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自分色記念日・世界食糧デー・ボスの日でした(2017.10.15)

こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

全国図書館大会での文藝春秋さんの「図書館で文庫本を置くと無料の意識づけがされてしまうので、やめてほしい」という発表が波紋を呼んでいます。大きな波紋の一つが、キングコング西野亮廣さんの「全国の図書館に新刊を自費で送ります。いらない場合は返品費用と手数料を後ほどお支払いします」という宣言です。

図書館が本の売り上げを減らしているのではない。出版業界や書店と図書館は利害が対立していない、という主張をされています。

実はボクはその話が流れる前に、「面白そうだな。話題になりそうだし、自分で買おう」とこの本は買っていました。また次の機会にこの本のことを書きたいと思います。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

さて、10月16日はこんな日です。

自分色記念日、世界食糧デー、ボスの日

 

※【人と色の日・自分色記念日】

人が生まれながらに持つ髪や目、肌の色などと調和して、その人にいちばん似合う色が自分色(パーソナルカラー)。

個性を引き立て、魅力を引き出すパーソナルカラーの効果的な活用法などを提案する有限責任中間法人の日本パーソナルカラリスト協会が制定。

日付は10と16で「ヒトイロ=人色」と読む語呂合わせから。

 

「似合う色がわかる本(カラーアナリストが教える本当に似合う色)」桶村久美子 中経出版 2002年刊行

「ビジュアルカラーコーディネート」徳永聖一郎 講談社 2000年刊行

「トコトンやさしい色彩光学の本」前田秀一 日刊工業新聞社 2016年刊行

「色の教科書(暮らしがもっと楽しくなる!)」桜井輝子 学研パブリッシング

ふだん、あまり色に気を配っていないのですが、家で実物大ガンダム像の写真&製作者インタビュー集を読んでいたときに色の話が出てきました。

ガンダムは白が多く、同じ白だと見栄えがしないので、権利者のサンライズと立像の製作技術者チームが話をして、「各パーツはいろいろな工場で別々に作られたという設定にして、グレーを使いながら色のメリハリをつけましょう。同じ工場で作られたパーツは塗装色を合わせて。それなら靴上がったときに単調にならない」というようにして完成度をあげたそうです。

また、ガンダムの生みの親、富野さんは「おもちゃカラーだが、結果的にこれでよかった。ハッピーでピースフルな見え方だ。兵器を意識したミリタリーカラーにしたらミサイルが飛んできたかもしれない」と語っています。なんでも、企画の最初には富野さんには打診がなく、プロジェクトが中止できない段階になってようやく話が来たそうです。「最初に俺のところに話が来ていたら、このプロジェクトは認めなかった」とも、書かれています。忌憚のない意見とはこういうことを言うんだなぁ、と思いました。

あ、ちなみにガンダムはアニメ出てくるだけで「実物大」といっても実物がないので正確ではなく、1分の1ガンダム像という表現が正しいらしいです。はい。

色の話のようでいて、自分の趣味の話でした。

 

 

※【世界食糧デー(World Food Day)】

国連食糧農業機関(FAO)が1981(昭和56)年に制定。国際デーの一つ。1945(昭和20)年、FAOが設立された。開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日。

 

「世界から飢餓を終わらせるための30の方法」ハンガー・フリー・ワールド 合同出版 2012年刊行

「食料と環境問題(世界と日本の食料問題)」山崎亮一 文研出版 2011年刊行

ボクが子どもの頃に、世界の人口は55億人と聞いたような記憶がありますが、子どもの頃より30数年が経って、男の数が世界に35億なので、倍にして70億くらいです。増え続ける人口による食糧需要を満たす供給をしていくか、大きな問題です。

 

「ナショジオと考える地球と食の未来(私たちはいつまで食料を確保できるのか?)」日経ナショナルジオグラフィック社 2016年刊行

食糧問題について、わかりやすくまとめられています。

ボクは実家が酪農家なので、いろいろいろいろ考えてしまいました。

 

 

※【ボスの日】

1958(昭和33)年、アメリカのパトリシア・ベイ・ハロキスさんが、会社を経営していた父の為に提唱。

経営者と部下の関係を円滑にするための日。アメリカではボスを昼食に招待したりプレゼントを贈ったりしている。日本では1988(昭和63)年からデパート業界が実施している。

 

「『ボス』と慕われた教師(学校づくりは石狩で、カンボジアで)」小山内美江子 岩波書店 2003年刊行

小椋英史先生、校長になって次々と新しいアイディアを出します。ノーチャイム・ノーホイッスル運動。「教職員は腕時計をしているし、教室にも校庭にも立派な時計がある」と、導入。最初は混乱があったものの、次第にうまくいくようになりました。周りの先生は、「チャイムやホイッスルの合図に従わせるのではなく、自ら行動する。これが教育なんだな」と感じたと言います。

一人一冊一年間熟読のアイディアは、冊数を多く読めばスゴイ、というのではなく、しっかりじっくり名作を味わい、読み取ってもらいたいとのことで取り組まれたのでした。

退職のときに、教師の有志で贈る言葉を載せた小冊子が作られました。

「思ったのなら、やれ。校長は検事ではない、最終弁護人だ。あの言葉、忘れません」

これは、素晴らしい言葉だと思いました。

素晴らしい本、素晴らしい言葉、素晴らしい方に出会えました。

 

「ゴリラのボスになった力三さん(世界が驚いた!ゴリラと心を通わせた飼育係の物語)」綾野まさる ハート出版 2002年刊行

戦争のときの、ゾウのエピソードを読んで泣きそうになりました。

東山動物園でも、上野動物園と同様に「猛獣を殺せ」と軍から命令があり、多くの動物を獣医と飼育員が、やりきれない思いでその手にかけました。

三頭のゴリラとのエピソード、人間とゴリラは心を通わせられるのか。

人とゴリラの種の垣根を越えた力三さんの愛で、心が通い合ったのです。

しかしゴリラに対してボスであるには、肉体的に彼らより強いことを示さなければなりませんが、どんどん成長していくゴリラを力にて制することができなくなり、悲しい別れが訪れました。でも、最後まで読んでほしい本です。

児童書で、ひらがながふってあるので動物好きの小学校3年生くらいからおススメです。いつも本を読んでいる子はもう少し小さくても読めます。

 

「ボスがきた」たけうちまさき 偕成社 1980年刊行

一人の児童、たけうちくんが施設にやって来た子犬に親と別れて暮らす自分の境遇を重ねます。子犬は『ボス』と名づけられました。

大切な友人として一緒に暮らした『ボス』にも最後の時が訪れます。その悲しみたるや、大変なものでした。たけうちくんはその気持ちとボスとの思い出を絵にして、【ボスがきた】という絵本になりました。

 

今日はこのあたりで。それでは~。

読書と積読書

読書が趣味である。

本は自分の知らなかったことを知ることができる。それが面白い。

本屋さんに行くと、自分の知らないことばかりがあり、それを知りたくなってたくさんの本を買って帰る。

ただ、読むよりも買う方が早くなり、読み終わる前に次の本を買ってしまう。

部屋には読んでない本が積み上がる。これがいわゆる、積読書(つんどくしょ)と言われる状態である。

それが悪いことだと思っていた。

 

でも、「好きなことをやったらいいよ」「考える人、ロダンの積読書なんて面白いと思うよ。積読書を投稿してみたら?」という、ボクの師匠のアドバイスを思い出した。

いや、忘れていたわけではない。

積読書が恥ずかしかったのだ。せっかく買ったのに、読まないのはムダで、役に立たないことにお金を使っているのはダメなことだと。

でも、「好きなことやったらいいよ」というアドバイスがつながった。

先輩の、「恥をかいてもええねん!」という言葉も脳裏をよぎる。

「とにかくやってみよう! ダメならやめればいいんだから」

そうだよなぁ。

こんなことをグルグル考えている間に、本を読めば相当読み進むのだが…。

考えるのが面白いから、それはそれでいいのかな。いいことにしよう。

いままで、趣味はと聞かれて、読書という答えをしていた。

確かに読書は好きなのだが、最近あまりしていない。だから、答えるときに「なんか違うんだけどな…と思っていた。

とうとう、気がついた。今の趣味は読書ではなく、積読書なのではないか。

 

「読まなくてはいけない」

「本棚に片づけなくてはいけない」

というのはやめて。

テーブルやデスクに積みあがる本は、なんとなく、罪悪感もあったし、読書もその他のことも停滞させている。

ので。

積読書専用のスペースを用意しよう。ここに収まりきらなければ片づけるということにする。

なんだかとても楽しい気分になった。いつまで楽しいか分からないけど、ダメならやめればいいんだから、とにかくやってみよう。

 

本屋さんで面白そうな本を見つけた喜び。

それを買って帰る嬉しさ。

でも、読んでいない。そのことに自分を責める気持ちがあったけど、読書が趣味なら読まないのはダメだけど、積読書が趣味なら読まないこともOK。もちろん読んでもいいし。

 

よくわかんないけど、そういう風に整理したらなぜだかワクワクしてきた。

 

「ワクワクすることをやろう!」という師匠たちの言葉を思い出した。

ここにきてようやく、見つかった気がする。

資本論で有名なカール・マルクスは、「労働者は労働を売っているのではなく労働力、つまり労働する可能性を売っているのだ」

と言っていた気がする。

ボクも、本を買っているのではなく、本を読む可能性を買っているのだ。

いつ読んでもいいし、読まなくてもいい。

 

こんな言葉も思い出した。確か、片づけ術の本にこう書いてあった。

「買ったのに使っていないものでも、買ってワクワクした時点であなたにとって貴重な役割をすでに果たしているのです」

だから、もったいないと思わず、罪悪感を持たずに使わないものはありがとう、と思って捨てて片づけてよいのです。と続いたような記憶がある。

ボクは積読書が趣味なので、この理論の都合のいいところをもらうことにする。

ワクワクして積んでおく。

本を読んで役に立てようと思うと、役に立てなければいけないと思い、趣味のはずの読書ができないことでちょっと自分を責めていたのかもしれない。

でも、積読書が趣味なら、積むことで満足なのだ。

 

そうか、あのときの師匠の言葉はこのことを言っていたんだ。

師匠の言葉を理解するのに、2年と5カ月ほどかかった。

 

でも、エクスマをこれから学ぶ人達には、別にわかんなくてもいいから、とにかくやってみることをおススメします。

この文章をワードで下書きするのに、【積読書解消のため】とつけたが、別に解消しないでむしろどんどんやってみようという結論に至りました。

めでたしめでたし。

ツクールの日、涅槃会の日でした。2月15日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

2月15日はこんな日です。

春一番名附けの日、春一番の日、ツクールの日、ねはん会

 

※【春一番名附けの日】
春一番とは、春本番に先だって数日間にわたって吹く南からの強い風のことである。
気象庁では「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの強風が吹き、気温が上昇する現象」と定義している。
元々は壱岐や瀬戸内海の漁民の間で使われていた言葉だったが、気象用語になってから一般的になった。
北海道も、日中はプラスの気温になる日が増えてきました。だいぶ暖かく感じます。

 

「ピンボケ5人(ファイブ)と春一番のプレゼント」古世古和子 大日本図書

児童文学がありました。なごみますね。

 

※【ツクールの日】
ゲームソフトプログラムの知識がない人でも、手軽にゲーム制作が楽しめるソフトウェア「ツクール」シリーズを手がける株式会社エンターブレインが制定。
日付は「ツクール」の語呂合わせで296。これを2月9+6日と見立てて2月15日とした。
ゲーム制作の楽しさを広めることを目的としている。

「ツクール」シリーズの最新作、「RPGツクールMV」でなんとなく作ってみました。遥かなる旅が始まる……のか?

 

「世界空想動物記(なぜ人間は彼らを誕生させたのか?)」実吉達郎 PHP研究所 1992年刊行

西洋から東洋のモンスターが記されています。ツクールシリーズの代表格、RPGツクールでゲームを作るときに、知っておきたい知識です。

 

「レブラコーンの涙」安田均/編 富士見書房 1990年刊行

剣と魔法の西洋風ファンタジー世界、フォーセリアでのアレクラスト大陸での冒険が4編、収められている短編小説集。ソードワールドシリーズですね。面白いです。シナリオ作りのアイデアのきっかけにも。

 

 

※【涅槃会】
釈迦三大法会のひとつ。釈迦の入滅した日。
宗派により供養の仕方は違うが、一般には炒り豆やあられ、団子を作って寺に詣でる。

 

「ブッダ」手塚治虫 講談社

お釈迦様にはいろんなイメージがありますが、ボクは手塚治虫さんのブッダが浮かびます。フィクションのエピソードも多いのでしょうけど…。人間の無常を感じました。

人間らしく、生き抜いたタッタが好きでした。

 

 

今日はこの辺りで。

 

 

それでは~。

3分間電話の日。1月30日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月30日はこんな日です。

 

3分間電話の日

 

※【3分間電話の日】

1970年(昭和45年)に公衆電話の市内通話料金が3分で10円になった日。

1985年(昭和60年度末)909,570台が設置されていた公衆電話も、携帯電話の普及などにより毎年減少。2009年(平成21年)には約28万台に。

 

総務省の情報通信白書のデータによると、27年度末時点では約17万台に減少しています。

恐ろしく減少しています。電話ボックス、見なくなりましたよね。

まあ、携帯電話やスマホがあれば、普段は使わなくなりました。

家での固定電話も、若い人は契約していない人も多いのではないでしょうか。ボクは一応FAXのために回線はありますが、もう、無くてもいいかなってくらい、携帯しか使わないですね。家にいないことも多いし…。

でも、職場の電話は無くてはならないです。

 

「電話の応対(上司や先輩がおどろくほど、上手な電話のかけ方・受け方)」浦野啓子 PHP研究所

「臨機応変!! 電話のマナー完璧マニュアル」関根健夫 大和出版

「電話応対のマナー120のシーン別正しい受け答え(そのまま使える実例集)」大嶋利佳 秀和システム

このあたりを押さえておけば、ビジネスの電話はバッチリです。

 

あと、書棚で見て気になっていた一冊。

「校長、お電話です!」佐川光晴 双葉社

校長先生が電話に出ると、相手はいったいどんな話を始めたのか?

なんだかトラブルの予感がするのは、ボクがネガティブだからでしょうか。いい電話の雰囲気がしないんですよね。不思議と。

 

ここ、去年と同じ文章です。面白そうなので読みたいんですが、一年読まないままでした…。

 

「ドラえもんひみつ道具完全大事典」小学館 1994年刊行

3分間電話→公衆電話→電話ボックス→もしもボックス

という感じで、連想しました。この本、1ページに3つか4つのひみつ道具が紹介されていて、381ページまであるから、1000個以上のひみつ道具が載っていると思います。

 

年季が入っています。多くのこどもたちに読まれたのですね。

 

こどもだけではなく、大人が読んでも面白いです。懐かしいだけでなく、藤子さんの発想力に驚きます。

ほしい道具はいっぱいありますが、パッといいなと思ったのが『未来図書券』。

これを使うと、これから先に出る本を取り寄せることができます。

 

いいなー、欲しい本、いっぱいある!!

『もし、このひみつ道具を自分が使うとしたら…』って、いろいろ考えて楽しめるのもドラえもんという作品の魅力ですね。

 

あ、もし、図書館の本のページが破れてしまっても、セロテープで直したりせず、そのままお持ちくださって、スタッフに教えてくださいね。セロテープで直すと、このように変質してしまいます。図書館には、専用劣化のしにくいテープなどで補修します。セロテープで色が変わってしまった場合は、もう直せないのです…。

 

図書館豆知識をお伝えして、今日はこの辺りで。

 

それではまた。

今日は何の本? 4月27日(2016) 絆・駅伝・哲学・悪妻・ロープとかの日

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

九州での地震、早く落ち着いてほしいです。

今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。

 

「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行

「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行

「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行

「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行

「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行

 

 

いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

4月27日はこんな日です。

 

絆の日、駅伝誕生の日、哲学の日、悪妻の日、婦人警官記念日、国会図書館開館記念日、ロープデー、

 

 

※【絆の日】

人と人との「絆」を大切にと兵庫県神戸市の株式会社アートファーマーが制定。

「絆」は社会を支える上での基本的なものとして、その重要性を広く社会にアピールするのが目的。

日付は絆を忘れないようにと勿忘草の月である4月と27を絆の「つな」と読む語呂合わせから。

 

「人間の絆」サマセット・モーム 新潮社 1981年刊行

これは、ボクも一度は読んでおきたい作品ですが、なかなか手が出ないです。敷居が高い?

 

「流星の絆」東野圭吾 講談社

東野圭吾さん、うちの図書館でも人気です。

 

「戦地から愛のメッセージ(400通の絵手紙にこめられた家族の絆、平和の尊さ)」伊藤半次 文芸社 2014年刊行

これは、泣きます。

 

 

 

※【駅伝誕生の日】

1917年(大正6年)のこの日、京都の三条大橋から、東京間508kmを通して走る、

東海道五十三次駅伝競走がはじまった。

「駅伝」の言葉が初めて使われる。

 

「『箱根駅伝』不可能に挑んだ男たち」原島由美子 ヴィレッジブックス 2007年刊行

これは、熱くなりますね。

 

「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」原晋 アスコム 2015年刊行

去年と、今年のお正月に、青山学院大学の躍進、話題になりましたね。

「ワクワク大作戦」・「ハッピー大作戦」で、楽しく走って圧倒的に勝ってしまうというすごいお話です。楽しんでうまくいってしまうという、新しい時代が走ってきました。

 

 

 

※【哲学の日】

紀元前399年、ギリシアの哲学者・ソクラテスが、時の権力者から死刑宣告を受けて、

刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなった。

アテナイ(現在のアテネ)で活動し、対話的問答を通じて相手にその無知(無知の知)を

自覚させようとしたが、アテナイ市民には受け入れられず、告発され死刑判決が下された。

友人クリトンや弟子たちは脱獄を勧めたが、「悪法も法」だと言って毒杯を煽ったのだった。

享年70歳

 

「ソクラテスはなぜ裁かれたか」保坂幸博 講談社

そうですよね。問答をするだけで死刑になるというのは、権力の横暴ですよね。確かに、なぜ裁かれたのか、しっかり捉えたいところです。

 

「哲学・論理用語辞典」思想の科学研究会 三一書房 2012年刊行

すこし勉強しようかな。

 

「魅せるひとの極意(愛読書に一流の哲学をみる!)」asta編集部 ポプラ社 2009年刊行

憧れるタイトルです。

 

「戦場の哲学者(戦争ではなぜ平気で人が殺せるのか)」J.グレン・グレイ PHP研究所 2009年刊行

これは、平和を求める上でみんなで考えるべきことですね。人を殺したい人なんていないです。

 

「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する(絶対に失敗しないビジネス経営哲学)」島田紳助 幻冬舎 2007年刊行

島田司会者の著作です。ボクは外食ではついつい大盛りを頼んでしまいます。

 

「『ザクとうふ』の哲学(相模屋食料はいかにして業界No.1となったか)」鳥越淳司 PHP研究所 2014年刊行

おお! これは…。

ザクとうふって、ご存知ですか?

アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する、地球連邦へ独立戦争を仕掛けたジオン公国の開発した、初期主力モビルスーツ、MS-06「ザク」。

写真は、シャアザク。パソコンの近くにありました。緑のザクの三倍のスピードで動きます。

写真は、シャアザク。パソコンの近くにありました。緑のザクの三倍のスピードで動きます。

 

マニアは、主役のはずのガンダムより、ザクを好んでいたりします。

そんなザクをパッケージでかたどった、ザクとうふが大ヒットしました。

れっきとしたとうふではありますが、食品なのか、キャラクターグッズなのか、いろんな喜ばれ方がありますね。

 

 

 

※【悪妻の日】

ソクラテスの妻が悪妻として有名であることから。

しかしソクラテスは「悪妻と結婚したから哲学者になれた」との名言も残している。

 

妻はクサンチッペ。不思議な語呂ですね。久々に思い出しました。

 

「悪妻に捧げるレイクエム」赤川次郎 角川書店

レクイエムとは、鎮魂歌。悪妻、ピンチなのか。

 

 

※【国会図書館開館記念日】

1897(明治30)年、「帝国図書館官制」が公布、1872(明治5)年に書籍館として

創設された東京図書館が「帝国図書館」と改称され、欧米の国会図書館に倣って

整備拡充を図ることとなった。

1947(昭和22)年12月4日に国立図書館と改称、1949年に国立国会図書館支部上野図書館とされ、

蔵書は国立国会図書館中央館に引き継がれた。

 

図書館のご先祖の誕生日でした。おめでとうございます!

 

 

※【ロープデー】

「よい(4)つ(2)な(7)」(良い綱)の語呂合せ。

 

「アウトドアのロープワーク(結びの基本&目的別活用法)」小暮幹雄 ナツメ社 1988年刊行

「イラストでわかるひもとロープの結び方百科」小暮幹雄 新星出版社 1995年刊行

「ガーデニングのロープ・ハンドブック(庭づくりに役立つロープの結び方がひと目でわかる)」小暮幹雄 誠文堂新光社 2013年刊行

なんと、小暮幹雄さんの著作が続きます。ロープ結びの大家なのですね。

 

「なわ(ロープ 紐・糸)結び 職人の手技を盗み取る本」おほつき四郎 総合科学出版 1979年刊行

おほつき四郎さんも書いていました。本名? ペンネーム?

 

 

今日はこの辺りで。

 

本日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本がありましたら、来てねー。

今日はなんの本? 2月27日(2016) 新選組の日とか、絆の日とか、ポケモン20周年とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、ボクは図書館で働いていて、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。

「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。

 

さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

2月27日はこんな日です。

 

新撰組の日、絆の日(冬の恋人の日)

仏壇の日(毎月)、交番の日(毎月)、ツナの日(毎月)

 

※【新選組の日】

1862(文久2)年、「新選組」の前身「壬生浪士組(壬生浪士隊)」が結成された。

壬生浪士隊は、清河八郎の提案で、事件が頻発している京都の警護に当る為に

幕府が江戸で募集をしたものである。

翌1863年2月に江戸を出発したが、京都に着いた途端、清河が壬生浪士組の目的は

尊皇攘夷だと言い出したため、浪士組は空中分解してしまった。

まもなく幕府の帰還命令を受けて清川ら209名は江戸に戻ったが、

近藤勇・芹沢鴨・土方歳三ら24名はそのまま京都に残留し、京都守護職で

会津藩の松平容保の配下に入って、8月に「新選組」と改称した。

その後、約4年間にわたり、京都で尊皇攘夷派・倒幕派の弾圧を行った。

ちなみに新選組といえば浅葱色のだんだら模様の羽織が有名だが、

これは新選組が結成した初期の頃にしか着用されず、

その後は「黒衣、黒袴」の黒づくめが新選組の目印となったらしい。

 

新選組の結成の日! ではなく、新選組の前身、壬生浪士組の結成の日でした。むむむ、複雑なんですね。日本史の授業では、縄文時代ぐらいから始まって、近代に入るころには学期の終わりが近づいているので、授業はやたら駆け足で学びました。この辺、あまり教わった記憶がないなぁ…。

新選組と言えば、マンガや映画、アニメでおなじみのるろうに剣心の、壬生の狼、斎藤一を思い出しました。かっこよかったです。

 

「新選組」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。

23件ありました。

 

「新選組魔道剣」火坂雅志 光文社

「真田三大」が絶好調の火坂さんの作品です。

 

「新選組血風録」司馬遼太郎 中央公論社

「幕末新選組」池波正太郎 文芸春秋

歴史小説の大家の作品ですね。

 

「新選組風雲録」広瀬仁紀 富士見書房

シリーズもので、6冊あります。

 

「新選組」村上元三 富士見書房

上中下巻。

 

「新選組」森村誠一 朝日新聞社

こちらは上下巻。

 

「早わかり新選組(時代を読む・歴史を感じる!)」山村竜也 日本実業出版社

「京都新選組案内(物語と史跡)」武山峯久 創元社

「敗者から見た明治維新(松平容保と新選組)」日本放送出版協会

後世の創作や脚色なしで、史実に基づいた話はこちらで。

 

 

じつは、「るろうに剣心」も置いています。スペースがなく、裏の書庫にありますので、スタッフに「るろうに剣心ありますか?」と気軽にお声がけくださいね。

 

 

※【絆の日】(冬の恋人の日)

2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーの間に 「恋人同士の絆を深める日」を設けようと、結婚カウンセラー等が制定した日。

絆の「ずな」→「づな」→「ツー・ナナ」→「27」の語呂あわせから、2月27日が選ばれた。

 

うーん、あまり増えすぎると価値が薄まるような気も…。いや、そんなことを言っているからボクは独身なのかもしれません。

 

 

「絆」で蔵書検索します。

81件あります。

 

「人間の絆」サマセット・モーム 新潮社

モームは久々に目にしました。文庫で4冊のシリーズです。読み応えあります。

 

「絆(絆で支えあった50年)」瓜幕寿会創立50周年記念誌編集委員会

これは、我が鹿追町瓜幕で作られた記念誌ですね。一度見ておかねば。

 

「タダで大学を卒業される法(大切なのは少しの知恵と親子の絆)」吉本康永 三五館

これは気になるタイトルです。教育費は子どもが大きくなるにつれかかるのが常識ですが、こんな方法もあるのですね。

 

「棟居刑事の絆の証明」森村誠一 双葉社

本日二回目の森村先生の登場です。

 

「いちばん大事なこと(絆シリーズ)」相田みつを ダイヤモンド社

だって人間だもの。

 

「リンゴの絆(“奇跡”を支えた真実の人間ドラマ)」木村秋則 主婦と生活社

現代農業のあり方に一石を投じた「奇跡のリンゴ」木村さんの本ですね。

 

「いのちと家族の絆(がん家族のこころの風景)」沼野尚美 明石書店

皮肉なことかもしれませんが、逆境でこそ家族の大切さがより深く感じ取れるのかもしれません。

 

「繭と絆(富岡製糸場ものがたり)」植松三十里 文芸春秋

世界遺産に認定された富岡製糸場、技術だけでなく、人の心が糸を紡いだのでしょうか。うまいこと言った雰囲気になっちゃった。

 

「戦地から愛のメッセージ(400通の絵手紙にこめられた家族の絆、平和の尊さ)」伊藤半次 文芸社

最近、涙もろくなってこういう本にすごく弱いです。いろいろ想像して、感情移入してしまいます。

 

さて、今日はポケットモンスター20周年の日だと聞きました。もはや、ブームではなく、文化といえます。すごいですね。

20周年記念に、ニンテンドー3DSのポケモンアートアカデミーでボクが描いたピカチュウを載せてみます。 ちなみに、DSの絵心教室も昔買って入門しましたが、りんご一個描いて留年中の腕前です。とほほ…。

20周年記念に、ニンテンドー3DSのポケモンアートアカデミーでボクが描いたピカチュウを載せてみます。
ちなみに、DSの絵心教室も昔買って入門しましたが、りんご一個描いて留年中の腕前です。とほほ…。

 

鹿追町図書館にも、ポケモンの本が結構あります。

ポケモンと言えば、ゲーム出身なので、攻略本が多いのですが、そればかりではありません。

 

「ポケモンえいごであそぶモン!」小学館

遊びながら、学ぶというより、親しむことが大事だと思います。楽しくて好きになれば、どんどん自分のものになりますからね。

 

「新迷解ポケモンおもしろことわざ」げゑせんうえの 小学館

これは特に面白そうだなと思いました。犬も歩けば棒に当たるとかのことわざを、ポケモンのそれぞれの特性に合わせてもじった感じになっていて、そこから本物のことわざに興味を持ったり、持たなかったりという寸法と見ました。

 

るろうに剣心から、新選組に興味を持ち、幕末にくわしくなったり、ポケモンからことわざが気になっていろいろ読んでいるうちに有名なことわざに詳しくなったり、という入り口が確かにあります。ボク自身は、ゲームセンターに30年ほど前にあった、「源平討魔伝」というゲームから、頼朝と義経に興味を持ち、平家物語とかを読んだので、ファイナルファンタジーというゲームに出てくる「げんじのこて」とか「よいちのゆみ」とかはすぐ出典がわかりました。

そして、義経が好きだったので平家物語だけでなく、源氏物語も読もう、と読み始めてだいぶ経ってもなかなか義経が出てこなくて、葵上とか光源氏の高度な愛で方には気がつかず、とうとう最後まで義経は現れず、源氏違いだったとわかりました。

 

「平家物語」と「源氏物語」があったら、対立した話かと思うじゃん。ボクだけ?

 

徒然なるままに思いをつづって、今日はこの辺りで。

本日は午前10時から、午後6時までの開館となります。

気になる本がありましたら、ご来館くださいね。

 

ほんの大人買い

おはようございます。北海道鹿追町の公務員(花係)、石川誠です。ここ1ヶ月はいろんなことがありましたが、順を追って説明しきれないので徒然なるままに。
本が好きなので、まとめて買ってきました。
買っても、なかなか読めないんですよね。また「積ん読」かなぁ。

本棚を片付けなきゃね。

本棚を片付けなきゃね。