阿寒湖で藤村正宏先生の話を聞きました。

阿寒湖の鶴雅さんで、インターンシップで学んでいる学生さんに、これから社会人として必要になることを講義する勉強会に参加しました。鶴雅さんのご厚意で、学生さんの後ろの方でおじさんおばさんがお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。

これから就職活動、シューカツに取り組む学生さんに藤村正宏先生が、「これからのビジネスはこうなる、だからこういうこと考えて、こんなことを今からやっていこう、まあ、後ろのおじさんおばさんたちもできてないんだけどね」というお話。

 

そう、ボクはできていないのである。

『話を聞いて、「よし、やろう」と思う人が、1000人いて500人くらい。半分は、決断するんだ。でも、実際に行動するのはそのうち1人。1000人に1人しかやらないんだ』

そう。藤村先生の話は、今までの社会の常識はずれなことばかり。

というのは、めちゃくちゃなことを言っているのではなくて、これから社会がどう変わっていくか、という話。

論理的な仕事、決まりの枠内でできる仕事はAIが得意で、今、人間がやっている仕事はコンピューターがやるようになる。ボクらの仕事はどうなる?

そしてそれを考えてこういうことを勉強して、こんなことをやっていこう、ということ。

いわば、未来の時点においての常識だけど、まだ今の時点を生きる我々は気がついていないこと。だから、「仕事のonとoffを分けるな」とか、「遊びのような仕事、仕事のような遊び」とか、「ロジカルより直感」とか、「いい加減さを許容する」とか、「未来をしっかり見据えない」とか、フレーズだけ聞くと、常識的な人に「何を言っているんだ、もっと真面目に仕事しろ!」と言われかねない。でも、しっかり話を聞けば、「そうだよな、そうなっていくよな」と思う。スマホがこんなに流行るなんて経済学者は誰も予想していなかった。なんでも注文できて、世界中の動画も情報も、発信も受信もこの小さな端末でできる、一昔前で言えば出版社や新聞社や放送局しかできなかったことが、個人で全世界に対してできる。まるでドラえもんの道具がいくつも合わさった端末を持つことは、現実になるとは思えなかった。しかし、いつの間にか、持っていた。

1945年8月15日に日本で起きた価値観の大転換。しかし今日、価値観や常識の変容ははっきりわかりやすくどの日に起きるのではなくて、日々、少しずつ起きてきたし、これからも少しずつ、しかし時間が経ってみると驚くほど大きく、確実に起きる。

これをなぜ勉強して日々取り組まなければならないかというと、進化しないものは滅ぶから、ということである。

ボクは公務員だけど、ビジネスの最前線で活躍する先生に学ぶのは、もともとは、お知らせを作ったりしても、みんなのためになるイベントや制度も「伝わっていなかった」から。

いい講演会も、町中にお知らせしていたけど、来てほしい人に来てもらえなかったりしたから。そんな中、誰に何を伝えてどんな行動をとって欲しいのか、をしっかり考えて発信しようという勉強をはじめて、少しずつだけどやってみたら喜んでくれる人が少しずつ増えてきた。

今、図書館には、まだまだ、伝えたい「いいこと」がいっぱいあるから、どんどん勉強してもっと発信していこう、そう思った学びの時間だった。

そして、一度読んで以来、ボクの心に突き刺さり続けている、ある偉人の言葉をここに刻んでおこう。

セミナー中のメモ魔とツイート魔は行動を起こさないの法則【 コラム風 】

ボクは誰かが講演中にメモもツイートもほぼしない。

(中略)

別にメモすること、ツイートすることが悪いことではない。でもセミナー中にメモやツイートをたくさんしてる人は後からそんなにもたくさんのツイートを確認しないし、できないし、もっと言ったら、、、やらない。

これ、メモ魔とツイート魔は行動を起こさないの法則です。

大切なのは、集中し、心で感じ、よし、これやるぞ。と決断して、その場ですぐ始めるか、帰ってからすぐに行動に移す。そう。少しの行動力と覚悟で十分なんだ。

毎日毎秒行動を続ける偉人と。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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