おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月14日はこんな日です。
鉄道記念日(鉄道の日)、世界標準の日、PTA結成の日、プラレールの日、くまのプーさん原作デビューの日
※【鉄道の日】
1922(大正11)年に「鉄道記念日」として制定。
1872(明治5)年9月12日(新暦10月14日)、新橋駅(後の汐留貨物駅・現在廃止)~横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)を結んだ日本初の鉄道が開業した。
「鉄道記念日」のままでは国鉄色が強いということで、1994(平成6)年に運輸省(現在の国土交通省)の提案により「鉄道の日」と改称し、JR以外の民間鉄道も巻き込んだ記念日となった。
「世界鉄道珍道中」山下裕 論創社 1989年刊行
三十年近く前の本を発見。
「シベリヤ鉄道殺人事件」西村京太郎 光文社 1995年刊行
鉄道ミステリといえば、第一人者西村御大ですね。
「鉄道員(ぽっぽや)」浅田次郎 集英社
雪の中、語らず自分の仕事に専念する高倉健さんの演技の印象がすごく強いです。
「高倉健とすばらしき男の世界(映画『鉄道員』)」『鉄道員』メイキング編集部 1999年刊行
こちらもあわせてどうぞ。
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 角川書店 1989年刊行
宮沢賢治さんの代表作、名作ですね。
「銀河鉄道999」松本零士 小学館
松本零士さんの代表作、名作ですね。
「世界の車窓から あこがれの鉄道旅行」テレビ朝日コンテンツ事業部」2005年刊行
夜、番組と番組の間にちょっと流れるこの番組(?)、落ち着くナレーションとBGMで好きでした。
「鉄道の歴史を探る(文明開化の花形)」鹿追町郷土史研究会 2002年
「十勝の国 私鉄覚え書 十勝鉄道 河西鉄道 拓殖鉄道」加田芳英 1984年刊行
貴重な郷土資料となっています。鹿追をかつて走っていた鉄道を調べるときはまずこちらから。
※【世界標準の日(World Standards Day)】
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が制定。
世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらう日。
アメリカ合衆国では10月11日、フィンランドでは10月13日、イタリアでは10月18日をそれぞれ世界標準の日と定めている。
標準というものを作ることは、とても大切で、一昨日【日本の図書館分類法の父】と呼ばれる間宮不二雄さんについて、浦幌の持田誠学芸員さんに教わってきました。
間宮さんの尽力で日本の本の分類法が標準化され、図書館の整理方法が確立されました。賛否両論ありますが、標準がないと賛否の議論もできず各図書館のルールがあまりにもバラバラだと利用者さんが困りますよね。
「江戸語・東京語・標準語」水原明人 講談社 1994年刊行
方言も大事ですが、多くの方と意思疎通できる標準語、大事です。
※【PTA結成の日】
1952(昭和26)年、PTAの全国組織、日本父母と先生全国協議会(現在の日本PTA全国協議会)が結成された。
【関連】
PTA週間 10月14日~10月20日
ただいま、PTA週間なのですね。
「PTA、やらなきゃダメですか?」山本浩資 小学館 2016年刊行
共働きや、逆の事情も増えてなかなか役員決めが難しいと聞きました。
「ワードで作る!PTA・自治会のためのチラシ・広報誌・プレスリリースらくらく作成ガイド」増田ゆきみ 秀和システム
そんな中、役員になったあなたを助けるこの一冊であります。
※【プラレールの日】
1997年に制定され、トミー(現タカラトミー)より「特別限定復刻版ちんちんでんしゃ」が発売された。毎年10月14日にはこれを記念して限定復刻版が発売される。
「プラレール大集合 ほんとうに走っている列車とくらべてみよう!」永岡書店 2016年刊行
男の子はプラレール好きの子が多いです。プラレールの本、にこにこして借りてくれます。
ボクも昔、レールを組み合わせて遊んだなー。
※【くまのプーさん原作デビューの日】
世界中で愛されている「くまのプーさん」の原作が発売された日(1926年10月14日)を記念日として制定したのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社」。プーさんとゆかいな仲間達が楽しく暮らす100エーカーの森にちなみ、環境・森林保護を考える日としている。
「くまのプーさん心がふっとラクになる言葉(英訳つき)」PHP研究所 2012年刊行
はちみつを食べる姿がとても幸せそうなプーさん。みんながいやされていますね。
※【長嶋選手引退の日】
1974年(昭和49年)のこの日、「ミスタージャイアンツ」と呼ばれる長嶋茂雄選手が引退した。後楽園球場での中日戦の後にセレモニーが行われ、「私は今日引退しますが、わが巨人軍は永久に不滅です」の名台詞も。38歳であった。
長嶋さんは38歳で引退なんですね。スポーツ選手はサラリーマンよりずっと早く第二の人生が始まります。
「長嶋茂雄(プロ野球を変えた男)」永島直樹 ぎょうせい 1991年刊行
古い本ですがボクがひそかにおススメしている【名球会comics】シリーズです。マンガで往年のプロ野球スター選手の生い立ちや偉業が読めます。ただ、今の野球少年にとって、長嶋さんはともかく、25年以上前に刊行されたスポーツ選手は名前を聞いたことがなくてなかなか手に取られにくくなったシリーズです。なんとか読んでもらいたいなぁ。もちろん、当時の野球少年たちにもおススメで、懐かしく読めます。逆にそちらの世代におススメした方が喜ばれるかな?
今日はこのあたりで。それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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