北海道の十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
図書館で日々仕事をしているのですが、これだけインターネットやスマートフォンが普及して、図書館や本の相対的価値は昔に比べて下がっているよなぁ、と感じています。絶対的価値は変わらないですよ。うん。
そんな中で、どんなしごとでも、【ちゃんと仕事の価値を伝えよう】という藤村正宏さんの話を聞きに来ました。
たくさん本を出している、有名な著者でもあります。中国のテクノロジーの話がありました。
中国のボクのイメージは、長らく、学生の頃にメガドライブというゲーム機で遊んでいた【スーパー大戦略】の人民軍のイメージで、アメリカやソ連と比べると装備などが前世代的という認識から発想していた。
もちろん、どんどん経済的な成長を遂げ、さらに、先進国では環境や人権に配慮して、取り得ない一直線の政策で国力を増しているのは知っていたが、手のひらよりも小さなドローンが、人の操縦不要でAIによって自律的に人を攻撃する兵器の開発が進んでいると聞いて驚いた。
こんな兵器が使われることはあってはならないと思った。
それとは別に、変化していく時代に、同じことをやっていては、通用しなくなるし、新しい情報を知っておく必要がある。
そして、新しいことだけでなく、多種多様な、自分の気にいる文化に遠慮せずに触れていこう、それがあなたの価値になる、というお話。うん。ボクの価値とは…。
他にお二人、自分の経営から学んだことをお話してくれました。
不動産業を筆頭に多角的な経営をする高橋健一朗さんのお話から。
「好きなラーメンのことを投稿していたら、ラーメンといえばケンイチローといわれるようになった」
ボクも、好きな本のことを、もっと投稿してみよう。
親御さんから受け継いだ印刷業を、悩んだ末に廃業し、その時の思いから安全な美容商材を扱う会社の経営を始めた鳥辺康則さんのお話から。
懸命に学んで会社の経営で結果を出すも、時代の変化でその学びの効果が出なくなったとき、180度の方向転換を全力で図り、V字回復を遂げている。
トラブルが起きるときは、立て続けに…、というお話がグサッと来た。反省するべき点が大いにあるけど、どんどん難しいことが押し寄せてくるというタイミングが、ある。
難しいと考えずに、「カンタン」と口に出してみること、という思考のクセをいい方に持っていく実践家の橋本さんのアドバイスを思い出して、難しく考えないようにしよう。
お二人に共通するのは、とにかく実践。でも、自分の判断基準とそれを支える学びや感性を大事にすること。
他にも、多くの話を聞いて、ここには書ききれないほどメモをしたのだが、尊敬するオクノヤさんに、「そのメモ、役に立つの!?」と問われ、自分でも首をひねった。
確かに、一夜明けてメモを見返すと、「釧路の美容室のビューティツボイさんが、菅原裕子さんと今度飲みに行く約束をしている」とか書いてあって、この情報は役に立つかといえば、ボクには役に立たないよね、たぶん。
今日もオクノヤさんが正解でした。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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