同窓会に行ってきました。
年齢も出身地も学校も職業も違うのに、同窓会です。これだけで、なんか変わった集まりですね。
恩師の藤村さんが、話されます。
「自分の世界観を出していこう」
藤村さんがおススメ、紹介するのは、糸井重里さん・映画のアマデウス・マンガのキングダム・カフカの変身・カミュの異邦人・ビートルズのHELP以後のエピソード…。
ふむふむ。
講演の合間に、№2が好き、前に出たくないと話されていたと聞きました。
メインストリームにはならなくていいってこと。
エクスマではもちろんナンバーワン(というか、そのもの)だけど、世の中の主流にはならないんだろうなぁ。
なぜなら世の中より早いので、あんまり理解されない。世の中が、「あ、そういうことだったのか」と認識や数字が追いついたころには、さらにその先の常識の外に進んでいるのでメインストリームにはならない。
でも、エクスマはただの奇人変人の集まりではなく、圧倒的成果を出している。そう、常識を理解した上で、そこからはみ出す。
「芸術、文化に触れよう」と話されます。
名の残っている芸術は、みな革新があった先駆者。
ゴッホも、名画『ひまわり』が58億円で落札!と、時々話題になるけれど、ゴッホが生きている間に売れた絵は、たったの1枚。400フランの収入のみ。
それで飯を食っているのではなければプロではない、という定義なら、なんとゴッホは画家ではなかった…。いや、弟というある意味でのパトロンがいるから、やはり絵で食べていたのか…?
(参考文献 【偉大なる残念な人たち】著 八島みず紀 絵 えのきのこ PARCO出版 【退屈な日常を変える偉人教室】五百田達成 文響社)
長くなりそうなので、その話は置いておいて。
「テクニックはすぐ古くなる」と先生は良く話されます。
テクニックは、やり方がわかれば、真似できて、みんなできるということは、特に際立った価値は無くなるのです。
手間のかかることが価値を持つ。ということはそういうことです。
エクスマは、やり方を変えてすぐに儲かるテクニックを学ぶ場所ではなくなりました。
それを期待する人は近づかない方がいいです。そのために、受講するにはしっかりした金額が必要です。
儲けようと思ってエクスマをはじめると期待外れだけど、儲けようとしなければ儲かります。たぶん。
ジョブやワッカやボクは売り上げ0円だけどね。
ピカソのキュビズム、ガリレオの地動説、不良の音楽と言われたビートルズ、それまでの世界観を変えるようなものは、はじめは理解されず、ときには大きな批判を受けます。
「それでも、地球はまわっているんだ」とは、幼いころに図書館で読んだガリレオの伝記マンガの最後のセリフ。
世間に負けたガリレオも、後世ではその考えが偉大で正しかった。理解されない先駆者だったと認められています。
でも、常識と戦わないところも好きです。自分が正しいのに迫害されると、戦いに走る場合も多いのですが、大きな力を持ちながら戦わない。
「そんなムダなことをするヒマはない」
そうです。自分の正しさを証明するのに相手を負かす必要はないのです。そんなヒマがあったら、まだ読んでいない名作の小説でも読みましょう。
そして、異端であるなら圧倒的であることは必要。ちょっと違うくらいなら、大勢に飲み込まれてしまうのです。ボクもよく飲み込まれます。
「個人がメディアになる時代、エキサイティングな時代だよ。楽しいな」
どんどんそうなっていますね。一人でもメディアになる時代。
そして仲間同士、力を合わせることもできます。
なんか、まとまらないけどまとめなくてもいいや。
と終わろうとしたけど、「序破急」を思い出したので、急。
こういう風に書いて、わかったつもりになったら、間違っていることも多いのです。
「遊びのような仕事、仕事のような遊び」という言葉もあります。
師、いわく「『仕事のような遊び、遊びのような仕事』ではなく、順番が大切だ。間違えたらダメだよ」
ボクの解釈では、仕事とは、人の為にすることで、遊びとは、自分のためにすること。どちらも大切なんだけど、順番が大事。自分より、人なんだ。でも、自分は大切なんだ。店員はお客さんの奴隷ではない。個性が大事。でも個性とは、わがままに振る舞うことではない。
……、師の言葉は、一語だけで理解したつもりになると間違って解釈してしまいます。
エクスマの言葉の中に、互いに矛盾するようにみえるものがあるのは、世の中を俯瞰する離見の見と、役者そのものの視点・ふるまいが並び立つからでしょう。
いや、どうなんでしょう。よくわからなくなってきた…。
エクスマ語録に、こういうのがありました。
「ブログは完璧な文章でなく、60点くらいでいいよ」
師の言葉を完璧に解釈するのは芸術と同じで果てがないので、そろそろ投稿します。
(12点は取りたい)
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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