」の日が、今日でした。どのくらいの本があるか、楽しみです。カレーのキーワードで蔵書検索をしてみます。
55件ありました。気になるところを紹介します。
「マスカレード」ゲイル・リンズ 早川書房
いきなりこれでした。
「脳みそカレー味(岸田今日子・吉行和子とのインド旅日記)」山際泰男 三一書房
カレーばかり食べた旅が想像されました。
「カレー料理とシチュー」NHK出版
そういうことですよね。
「アンナ・カレーニナ」いがらしゆみこ 中央公論社
なるほど、こちらはコミックですが、たぶんカレーは出てこないです。
「『カレーライスの方程式』(目標実現のための最速ルール41)」古市幸雄 祥伝社
ビジネス書ですね。カレーの日に読んでみてはいかがでしょうか。
「かんたん、本格! スパイスカレー(3つのスパイスからスタート。水野流『ゴールデンルール』で失敗知らずのカレークッキング)」水野仁輔 マーブルトロン
スパイスから始める本格カレー。一度は作ってみたい。が、ハードル高そう。
「別格! 旬カレー(いつものルウだけで。うまさ一年中。)」水野仁輔 主婦と生活社
と思いきや、ルウだけでも別格のおいしさ。上の本と同じ作者さんが出しています。にくいね。
「一晩置いたカレーはなぜおいしいのか(誰もが知ってる料理の知られざるサイエンス)」稲垣栄洋 家の光協会
おいしいのは知っているけど、なぜかは説明できないですね。科学的に説明した本です。
「マスカレード・ホテル」東野圭吾 集英社
「マスカレード・イブ」東野圭吾 集英社
人気の東野圭吾さんの作品でした。当館でも、良く借りられていきます。
「S&B社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ(想像を超える、辛いだけじゃない魔法の調味料)」エスビー食品株式会社 池田書店
こう書かれると、読まなければ損をするような気がしてきます。
「海上自衛隊の極旨カレー・レシピのひみつ(今日はカレーだ!)」PHP研究所
こちらも気になる一冊です。海上を航海中の海上自衛隊の夕食、金曜日はカレーと決まっていますが、それはなぜか? 有名になりましたね。
海上自衛隊のイベントでも、カレーは人気で行列ができるそうです。
「アンパンマンとカレーパンマン」やなせたかし フレーベル館
かなり有名な絵本ですね。でも読んだことはないかも。この機会にどうですか?
「カレーのひみつ」(学研まんがでよくわかるシリーズ) 青木萌 学研コミュニケーションビジネス事業部教材資料制作室
ボクの大好きなひみつシリーズです。
「エレベーター・エスカレーターのひみつ」(学研まんがでよくわかるシリーズ) おぎのひとし 学研コミュニケーションビジネス事業部教材資料制作室
カレーといえば、エスカレーターを忘れていました。確かにね。
いろいろな方を思い出しつつ、今日はお別れです。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月8日はこんな日です。
平成スタートの日(1989)、勝負事の日、ロックの日、外国郵便の日、イヤホンの日、
学校始業、どんと焼き、どんどん焼き、正月事納め、
屋根の日(毎月)、果物の日(毎月)、歯の日(毎月)、米の日(毎月8日,18日,28日)
平成元年のこの日に、今の元号、「平成」がスタートしました。そのときは、ボクは中学三年生だったかな。当時、小渕官房長官の掲げた「平成」の文字に、なんだか「違和感あるなぁ」と思いましたが、平成に慣れるまで3~4年はかかったかな。学生だったから、何をどうしなければならないってわけではなかったけど。
でも、驚きですね。あの「平成」も、28年目ですよ。まあ、毎日使っているんですけどね。平成27年とか、平成28年とか。
ためしに、ためしに「平成」で鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
はたして・・・。
341件、出てきました。思ったより少なかったです。
「有珠山(平成噴火とその記録)」室蘭民報社 2000年刊行
この本が出てから、15年あまりが経つということで、有珠山の噴火はそんな前だったのか・・・、という気がします。
「消されかけたファイル(昭和・平成裏面史の光芒)」麻生幾 新潮社 2000年刊行
こういうタイトル、惹かれます。
「平成狸合戦ぽんぽこ(総天然色漫画映画)」高畑勲 スタジオジブリ 1994年刊行
スタジオジブリの作品で、有名ですよね。あまり見たことはないのですが、ボクが流行りに乗れない時期だったのか・・・。
「翔んでる警視正 平成篇」胡桃沢耕史
なつかしい・・・。
「十勝毎日新聞縮刷版 平成元年1・2月号」
時代の資料として、大切ですよね。ただ、インターネット時代には、「縮刷版」も変化していくようです。
「西部十勝少年少女国内研修 新しい出会い永遠のともそして未来へ 平成7年度」西部十勝教育委員会連絡協議会
20年前の事業ですね。参加した人は、今このレポートを見ると感慨深いのではないでしょうか。大切な思い出がよみがえるかも。子どもは携帯を持っていない時代で、今みたいにsnsのない時代ですが、当時仲良くなった人を今この時代にFacebookなんかで探せば、何かが見つかるような気がします。奇跡の予感。心当たりのある人は、ぜひ鹿追町図書館へおいでくださいね。
「平成5年北海道南西沖地震救護・救援活動記録集」日本赤十字社北海道支部総務課企画広報係
これも貴重な資料ですね。過去に学んで現在、未来に生かしたいです。
「宝塚歌劇『名作・傑作』全演目事典(平成編)」御木平輔
宝塚も観たことはないです。きっと観たらファンになる気がします。演劇とか、ミュージカルとかは、テレビで観るのと劇場で観るのとは違いますよね。
「やさしいエッセー教室作品集 平成20年度」鹿追町教育委員会
「かがやいて40年(昭和57~平成4年のあしあと)」鹿追町婦人団体連絡協議会
「文集白寿 平成20年度鹿追町ヌプカウシ白寿大学文集 36号」鹿追町教育委員会
「平成歌合古今和歌集百番」上野正比子/詠著
地域の文芸誌や記録誌と、なんかすごいのを並べてみました。
「平成都市伝説」梶尾真治 中央公論新社
これも惹かれるタイトルですが、出版社を見るに、結構真面目に研究している予感がします。
「『はとバス』六十年(昭和、平成の東京を走る)」中野晴行 祥伝社
都会の方はどうかわからないですが、田舎からの東京観光は、何をおいてもはとバスだった、という時代の方も多いでしょう。あのとき、あの日を思い出せるかも。
「しのびよる図書室の亡霊(平成うわさの怪談)」小暮正夫 岩崎書店
児童書のシリーズですね。「こわい本」、子どもに人気があります。大人も好きですよね。
面白いので、このシリーズ、タイトルだけ紹介します。
「プールで死者がよんでいる」
「のろわれた携帯メール」
「恐怖の人食い観覧車」
「地獄からもどった黒ねこ」
「のろいをまねく一輪車」
「スクールバスにさまよう霊」
「死をよぶ月光のソナタ」
「死神から買ったマフラー」
いろいろ気になります。
あ、今日の最後はこれです。
「平成ライダー対昭和ライダー対戦(feat.スーパー戦隊)」東映ビデオ
映像資料、というか、DVDです。2015年の2月に出たものですね。
仮面ライダーとスーパー戦隊は、今や親子そろってみられるように、ちびっ子、昔のちびっ子だったお父さん、そして若手イケメン俳優が出るのてお母さんもと、親子そろって観られる素晴らしい仕組みになっています。
あの短パンで有名な社長、奥ノ谷圭祐さんも、「新旧融合が大事」と言っています。
・・・こういう意味で言ったのかは定かではないですが。
今日はここまで。
「そうだ! 昔書いたエッセイ、読みたかったんだ! さっそく図書館に借りに行こう!」という方に嬉しいお知らせです。本日、午前10時から、午後7時までの開館です。金曜日は一時間延長して開館しています。お時間があればおこしくださいねー。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月14日はこんな日です。
四十七士討ち入りの日、忠臣蔵の日、南極の日、 ひよ子の日(毎月14日,15日)
忠臣蔵の日ですね。「忠臣蔵」というキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
22件ありました。忠臣蔵の本ばかりですね。そりゃそうか。
じつは、忠臣蔵、読んだことはありません。テレビで以前、しきりにドラマ化されていたときも、シーンをバラバラに少しずつ、それも別の年の別のドラマのシーンを途切れ途切れに見ただけです。
なのでストーリーもよく知らなくて頭の中にあるのは、
吉良上野介
アサノタクミノカミ
殿中にござる
雪の中の吉良邸討ち入り
というキーワードです。
「殿中にござる」は、別の時代劇かもしれないけど、どうだろう、確か忠臣蔵のような・・・、というくらいうろ覚えです。
だって、しきりにドラマ化されていたころは、時代劇に興味なかったんだもの。
と、誰に向けてとも知れず、知らないことについて言い訳をしてしまいます。
以下、当たっていれば忠臣蔵のネタバレですので、これから忠臣蔵を読もうと思っていて中身を知らない人は注意してください。
多分、吉良が悪者で、誰かが馬鹿にされて(ひょっとして馬鹿にされたのがアサノタクミノカミ?)、我慢できなくて偉い人の城の中で刀を抜こうとするが、その行為は主君に対する反逆と取られてしまうので、「殿中、殿中にござる!」と、止められるもこらえきれずに切りかかる。
結局、責任を取らざるを得なくなり、アサノタクミノカミ、切腹。その仲間、部下たちが、「吉良だけのうのうと、生きているのが許せない!」と、吉良を倒そうと吉良の屋敷に47人くらいで殴りこんだけど、偉い人に後で「それはだめだよ」と言われて、47人くらい切腹することになった事件。なんだろうか。
こんなにあらすじだけ書くと、そこは怒らず我慢しようよとか、刀を抜かずにパンチくらいにしとけば切腹までいかなかったんじゃないかとか、いろいろ思いますが、読んだり見たりしていると主人公に感情移入してしまう部分があるんでしょうね。
今話題の下町ロケットとか、前に流行った半沢直樹とか、見ていると手が出そうになるくらい悪役が憎らしい。けっして許してはいけない部分まで踏み込まれた。そういうことなのでしょう。
でも、図書館にいて、忠臣蔵を知らないのは完全に恥部ですね・・・。知らないのを黙っておいて、ネットであらすじを調べて知ってるふりで書こうかなと、ちょっと思いました。
でも神奈川県の勝村さんという人に「恥ずかしいと思う部分を書くのも大事だよ。というか、むしろそれを出した方がいいよ」と今年の2月、3月、9月頃に言われたので、見栄を張るのをやめて書いてみました。
「ボクなんかね・・・」と、勝村さんが話してくれました。
勝村さんは「日本一のサッカー馬鹿、勝村大輔」をネット上で名乗っていたら、「お前のバカさ加減なんかまだまだ日本一ではない」と不思議な炎上(ネットの主張に反論のコメントが相次いで、応援コメントとないまぜになることを炎上というみたい)をして、『サッカー馬鹿』の世界の意外な層の厚さに直面し、「そうかー」と、自ら「ただのサッカー馬鹿」に格下げすることにしたという話をしてくれました。悪いけど、笑ってしまいました。
忠臣蔵で「吉良」という言葉を聞いて、今思い出すのは荒木飛呂彦さんの人気マンガ、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる変態殺人鬼、吉良吉影です。殺人鬼なんだけどわりと人気があるという、フィクションだから成立するのですけど、変態殺人鬼を魅力的に描く荒木飛呂彦さんの力量、すごいなと思いました。ジョジョの奇妙な冒険は、登場人物に奇妙な人が多く、面白いです。
「好きなことを書かないと、読んでもらえない。どうせ、世の中全員が読んでくれるわけじゃないし、好きな人しか読まないよ。でも、行儀良くても関心を持てない『どうでもいい人』になって誰にも好かれないより、好きな人に読んでもらえればいいじゃん」というようなこと(ちょっと言葉は違ったと思いますがそんなようなこと)を、東京都におすまいの奥ノ谷佳祐さんに今年の2月、3月、6月くらいに会った時に言われたので、ジョジョが好きだということも、吉良から連想して徒然なるままに書いてしまいました。
奥ノ谷さんも炎上したりしたけど、「大切な人のために書く」という信念(というか、愛)で毎日ブログやフェイスブック、ツイッターを続けていたらテレビから取材が来たりして、今では炎上を突き抜けて人気沸騰中。
ちなみに、彼はみんなが喜んでくれるからという理由で、冬でも短パンで街を歩くので「短パン社長」という通り名で有名です。でも、もし冬に北海道に来ることがあったら、無理しないでズボン(今、ズボンって言わない?)穿いてね。冬の釧路で短パンでポーズを決めている写真を見たこと記憶があるけど・・・。
なにか、長くなってしまいましたので、今日はここまで。
あ、今日は月曜なので休館日です。こんなブログを読んで、忠臣蔵を読みたくなった方は(いないかもしれないけど)、ごめんなさい・・・。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。