おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いていて、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月27日はこんな日です。
新撰組の日、絆の日(冬の恋人の日)
仏壇の日(毎月)、交番の日(毎月)、ツナの日(毎月)
※【新選組の日】
1862(文久2)年、「新選組」の前身「壬生浪士組(壬生浪士隊)」が結成された。
壬生浪士隊は、清河八郎の提案で、事件が頻発している京都の警護に当る為に
幕府が江戸で募集をしたものである。
翌1863年2月に江戸を出発したが、京都に着いた途端、清河が壬生浪士組の目的は
尊皇攘夷だと言い出したため、浪士組は空中分解してしまった。
まもなく幕府の帰還命令を受けて清川ら209名は江戸に戻ったが、
近藤勇・芹沢鴨・土方歳三ら24名はそのまま京都に残留し、京都守護職で
会津藩の松平容保の配下に入って、8月に「新選組」と改称した。
その後、約4年間にわたり、京都で尊皇攘夷派・倒幕派の弾圧を行った。
ちなみに新選組といえば浅葱色のだんだら模様の羽織が有名だが、
これは新選組が結成した初期の頃にしか着用されず、
その後は「黒衣、黒袴」の黒づくめが新選組の目印となったらしい。
新選組の結成の日! ではなく、新選組の前身、壬生浪士組の結成の日でした。むむむ、複雑なんですね。日本史の授業では、縄文時代ぐらいから始まって、近代に入るころには学期の終わりが近づいているので、授業はやたら駆け足で学びました。この辺、あまり教わった記憶がないなぁ…。
新選組と言えば、マンガや映画、アニメでおなじみのるろうに剣心の、壬生の狼、斎藤一を思い出しました。かっこよかったです。
「新選組」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
23件ありました。
「新選組魔道剣」火坂雅志 光文社
「真田三大」が絶好調の火坂さんの作品です。
「新選組血風録」司馬遼太郎 中央公論社
「幕末新選組」池波正太郎 文芸春秋
歴史小説の大家の作品ですね。
「新選組風雲録」広瀬仁紀 富士見書房
シリーズもので、6冊あります。
「新選組」村上元三 富士見書房
上中下巻。
「新選組」森村誠一 朝日新聞社
こちらは上下巻。
「早わかり新選組(時代を読む・歴史を感じる!)」山村竜也 日本実業出版社
「京都新選組案内(物語と史跡)」武山峯久 創元社
「敗者から見た明治維新(松平容保と新選組)」日本放送出版協会
後世の創作や脚色なしで、史実に基づいた話はこちらで。
じつは、「るろうに剣心」も置いています。スペースがなく、裏の書庫にありますので、スタッフに「るろうに剣心ありますか?」と気軽にお声がけくださいね。
※【絆の日】(冬の恋人の日)
2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーの間に 「恋人同士の絆を深める日」を設けようと、結婚カウンセラー等が制定した日。
絆の「ずな」→「づな」→「ツー・ナナ」→「27」の語呂あわせから、2月27日が選ばれた。
うーん、あまり増えすぎると価値が薄まるような気も…。いや、そんなことを言っているからボクは独身なのかもしれません。
「絆」で蔵書検索します。
81件あります。
「人間の絆」サマセット・モーム 新潮社
モームは久々に目にしました。文庫で4冊のシリーズです。読み応えあります。
「絆(絆で支えあった50年)」瓜幕寿会創立50周年記念誌編集委員会
これは、我が鹿追町瓜幕で作られた記念誌ですね。一度見ておかねば。
「タダで大学を卒業される法(大切なのは少しの知恵と親子の絆)」吉本康永 三五館
これは気になるタイトルです。教育費は子どもが大きくなるにつれかかるのが常識ですが、こんな方法もあるのですね。
「棟居刑事の絆の証明」森村誠一 双葉社
本日二回目の森村先生の登場です。
「いちばん大事なこと(絆シリーズ)」相田みつを ダイヤモンド社
だって人間だもの。
「リンゴの絆(“奇跡”を支えた真実の人間ドラマ)」木村秋則 主婦と生活社
現代農業のあり方に一石を投じた「奇跡のリンゴ」木村さんの本ですね。
「いのちと家族の絆(がん家族のこころの風景)」沼野尚美 明石書店
皮肉なことかもしれませんが、逆境でこそ家族の大切さがより深く感じ取れるのかもしれません。
「繭と絆(富岡製糸場ものがたり)」植松三十里 文芸春秋
世界遺産に認定された富岡製糸場、技術だけでなく、人の心が糸を紡いだのでしょうか。うまいこと言った雰囲気になっちゃった。
「戦地から愛のメッセージ(400通の絵手紙にこめられた家族の絆、平和の尊さ)」伊藤半次 文芸社
最近、涙もろくなってこういう本にすごく弱いです。いろいろ想像して、感情移入してしまいます。
さて、今日はポケットモンスター20周年の日だと聞きました。もはや、ブームではなく、文化といえます。すごいですね。
鹿追町図書館にも、ポケモンの本が結構あります。
ポケモンと言えば、ゲーム出身なので、攻略本が多いのですが、そればかりではありません。
「ポケモンえいごであそぶモン!」小学館
遊びながら、学ぶというより、親しむことが大事だと思います。楽しくて好きになれば、どんどん自分のものになりますからね。
「新迷解ポケモンおもしろことわざ」げゑせんうえの 小学館
これは特に面白そうだなと思いました。犬も歩けば棒に当たるとかのことわざを、ポケモンのそれぞれの特性に合わせてもじった感じになっていて、そこから本物のことわざに興味を持ったり、持たなかったりという寸法と見ました。
るろうに剣心から、新選組に興味を持ち、幕末にくわしくなったり、ポケモンからことわざが気になっていろいろ読んでいるうちに有名なことわざに詳しくなったり、という入り口が確かにあります。ボク自身は、ゲームセンターに30年ほど前にあった、「源平討魔伝」というゲームから、頼朝と義経に興味を持ち、平家物語とかを読んだので、ファイナルファンタジーというゲームに出てくる「げんじのこて」とか「よいちのゆみ」とかはすぐ出典がわかりました。
そして、義経が好きだったので平家物語だけでなく、源氏物語も読もう、と読み始めてだいぶ経ってもなかなか義経が出てこなくて、葵上とか光源氏の高度な愛で方には気がつかず、とうとう最後まで義経は現れず、源氏違いだったとわかりました。
「平家物語」と「源氏物語」があったら、対立した話かと思うじゃん。ボクだけ?
徒然なるままに思いをつづって、今日はこの辺りで。
本日は午前10時から、午後6時までの開館となります。
気になる本がありましたら、ご来館くださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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