おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
7月31日はこんな日です。
こだまの日、パラグライダー記念日、蓄音機の日
※【こだまの日】
1959(昭和34)年、特急こだまが、狭軌鉄道での世界最高速記録を樹立した。
「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。(金子みすゞ詩集百選)」金子みすゞ ミヤオビパブリッシング
このタイトルだけでも、何か心に余韻が残りました。
※【パラグライダー記念日】
1988(昭和63)年、北九州市の皿倉山で第1回パラグライダー選手権が開かれた。
若者を中心に愛好者が急増しているスカイスポーツのひとつ
「パラグライダーにチャレンジ 2002-2003」イカロス出版
空へのあくなきチャレンジを続けていそうな名前の出版社さんです。
そう言えば、イカロスの出てくる歌を小学校の音楽の時間によく歌った思い出が…。
ギリシャ神話に出てくる少年、イカロス。あの話、神さまがひどくないですか?
※【蓄音機の日】
1877年(明治10年)にエジソンが蓄音機(フォノグラフ)の特許を取得したことによる。
ちなみに蓄音機といえば、拡声器に耳を傾けている犬がデザインされたビクターのトレードマークが有名。
これはイギリスの画家フランシス・バロードが1889年に描いた絵が元になっており、
ニッパーという名の犬が蓄音機から流れる亡き主人の声を聞いている姿が描かれている。
また、イギリスのCD販売チェーン「HMV」の名称は、この犬の絵のタイトル「His Master’s Voice(彼のご主人の声)」
の頭文字に由来している。
HMVの名前の由来はあの犬の絵にあったのですね。知らなかった―。
「昔の映像・音楽・写真をデジタル化する方法 (VHS|ベータマックス|8mmビデオ|レーザーディスク|MiniDV|レコード|カセットテープ|MD|DAT|フィルム|紙焼き)」村上俊一 翔泳社 2010年刊行
レコードやカセットテープなどアナログの味わいもいいのですが、再生機がどんどんなくなっていってしまうのでデジタルデータにしておくのは大事なことだと思います。
やっておかなければ再生不可能になるメディアもありそう。
自分の持っているCDのデータをスマホに入れておけば、思い出の曲がいつでもカンタンに聴けるし、いい時代になりましたね。
当町の郷土資料保存館にもレコードが置いてあって(置いてあるだけで聴けないのですが)、この間の郷土資料保存館のオープンの時に年配の方が、「お、○○の曲がある。懐かしいなー」「これ鳴るの? そうか、聞きたかったなー。この曲はね…」と思い出を聞かせてくださいました。
青春時代を思い起こす時間に、郷土資料館保存館も役に立っているんだなぁと、ほっこりして嬉しくなりました。
そう考えると図書館もいろいろな年代の本があって、思い出の、懐かしの、青春の一冊にもまた巡り合えるかもしれないですね。うんうん。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。お時間ありましたら、寄って行ってくださいねー。
全国のいろんな図書館でみなさんの大切な一冊とのめぐりあいがあるんだろうなー、と思うとまたほっこり。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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