こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月19日はこんな日です。
バーゲンの日、日ソ国交回復の日、海外旅行の日、ブラックマンデー、住育の日、イクメンの日
※【バーゲンの日】
1895(明治29)年、東京の大丸呉服店が冬物の大売出しを開催し、日本初のバーゲンとなった。
バーゲンという言葉は日本では特価販売、いわゆる安売りという意味で使われます。
「新版 安売りするな! 『価値』を売れ!」藤村正宏 2017年刊行
同業他社の動向ばかり気にして、値段の勝負に陥ると現代は際限ない安売り競争に会社も社員も疲弊し、悪循環になります。
社会で働いている方へ。
たくさん似たような会社(店)がある中で、お客様は、どこから買ってもいい、あるいはどこからも買わない、という選択肢がありながら、どうしてあなたのところで買わなければならないのか?
この問いの答えが、安いから・近いからといったことなら、その会社や店は危険です、と著者の藤村さんは語ります。
安売りすると、会社もあなたの生活も維持できません。
そして、お客さんは値段だけで選んでいるわけではないのです。
値段だけで選ぶなら、図書館があれば本屋さんは無くなりますが、現実には本をただで貸しているというだけではお客さんはこないのです。本を売っている本屋さんにはお客さんがいるのに。
図書館の職員がいうのだから間違いがありません。ただでも、やり方を間違えると人は来ないのです。
(でも、東京のまちなかの図書館に行ったら、空いている席がないくらいびっしり人がいました。都会の図書館だけ見ても、田舎の図書館だけ見ても意見が偏ってしまいますね…。)
藤村さんは、選ばれることが必要で、それには『独自の価値を伝えよう』と言っています。
図書館の価値って何でしょう?
書店さんと図書館は役割が違うし、そして鹿追町図書館の独自の価値、それをきちんとボクも理解して、伝えていこうと思います。
あ、この本は、商売だけでなく、仕事がつまんない、やりがいを感じていない人が仕事を面白がれる本です。仕事を楽しんで、うまくいっている人たちの話がたくさん出てきます。公務員が読んでも面白いです。
※【日ソ国交回復の日】
1956(昭和31)年、モスクワのクレムリンで、日本の鳩山一郎首相とソ連のブルガーニン首相が「日ソ国交回復の共同宣言(日ソ共同宣言)」に調印した。
ソ連はサンフランシスコ平和条約に調印しておらず、日本とソ連との戦争状態が続いたままになっていた。
北方領土問題で激しく対立したため、領土問題は棚上げにされたままとなった。
【関連】
北方領土の日 2月7日
「祖国をソ連に打った36人の日本人」桧山良昭 サンケイ出版 1982年刊行
むむ、これはいけません。
※【海外旅行の日】
「遠(10)くへ行く(19)」の語呂合せ。
海外旅行の楽しみ方等について考える日。
「海外旅行の知恵と哲学(一カ所にせめて一週間は居たい)」佐藤友之 三五館 2005年刊行
日程の確保ができれば、ぜひ。
「パッケージツアー大いに結構(失敗談で綴る海外旅行の知恵)」曽我和三郎 文芸社 2001年刊行
なかなか機会の少ない海外旅行こそ、他人の経験を聞いて役立てたいですね。
「何もしないまま出発日になってしまった人の機内で一夜づけ海外旅行英会話」デイビッド・セイン 主婦の友社 2015年刊行
あせる気持ちに応えてくれる一冊です。
※【ブラックマンデー】
1987(昭和62)年10月19日月曜日、ニューヨーク株式相場が大暴落した。
ダウ30種平均の終値が先週末より508ドルも下がり、この時の下落率22.6%は世界恐慌の引き金となった1929年の「暗黒の木曜日」を上回った。
この影響は翌日東京にも波及した。
「恐慌前夜(アメリカと心中する日本経済)」副島隆彦 祥伝社 2008年刊行
サブプライムローン問題など、アメリカ経済の影響は日本にも大きいですよね。
※【住育の日】
住宅の健康とそこに住む人の健康を守るために、業種を超えた専門家が集まり研究活動などを行っている大阪に本部を置くNPO法人日本健康住宅協会が制定した日。
住宅についての教育を行う「住育」の大切さをアピールするのが目的。
日付は10月が住宅月間であることと、10と19で「住育」と読む語呂合わせから。
「快適で住みやすい『家のしくみ』図鑑(5人の建築家が教える『住宅設計』のきほん)」住まい方を考える設計者の会 永岡書店 2011年刊行
「後悔しない家づくり(住宅のプロが教える!)」黒須新治郎 現代書林 2005年刊行
毎日過ごす家、ストレスなくいい気分で暮らしたいですね。これから建てる方はぜひしっかりポイントをおさえておいていただきたいです。
※【イクメンの日】
「父さん(10) 」「育児 (19)」から。
2011年から毎年この日にイクメン オブ ザ イヤーの表彰が行われる。(イクメン オブ ザ イヤー 実行委員会)
「忙しいビジネスマンのための3分間育児」おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年刊行
ちょっと短すぎかと思いますが、しかし、家族を守るために仕事が忙しいのであります。でも、仕事頑張りすぎて体も家庭も壊れてしまった…、なんてことにならないように、懸命に働くお父さん、自分も家族もいたわってくださいね。
「パパは、絵本作家(毎日のんびり子育て)」のぶみ PHP研究所 2012年刊行
人気絵本作家ののぶみさんのマンガエッセイです。読みやすく、「子育てしてたらこんなことあるよなー」と共感でき、のぶみさんの素直な気持ちの吐露に、やさしい気持ちになれる本です。
今日はこのあたりで。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
5月3日はこんな日です。
憲法記念日、世界報道の自由の日(World Press Freedom Day)、ゴミの日
「憲法への招待」渋谷秀樹 岩波書店 2014年刊行
「声に出して読みたい小中学生にもわかる日本国憲法」斎藤孝 岩崎書店 2015年刊行
「憲法が教えてくれたこと(その女子高生の日々が輝きだした理由)」伊藤真 幻冬舎ルネッサンス 2012年刊行
「ドラえもん社会ワールド憲法って何だろう」藤子・F・不二雄 小学館 2015年刊行
大事だと分かっていても、普段なかなか読まない憲法。
でも今日は憲法日和です。
このほかにも憲法関連、多数の本があります!
世界報道自由の日でした。
「新聞にみる北海道の明治・大正(報道と論説の功罪)」佐藤忠雄 北海道新聞社 1980年刊行
どんなことでも自由に書けるのか…。巨大メディアである新聞社は世の中への影響力が大きいため、真実を伝えることで人を幸福にもしますし、新たな局面にも導きます。
「『テレビ政治』の内幕(なぜマスメディアは本当のことを伝えないのか)」三橋貴明 PHP研究所 2010年刊行
『マス』であるが故でしょうか…。
「テレビと権力」田原総一朗 講談社 2006年刊行
朝まで生テレビ、学生時代はよく見ていました。今は寝てしまいますが…。
ゴミの日でした。
「あきらめないこと、それが冒険だ(エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険!)」野口健 学研 2006年刊行
エベレストなど、高山にチャレンジして命を落とす方もいますが、あまりに過酷な環境のため遺体を回収できないと聞いたことがあります。遺体はそのまま、次に登る方の目印となるそうです。日常とは全く違う世界。
「幌延(核のゴミ捨て場を拒否する)」滝川康治 技術と人間 1991年刊行
東日本大震災までと、震災後では確実に日本人の原子力に対する意識が変わりました。そして、行動は変わるのでしょうか。
「にんげんごみばこ」のぶみ えほんの杜 2008年刊行
「ママがおばけになっちゃった」で人気の絵本作家のぶみさんの作品。
もしも、人間を捨てるごみ箱があったら、あなたは誰を捨てますか…?
今日はこの辺りで。
今年の連休中、鹿追町図書館は月曜日以外すべて開館しています。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
2017年も、もう二月が終わります。早いですねー。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月28日はこんな日です。
ビスケットの日、バカヤローの日、エッセイ記念日
※【ビスケットの日】
全国ビスケット協会が1980(昭和55)年に制定し、翌年から実施。
1855(安政2)年、パンの製法を学ぶ為に長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助に、パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送った。
これが、ビスケットの製法を記した日本初の文書とされている。
また、ビスケットの語原がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、「に(2)どや(8)く」の語呂合せの意味も持たせている。
「クッキー&ビスケット」小田真紀子 永岡書店 2002年刊行
今日のおやつは決まりですね。手作り、いかかですか?
ビスケットのうち糖分と脂肪分が40%以上のものをとくにクッキーと呼ぶ、と日本ビスケット協会で定めています。
※【バカヤローの日】
1953(昭和28)年、吉田茂首相が衆議院予算委員会の席上、西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言した。
これがもとで内閣不信任案が提出・可決され、この年の3月14日に衆議院が解散してしまった。
この解散は「バカヤロー解散」と呼ばれている。
このことに因んで、この日は日ごろ頭にきていることに対して「バカヤロー」と叫んでも良いという日、だとのこと。
「め組の大吾 火事場のバカヤロー」曽田正人 小学館 1997年刊行
少年サンデーで連載していた、熱血消防士のマンガです。情熱があり過ぎて現場で猪突猛進する。本当はいけないんでしょうけど、応援したくなる主人公が大吾です。
「バカヤロー市議会議員(あなたの町にもいる妖怪政治屋!)」川名雄児 晋遊舎 2012年刊行
いないのが一番です。
「バカは死んでもバカなのだ(赤塚不二夫対談集)」赤塚不二夫 毎日新聞社 2001年刊行
いえいえ、天才です。
「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」鈴木琢也 ポプラ社 2015年刊行
学生時代にロクに勉強をしていなくて、荒れた学生生活。
なんとか卒業して仕事を始めました。
しかし、かっこ悪いと思っていた父親が仕事で輝く姿をみて一念発起して猛勉強。その末にカリフォルニア大学バークレーへ。
スゴイですね…。
「バカにならない読書術」養老孟司 朝日新聞社 2007年刊行
これはボクがしっかり読みたい一冊です。
手遅れでなければいいのですが…。
「バカなおとなにならない脳」養老孟司 理論社 2005年刊行
これはボクがしっかり読んでおきたかった一冊です。
手遅れだったか…。
「バカ丁寧化する日本語(敬語コミュニケーションの行方)」野口恵子 光文社 2009年刊行
確かに、ボクも丁寧になりすぎて敬語に敬語を重ねたりします。ちょうどいい敬語は難しいですね。
「退職金バカ(50歳から資産を殖やす人、沈む人)」中野晴啓 講談社 2016年刊行
これはうまく殖やしたいですね。ぜひご参考に。
※【エッセイ記念日】
木村治美エッセイストグループ(keg)が制定。
エッセイストの元祖とされるフランスのミシェル・ド・モンテーニュの1533年の誕生日。
「エッセイの書き方」日本エッセイスト・クラブ 岩波書店 1999年刊行
今日読んでおきたい一冊が、ここにも。
ブログも半分エッセイみたいなものかもしれないですね。
「手塚治虫エッセイ集」手塚治虫 講談社
むむ、これも気になります。手塚治虫さんはいったいどうしてあんなに多くの作品を残せたのか、その一端を知ることができるかも。
「大泉エッセイ(僕が綴った16年)」大泉洋 メディアファクトリー 2013年刊行
北海道が生んだ大スター、大泉洋さんのエッセイ。道民はみんな読もう。
「パパは、絵本作家(毎日のんびり子育て)」のぶみ PHP研究所 2012年刊行
『ママがおばけになっちゃった』『しんかんくん』など、超ヒットの絵本作家のぶみさん。
のぶみさんの大好きな奥さん、息子さん、娘さんとの家庭の日常が語られます。
コミックエッセイなのですぐ読めます。
のぶみさんの作品のファンや、子育て中の方はぜひ読んでください。
娘さん、息子さんの成長から教わることも多いです。ボクは、図書館で読んで自分でも買ったくらい、好きな一冊です。
『絵本の書き方』というコーナーが4ページあるので、参考にして絵本を描いてみようと思いました。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、今日は10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
昨日は、友に学んだ仲間が釧路からやってきてくれたので、帯広の「岡書」へ。
『Facebookに投稿してないから、心配したよー』と気にしてもらっていました。
みんな、ありがとー。イベント続きで忙しくて…。
昨日はその中でも、お手伝いの最後のイベント、絵本作家のぶみさんのワークショップのスタッフでした。他のスタッフにおんぶにだっこでしたが…。
のぶみさんの次々に繰り出す仕掛けに、こどもたち、大喜びでした。
情熱大陸で取り上げられてから、うちの図書館でも、『のぶみさんの絵本、ありますか?』という問い合わせと予約が増えました。
いきおいがスゴイです。終了後は午後9時から『のぶみさんと情熱大陸を観る会』が行われました。本人とともに、番組を観るのは贅沢でした。
いろいろお話してくださいましたが、本当に情熱の人です。これからも、のぶみさんの作品が楽しみですね。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月18日はこんな日です。
国連加盟承認の日、東京駅の日
※【国連加盟承認の日】
1956(昭和31)年、国連総会で全会一致により、日本の国連加盟が可決されたことによる。
1933年(昭和8年)の国際連盟脱退から23年ぶりの国際社会復帰の日ともいえる。
国連脱退から、戦争へとひた走りました。
「だから、国連はなにもできない」リンダ・ポルマン アーティストハウスパブリッシャーズ 2003年刊行
国連での判断は、一国の判断に優先するのか。
ある一国への介入が正しいかどうか、誰が決めているのか。
※【東京駅の日】
1914年(大正3年)のこの日、東京駅が新築、落成した。
オランダ・アムステルダム駅をモデルとした、赤レンガ造りの設計は、辰野金吾によるもの。
彼は日本銀行本店旧館(重要文化財)も設計している。
「東京駅物語」北原亜以子 新潮社 1996年刊行
明治の東京での物語が、幾人もの主人公の視点から描かれます。
「東京駅で消えた」夏樹静子 中央公論社 1989年刊行
こちらは、現代の・・・と言っても27年も前になる、推理小説の巨匠によって描かれた、東京駅を巡るサスペンス。日本経済が絶好調だった頃なので、味わいも今とはちょっと違います。
「東京駅はこうして誕生した」林章 ウェッジ 2007年刊行
いろんな角度から、東京駅を見つめてみましょう。
今日はこのあたりで。
鹿追町図書館、日曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
11月16日はこんな日です。
国際寛容デー、幼稚園記念日、いいいろ塗装の日、いい色の日、自然薯の日、
録音文化の日
※【国際寛容デー】(International Day for Tolerance)
1996(平成8)年12月12日の国連総会で制定。国際デーの一つ。
1995(平成7)年、ユネスコ総会で「寛容原則宣言」と「国連寛容年のためのフォローアップ計画」が採択された。
「寛容力(怒らないから選手は伸びる)」渡辺久信 講談社 2008年刊行
西武ライオンズのピッチャーだった、渡辺氏。主力が何人も抜け、チーム力は確実に落ちているとみられる中での監督就任一年目で日本シリーズ制覇というこれ以上ない結果を残します。なぜそれができたのか?
若手を、まさにのびのびと「伸ばした」ことで実現しました。
渡辺監督が選手と会話するときに気をつけていたことがこの本にまとめられています。
…この本、じっくり読んでみると参考になります。
※【幼稚園記念日】
1876(明治9)年、日本初の官立幼稚園である東京女子師範学校附属幼稚園
(現在のお茶の水女子大学附属幼稚園)が現在の文京区湯島3丁目に開園した。
児童教育学者であるドイツのフレーベルが設けた世界初の幼稚園兼、研究所がモデルとされた。
「おひめさまようちえん」のぶみ えほんの杜 2009年刊行
のぶみさんの絵本はこどもたちに大人気。とくに、この絵本は女の子に大人気です。みんなお姫様が大好きなんです。
昨日、図書館で「情熱大陸見て、のぶみさんに興味が出ました。本ありますかー」とお声かけいただきました。探すと、42冊の蔵書のうち、ほとんどが貸し出し中。おそるべし、情熱大陸! その前から人気作家さんですが、さらに勢いが。
子ども向けだけではなく、エッセイもありますので、そちらもおススメしました。
大ヒットの「ママがおばけになっちゃった!」は二冊所蔵していますが、現在貸し出し中(そのうちの一冊は、のぶみさんに直接お会いした時に目の前でしかおいちょうとしょかんさんへ、とサインとイラストを描いてもらってます。探してみてね)。
「予約していただければ、返却され次第、ご連絡いたしますよー」とお伝えすると、喜ばれました。こちらも嬉しいです。
のぶみさんの作品はしばらく品薄(って、図書館でも言うのかな…)が続きそうです。
※【いい色の日】
愛知県下で塗装と塗料に関する事業を営む業界の団体「愛知昭和会」が1991年11月16日に制定した日。
「色」が日常生活に与える影響を見直すとともに、塗装の持つ(1)美粧性(2)機能性(3)簡易性などを広くアピールするのが主な目的。
「えんじ色のカーテン(杉原爽香〈42歳の冬〉)」赤川次郎 光文社 2015年刊行
読者と同じ時を過ごす、杉原爽香さん。毎年、「○○色の~~」というテーマで会いに来てくれます。
そろそろ今年の新刊も入ってくるので(もう入ったかな?)、ファンの方は新刊コーナーに注目です!
※【いいいろ塗装の日】
日本塗装工業会が、創立50周年をむかえる1998(平成10)年に制定。
一般社会に対してペインティングの正しい理解をより深めてもらおうと制定。
公募による結果から、色彩などについての関心を高めてもらう意味も込めた。「いい(11)いろ(16)」の語呂合せ。
「基本から始める塗りのテクニック(エクステリア・インテリア・木材・金属の塗装術)」立風書房
ホームセンター帰りのお父さんに超おすすめの一冊です。仕上がりがグッと良くなりますよ~。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、水曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
昨日は、とかち鹿追ジオパーク主催のジオツアーに参加してきました。
夜は、青鳥舎の代表の小川さんの講演会へ参加。この方、よく新聞に載っています。
「ママがおばけになっちゃった!」で有名な、絵本作家ののぶみさん、作家の森沢明夫さんの講演会や、手話を広めようと、アイラブユーアート展を企画したり、なんかいろいろチャレンジする方です。
こんなにどんどんチャレンジが可能な考え方をお話してくれました。
なるほど、普通の反対の考え方のポイントがありました。
お話の後は、自分のやりたいことをワークシートに書き込んでみました。
教わった考え方で空欄を埋めていくと
確かに、これ、できるなーと思いました。
やってみよーっと。
ぼくも小川さんのおかげで、講演会後の懇親会でのぶみさんとお話させていただきました。
「とってもいい絵本で、実は、広報誌で紹介させてもらったんです」
「えー、嬉しいです、ありがとうございます」
ととおっしゃっていただいて、図書館へのサインももらっちゃいました。
二冊の蔵書のうち、一冊にのぶみさんのサインがありますよ。
あ、今日は情熱大陸にのぶみさんが出るので、早く帰ってこよう。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
11月13日はこんな日です。
うるしの日、いいひざの日、茨城県民の日、さつま芋の日
※【うるしの日】
平安時代の文徳天皇の第一皇子惟喬親王(これたかのみこ)が京都嵐山法輪寺に参詣し、本尊の虚空蔵菩薩から漆の製法を伝授された参籠満願の日。
法恩講(俗に”漆まつり””焚火祭”)を設けて、供養するのがならわしとなっている。
[香川県漆器工業協同組合・高松商工会議所、1985年制定]
なんか、スゴイ単語が並んでおります。
「漆黒の霧の中で」藤沢周平 新潮社
むむむ、これは確実に道に迷います。
※【いいひざの日】
寒さが増してひざが痛み出す時期に、コンドロイチンZS錠などの関節痛の薬を開発するゼリア新薬工業株式会社が、ひざ関節痛の治療や予防を広く呼びかけるために制定した日。
日付の理由には覚えやすいように11と13で「いいひざ」と読む語呂合わせも含まれている。
「タオルdeストレッチ(腰・膝・肩の痛みにサヨナラ!やせる!)」野口克彦 主婦の友社
むむむ、痛みが無くなりさらに痩せるのなら最高だな、と思います。タオル、どこだったっけか。
※【茨城県民の日】
茨城県が1968(昭和43)年に制定。
1871(明治4)年、廃藩置県によって茨城県が誕生した。
郷土の歴史を知り、より豊かな暮しと県の発展を願い、茨城の現在・過去・未来を見詰め直す日。
「茨城県の民話(イバラの城ほか)」日本児童文学者協会 偕成社
とりあえず、茨城の過去はこれで見つめ直しましょう。
さかのぼり過ぎ!?
さつま芋の日
「農家が教えるジャガイモ・サツマイモつくり」農文協 農山漁村文化協会 2014年刊行
家庭農園で芋づくりをされている方はぜひ。あ、ジオパークでも、良かったら。読んでないか。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、日曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
九州の地震、心配ですが、今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。
「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行
「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行
「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行
「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行
「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行
いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
5月8日はこんな日です。
世界赤十字デー、松の日、ゴーヤーの日、ごはんパンの日、化粧用品の日、童画の日、
万引き防止の日、スートブロワ記念日、声の日、
屋根の日(毎月)、果物の日(毎月)、歯の日(毎月)、米の日(毎月8日,18日,28日)
いろいろあるけど、母の日ですね。
ぜひ、紹介したい本がありました。
「ママがおばけになっちゃった!」のぶみ 講談社 2015年7月刊行
若手絵本作家の、のぶみさんの作品です。
この本とは、図書館で出会いました。
利用者さんからの返却時に、「気になるタイトルだな」と表紙に目を止めていたところ、うちの司書さんに、「この絵本、いいんですよ~」と言われたので、タイトルからして、これは心にクル予感を感じつつ読んでみました。
泣きました。
そして、「これはみなさんに読んでもらいたい」と思って、町の広報誌、広報しかおいのおススメコーナーで紹介させてもらいました。
たまたまその作者の、のぶみさんの講演会が帯広で開催されたので、聞きに行ってみました。
(仕事の後、ぎりぎり間に合いました。よかったー)
とかちプラザの視聴覚室で、200人くらい入る会場のはずですが、満員でした。
お話の中で驚いたエピソード。
学生時代に、気になった女の子が「絵本が好き」と知ったので、それまで絵本を描いたことがなかったのに「俺、絵本描けるよ」と言って、次の日に書いて持っていったそうです。
すごいですね。
その子は、すごい、とほめてくれて、それが嬉しかったのぶみさんは、それから毎日描いて持っていきました。それを三ヶ月くらい続けて、100本くらい描きました。
めちゃ、すごいですね。
すっかり彼女のことが好きになってしまっていたのぶみさん。
「ここまで描いてるんだから、つきあってくれてもいいのでは…」
告白しました。
「絵本で賞をとったら…」という返事に、のぶみさんは面食らいます。
「絵本に、賞ってあるんだ…」
のぶみさんは、とにかくやってみちゃう人でした。
公募ガイド、という本を手に取り、
「へー、5つ募集しているものがあるんだ」
さっそく応募。
なんと、そのうち一つで受賞。
ホント、すごいですよね。愛の力でしょうか。
そうしてめでたく彼女と結ばれ、今の奥様になったのでした。
めでたし、めでたし。
このエピソードがすでに物語みたいですね。聞きながら、「すげえな、この人…」と思いました。
さっきから、『すごい』しか書いてないな…。
講演会の主催者の小川さんが、急きょ懇親会をセッティングしてくれたので、ちょっと緊張しながら「感動して、まちの広報誌で紹介させていただきました」とお見せしたら、イラストを描いてくださいました。
わーい!
日ごろ、思っていることがあります。本の著者さんは、図書館についてどう思っているんだろう。無料で本を読めるようにしているので面白く思われてないのでは…。
ちょっとお話しできたので、聞いてみました。
「そんなことはないですよ。むしろ、図書館は味方、仲間だと思っています。絵本がいっぱいあって、いいですよね」と笑顔でおっしゃってくださいました。
ホッとしました。
こどもたちとその親御さんたちのために一生懸命な主催者の小川さん、素敵な機会をありがとうございました。
そして、今日は母の日です。
大事なことなので繰り返しました。お母さんを大事にね。