おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
今日も今日とて図書館所蔵の本を紹介します。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っていました。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
3月9日はこんな日です。
雑穀の日、記念切手記念日、関門国道トンネル開通記念日、ありがとうの日、
緑の供養日、佐久ケーキ記念日、レコード針の日、酢酸の日、3.9デイ、感謝の日、
ざっくの日、緑の供養日
クジラの日(毎月)、クレープの日(毎月)、パソコン救急の日(毎月)、パソコン検定の日(毎月)
「雑穀」のキーワードで蔵書検索を。
「日々雑穀(信州伊那谷『野のもの』の楽しい雑穀料理)」吉田由季子 河辺書林
「わが家でつくるこだわり麹(米・豆・ムギから雑穀まで)」永田十蔵 農山漁村文化協会
ふむふむ。あまり自炊しないから雑穀を食べる機会はないのですが、なんとなくやせそうです。
「ありがとう」の日でした。
調べてないけど、さんきゅーから来てると思いました。
「涙が出るほどいい話(あのときは、ありがとう)」「小さな親切」運動本部 河出書房新社
そのときは言えなくても、あとから「助けられてたなぁ」と振り返ること、ありますね。
「ありがとうなんて絶対言わない」大黒摩季 祥伝社
かえって潔いかも、大黒摩季さんの本でした。
「『ありがとう』と言われる商い(価値を生み出し繁盛するワクワク系商人の道)」小坂裕司 商業界
商業界からこちらの本が出ていました。
「ありがとう、さようなら」瀬尾まいこ メディアファクトリー
なんだかせつないタイトルですね。
「馬の絵作品展10回展記録誌(ありがとう馬さんたち)」神田日勝記念館 2005年刊行
我らが美術館から、記念誌が出ていました。貴重な資料です。
「ありがとう、赤ちゃん(60歳初出産の物語)」影山百合子 光文社 2002年刊行
ビックリするタイトルです。大きな大きなチャレンジです。高齢出産という言葉がありますが、そのイメージからさらに上の年齢での出産です。なにか大きなヒントが得られそうな気がします。
「筆ペンのお礼状(ありがとうの心を伝える126の実例集)」西村翠晃 日貿出版社
今の時代だからこそ、手書きが伝わります。
「ありがとう」いもとようこ 岩崎書店
図書館で仕事をするようになって、絵本を何十年ぶりかに開いたら、感動しました。
変な言い方ですが、こどもは、大人みたいに付き合いが良くありません。「つまらない」と思ったら読んでくれません。
短い文と絵で子どもたちをひきつける絵本は、大人が読んでも感じるものがあります。子どもたちは本物を見つけるのかうまいかもしれないな、と思っています。
という話を、おとといに看板キングこと、タカハシさんと話していたところでした。面白かったー。(日記)
「ありがとう」のお話は、まだまだ大人、こどもに関わらずたくさんあります。ボクは最近涙もろくなって、読んでて泣いてしまいます。
あ、これだけは書きたかった。人生のパイセンTVというテレビ番組とかで話題沸騰の奥ノ谷圭祐さんの昨日のFacebookの投稿でハッとしたこと。
「コンビニやお洋服屋さんで、店員さんからよく聞くセリフを想像してみてください。
『いらっしゃいませ~。こんにちふぁ~。』『ありがとうございました~。またお越しくださいませぇ~。』って・・・。
いや、あんた、いらっしゃいませ。なんて、思ってないし、また来てほしいなんて思ってないだろ! って思わずツッコミたくなる事多々。(笑)」
でもそれってその店員さんだけが決して悪いワケじゃない。そういうマニュアルがきっとそこのお店にはあって、とにかく元気良く、笑顔で、こう言えばいい!みたいな。そんな感じだと思う。」
このあとがいいこと言っているのですが、ここまで読んでボクは、利用してくれる方に「ありがとうございます」って言っているけど、タイミングで言っているとき、あるなー、と思いました。
ボクのありがとうは「Amazonでも電子書籍でも本が読める時代に、図書館に期待して足を運んでくれてありがとうございます。この一冊があなたのお役に立ちますように。」という気持ちで言ってみます。
奥ノ谷さんの投稿は、こう続いています。
「アナタ、SNS上で良いことばっかり言ってるけど、それ、まるで伝わってないよ」
うん。良いこと書きすぎた。恥ずかしいくらいに。嘘くさく聞こえるくらいに。
でも、恥ずかしいけど、やってみます。
本日は午前10時から午後6時まで開館です。
「ありがとう」の本、ありますか? と聞いてみてくださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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