母の日に読んでもらいたい一冊。「ママがおばけになっちゃった!」 今日は何の本? 5月8日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

九州の地震、心配ですが、今、北海道の小さな町の図書館で働くボクにできることは、本の紹介ですので、今日も引き続き、地震への備え、身を守る本を紹介します。

 

「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行

「震災から身を守る52の方法(大地震・火災・津波に備える)」レスキューナウ アスコム 2011年刊行

「地震に『強い家』に住む(ここまでやれば安心! 防災住宅54の知恵)」船津欣弘 日本経済新聞出版社 2011年刊行

「大地震を生き抜く48の知恵(備えは万全か?)」震災対策研究会 2013年刊行

「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行

 

 

いつも、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

5月8日はこんな日です。

 

 

世界赤十字デー、松の日、ゴーヤーの日、ごはんパンの日、化粧用品の日、童画の日、

万引き防止の日、スートブロワ記念日、声の日、

屋根の日(毎月)、果物の日(毎月)、歯の日(毎月)、米の日(毎月8日,18日,28日)

 

いろいろあるけど、母の日ですね。

ぜひ、紹介したい本がありました。

 

 

「ママがおばけになっちゃった!」のぶみ 講談社 2015年7月刊行

 

若手絵本作家の、のぶみさんの作品です。

 

この本とは、図書館で出会いました。

利用者さんからの返却時に、「気になるタイトルだな」と表紙に目を止めていたところ、うちの司書さんに、「この絵本、いいんですよ~」と言われたので、タイトルからして、これは心にクル予感を感じつつ読んでみました。

 

泣きました。

 

そして、「これはみなさんに読んでもらいたい」と思って、町の広報誌、広報しかおいのおススメコーナーで紹介させてもらいました。

 

たまたまその作者の、のぶみさんの講演会が帯広で開催されたので、聞きに行ってみました。

(仕事の後、ぎりぎり間に合いました。よかったー)

とかちプラザの視聴覚室で、200人くらい入る会場のはずですが、満員でした。

 

お話の中で驚いたエピソード。

 

学生時代に、気になった女の子が「絵本が好き」と知ったので、それまで絵本を描いたことがなかったのに「俺、絵本描けるよ」と言って、次の日に書いて持っていったそうです。

 

すごいですね。

 

その子は、すごい、とほめてくれて、それが嬉しかったのぶみさんは、それから毎日描いて持っていきました。それを三ヶ月くらい続けて、100本くらい描きました。

 

めちゃ、すごいですね。

 

すっかり彼女のことが好きになってしまっていたのぶみさん。

「ここまで描いてるんだから、つきあってくれてもいいのでは…」

 

告白しました。

 

「絵本で賞をとったら…」という返事に、のぶみさんは面食らいます。

 

「絵本に、賞ってあるんだ…」

のぶみさんは、とにかくやってみちゃう人でした。

公募ガイド、という本を手に取り、

「へー、5つ募集しているものがあるんだ」

 

さっそく応募。

なんと、そのうち一つで受賞。

 

ホント、すごいですよね。愛の力でしょうか。

 

そうしてめでたく彼女と結ばれ、今の奥様になったのでした。

めでたし、めでたし。

 

このエピソードがすでに物語みたいですね。聞きながら、「すげえな、この人…」と思いました。

さっきから、『すごい』しか書いてないな…。

 

 

講演会の主催者の小川さんが、急きょ懇親会をセッティングしてくれたので、ちょっと緊張しながら「感動して、まちの広報誌で紹介させていただきました」とお見せしたら、イラストを描いてくださいました。

 

わーい!

 

おススメの文章はこっそりボクが書かせていただきましたが、ブログと違って短くまとめるのはまた違う技術が必要ですね…。このおススメはスタッフが毎月交代で書いています。あ、「鹿追町 広報」でオフィシャルのPDFが見られるかな。そしてこのキャプションがすでに長いですね…。

おススメの文章はこっそりボクが書かせていただきましたが、ブログと違って短くまとめるのはまた違う技術が必要ですね…。このおススメはスタッフが毎月交代で書いています。あ、「鹿追町 広報」でオフィシャルのPDFが見られるかな。そしてこのキャプションがすでに長いですね…。

 

日ごろ、思っていることがあります。本の著者さんは、図書館についてどう思っているんだろう。無料で本を読めるようにしているので面白く思われてないのでは…。

 

ちょっとお話しできたので、聞いてみました。

「そんなことはないですよ。むしろ、図書館は味方、仲間だと思っています。絵本がいっぱいあって、いいですよね」と笑顔でおっしゃってくださいました。

ホッとしました。

 

こどもたちとその親御さんたちのために一生懸命な主催者の小川さん、素敵な機会をありがとうございました。

 

そして、今日は母の日です。

大事なことなので繰り返しました。お母さんを大事にね。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。