おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
東京で学んだエクスマという塾の同窓会に行きました。モノではなく体験を提供しようという塾です。
多忙の藤村正宏先生、佐藤ゆかり先生も時間を作ってきてくれました。仲間にも、先生たちにも、そして新たな仲間たちも駆けつけてくれて学び、一緒にご飯を食べました。嬉しい時間でした。
藤村先生は「ブログは読まれない時代になってきている。もちろん、しっかりした記事をちゃんと書くなら意味があるけど、専門性のない話ならツイッターでいいよ」とお話しされました。
さすが先生、心当たりがあって、ギクッ。
成熟した高度情報化社会の今日において、2年前に習ったことをいまやっとできるようになってもトレンドは先に進んでいるのです。
つまり、二年も経つと新しかったことが常識化して、他との差異が無くなるので効果が無くなるということです。トホホ。
そんなブログの読まれなくなった時代にこのブログへようこそ。
知的好奇心を刺激してつい本に手が伸びる…。なんて、なったらいいな。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
3月14日はこんな日です。
ホワイトデー、キャンディーの日、マシュマロデー、数学の日、円周率の日、国際結婚の日、切腹最中の日、美白デー、さーたーあんだぎーの日
あなたはどれが気になりましたか?
ボクは切腹最中の日が気になりました。
一体、なんなのでしょうか?
浅野内匠頭が吉良上野介に対し、激高して我慢の限界を超えて城の中であるにもかかわらず、刀を抜いてしまいました。
お殿様の城の中での抜刀。
『殿中でござる! 殿中でござる!』
もちろんそんなつもりはないのですが、浅野の行為は主君への反逆という形になり、無念にも切腹することに。
このあと、尊敬する浅野を破滅に追いやった吉良がのうのうと暮らしているのを許せず、部下たちが47人集まって復讐を誓います。
吉良邸への討ち入りです。
いろいろ省略しちゃいました。こんな感じが忠臣蔵の物語です。テレビドラマにすると少なくとも3時間くらい。長いと二日連続で放送とかしていました。
その忠臣蔵の話を語り継ごうと和菓子店が商品に『切腹最中』と名付けて、この日を制定したそうです。
うちの図書館には…。
「切腹(日本人の責任の取り方)」山本博文 光文社 2003年刊行
切腹の本がありました。以前も紹介していますね。
しかし日本人、責任感強すぎです。
『人間の命は地球より重い。死ぬくらいなら逃げたっていい。なにもかも捨てて逃げたらいい。とにかく死んじゃダメだ』とはボクの師匠の言葉です。
一昨日、兄弟子に教えてもらいました。
教えてもらえて良かったです。本当に、良かった。
国際結婚の日でした。
「ダーリンは、イギリス人(国際結婚レポート&エッセイ)」ウエイド美加 三修社 2004年刊行
イギリスと日本、環境も教育も違うので考え方や行動が様々な点で違います。
…、そのすれ違いが刺激になっていいのかも。
円周率の日でした。
『円周率は3.14とする。』という文を、学校のテストの時によく見たような記憶がよみがえりました。
「はてしない数の物語(平方根・無理数)」堀江千代子 国土社 1995年刊行
割り切れないことで有名な円周率。小数点以下の桁は無限に続く。とすると、その桁は最後までみることができません。見ることがないのに、なぜ無限に続くのか。本当はめっちゃ頑張って計算すれば、最後には割り切れるんじゃないの?
そんな疑問が湧いてきたとき、先生は答えてくれるでしょうか?
先生が答えてくれないときにこの本を読んでみましょう。
鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までです。
切腹が気になったらおいでくださいね。
遠くの方は、どこかで一冊でも手に取ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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