Monthly Archives: 10月 2015

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今日は何の日? 10月4日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。

 

図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

 

10月4日は、こんな日です。

 

104の日、ジューCの日、古書の日、天使の日、イワシの日、陶器の日、都市景観の日、里親デー、
宇宙開発記念日、探し物の日、証券投資の日、徒歩の日

すね。

 

「古書」の日

いいですねー。

 

なんとなく、先に「イワシ」の日

で蔵書検索。

 

「0件でした」となるかと思ったのですが、2件もありました。

 

「イワシの自然誌(『海の米』の生存戦略)」

イワシは「海の米」と言われているらしいですね。それぐらい多く獲れるからか、栄養がいいのか、日本人の食卓とともにあったのか、いずれかか。

 

「身近な魚のものがたり(イワシ・サンマ・アジ・サバのふしぎ)」

身近ということで、日本人の食卓とともにあったと言っても過言ではないようです。ただ、最近、イワシはあまり食べた記憶がないなぁ。単に選んでないのか、環境の変化で取れ高、価格が変わっているのか・・・。

 

 

「古書」で蔵書検索します。

6件該当があります。

 

「ビブリア古書堂の事件手帖」

が1巻から6巻までありました。これはちょっと聞き覚えがあるような。何年か前にテレビドラマになっていたような。そして、インターネットで話題になっていたような。

 

「天使」で蔵書検索。

181件、該当しています!

 

「楽園の堕天使(ラブ・エンジェル)たち(北海道の小都市を震撼させた『援助交際』の実態)」

一冊目から、朝のさわやかな空気に似つかわしくない社会派のテーマがやってきました。しかも、北海道の話でした。このテーマはこれ以上触れずに眠らせておきましょう。

 

「天使などいない」永井するみ 光文社

一冊目で堕天使が現れて、二冊目に天使の存在が否定されました。あとの179件はどうなるのでしょうか。

 

「緋の天使(魔界都市ブルース)」菊地秀行 祥伝社

そうか、確かに。ここで会えるとは!!

 

大好きなシリーズなのでテンションが上がってしまいました。

のちに「魔震」と呼ばれる大きな地震で、他の区と断絶してしまった新宿でおこる数々のドラマがつづられた「魔界都市」シリーズで、ご存知の方も多いのではないのでしょうか。「魔界都市」新宿を舞台にした作品群は、主人公を変えながら100巻くらいになっている気配。最近読んでないけど、大好きなシリーズです。

 

「俺たちは天使(カタギ)じゃない」

むむ、と思ったら、安部譲二さんでした。濃いなぁ。

「天使の牙」大沢在昌

ここまで、いわゆる天使らしい天使が出てくる話がないような。

 

「真夜中の天使 上・下」栗本薫

 

この方の、グインサーガシリーズ、とても楽しみにしていました。夭逝が惜しまれます。

本屋さんで「グインサーガ、最新刊!!」という帯が掛かった本が平積みしているのを見つけて、喜び勇んでレジに向かったものです。

 

このあとも、そうそうたる作家さんが並びます。

鳴海章、ジャック・ヒギンズ、シドニィ・シェルダン、遠藤周作、田中浩二、夏樹静子、赤川次郎、石原慎太郎、笠井潔、桐野夏生、和久俊三、鴻上尚史、夢枕獏、東野圭吾、新堂冬樹・・・、あ、最近お世話になっている西村京太郎御大もいらっしゃいます。

 

作家たるもの、一度は天使を題材にしなければならないのでしょうか。一日では語れない分厚い陣容です。

 

 

というわけで、

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と天使があなたをお待ちしております。

 

今日は小説が多めでしたね。

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

昨日は何の日? 10月3日(2015)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。

 

図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

昨日、書けなかったので、昨日の分をお届けいたします。

 

10月3日は、こんな日です。

 

 

登山の日、山の日、ドイツ統一の日

 

「登山」で蔵書検索します。

「登山しているけど、何かいい本あったら教えてね」と言っていた友人がいます。ちょうどよかったです。

 

56件ありました。

 

「日本百名山登山ガイド決定版 上」

一冊目はこれです。

これは山好きなら押さえておきたい1冊ですね。いや、上巻だから2冊か。ん?

その次の本は

「登山者のための最新気象学」か。

あれ? 下巻は所蔵してない?

 

・・・まだ、発行されていないのかな? でも、上巻は2001年に出ているから、下巻を出すのに14年もかかんないよな。

著者によるけど、この本は火浦巧さんじゃないし。

 

あ、火浦さん、大好きですので新刊、お待ちしています。

 

それはともかく、下巻は所蔵してない・・・?

 

気を取り直して、3冊目。

 

「三毛猫ホームズの登山列車」

 

三毛猫シリーズです。片山刑事、健在のようです。

あ、よく見ると1991年の刊行です。

猫の寿命はだいたい長くて15年くらいかと何かで読んだのですが、我らがホームズ君は、大丈夫でしょうか。

 

「素晴らしき登山(基本を学ぶために)」

「ステップアップ登山(目指せトムラウシ藻岩から始める)」

 

基本から、ステップアップしていきます。いい流れです。

 

「山の地図と地形」

「単独登山」

「山の気象学」

 

いい感じです。順調にレベルアップしていきます。

 

「北海道の山と谷 北海道の山の全てが判る登山のガイドブック 上」

 

あれ、また上巻。その下に、下巻はないです。「登山」をタイトルに含む蔵書54件のうちに、下巻と出会えるのでしょうか・・・。

 

「残された山靴(志なかばで逝った8人の登山家の最後)」

これも、今まで挙げた本とともに、登山をする方には読んでおいてほしい一冊です。

 

よく見ると、蔵書リストの最後の欄に、「分類」という項目があります。日本登山大系や日本百名山登山ガイドは291、登山者のための最新気象学は451、すばらしき登山は786となっています。

これは、図書を分類するのに「日本十進法」という区分法を採用しており、左の桁は大分類、真ん中が中分類、右が大分類となります。

 

「それがどうしたんだ」という方、説明が冗長ですみません。

つまり、書名に「登山」とあっても、登山全般の本であったり、天気について書かれていたり、体験談だったり、中身によって「書棚」が変わるということです。

 

利用者の方が、登山のコーナーを探していて

「あ、ここにいっぱい登山の本がある。・・・山の天気について知りたいけど、ないや。残念」

ということがあっても、山の天気について書かれた本がないわけではなく、趣味のジャンル→登山コーナーにはないけど、理科のジャンル→天気のコーナーにある、ということが往々にしてあります。これは、自宅でも、「『すごい人の時間術とノート術』 これ、どっちの本棚に並べようかな、スケジューリングのコーナーか、書き方の本のコーナーか、どこに並べようかな?」と、どう分けてもしっくりこない場合もありますよね。

 

どう分けても、一冊の本を両方のコーナーには置けないのであります。

 

そのため、うちの図書館で、ときどきテーマを決めて展示コーナーを作っています。

現在、映画の世界・ハロウィン・時代小説のコーナーを用意していますので、気になったら来てくださいね。

 

「中高年のための登山学Q&A」

これは読みやすそうで、また、役に立ちそうな本ですね。

 

「登山道で出会える花」

これは、自然の好きな方におススメです。平地では育たない花に、自ら山に登ることにより、出会えます。

 

「日本登山大系10」

凄そうな本です。あれ、10?

・・・嫌な予感がしましたが、これは1から10までそろっていて一安心。

 

「メイベル男爵のバックパッキング教書(最低の費用で、最高のハイキング、登山、アウトドア・アドベンチャーを楽しむために)」

私、不勉強でメイベル男爵を存じ上げないのですが、男爵も登山をされるのですね。なんとなく、馬車に乗っているイメージがあります。そして、男爵とは貴族の爵位なので、なんとなく、「最低の費用で」というところが貴族にそぐわないような気がしますが、近年、男爵家にもいろいろ事情があるやもしれません。

 

やや、その下には

「北海道の山と谷 北海道の山の全てが判る登山のガイドブック 下」

 

ありました。良かった。「北海道の山の全てが判る」のに、上巻だけだと半分しかわからないじゃないか、と言わなくて良かった。心配いりませんでした。

 

「どうする山のトイレ・ゴミ」

これも深刻な問題なようです。世界遺産に選ばれた富士山でも、このあたりがだいぶネックなようです。人が集まれば、トイレ・ごみ問題は大きくなります。難しいところです。

 

「全図解レスキューテクニック 登山者のための安全技術とセルフレスキュー 初級編」

これは、登山好きの消防署員にとくにおススメです。いや、彼らにとってはもはや常識だよ、という内容かも。

 

「バックカントリースキー&スノーボード(ヤマケイ・テクニカルブック登山技術全書)

なるほど、スキーやスノーボード関係もありますね。

 

「日本二百名山登山ガイド 決定版 上」

なんと、安心したのもつかの間、百名山の下巻がないまま、二百名山の上巻が登場。この流れ、また心配になってきました。

 

大丈夫、のこりの蔵書にきっとあるはず・・・と画面をスクロールするも、なかなか見つからず。のこり五冊。

 

「登山用具2014」

 

残り四冊。

 

「強くて美しい体をつくる登山エクササイズ(山でやせる! はじめてのフィットネス・トレッキング)」

 

残り三冊。頼むーーー!

 

「山のことば辞典(軽妙解説で登山用語が正しくわかる!)」

 

あと二冊。これはダメなパターンか。

 

「山に登る前に読む本(運動生理学からみた科学的登山術)」

ここへ来て、登る前に読む本の登場です。もっと早く出てきてよ、という感もあります。

 

ラスト一冊。どうか!?

 

「はじめよう親子登山」

なかったー。

ラストにして、始まり。詩的ですね。

 

 

上巻を読んで下巻をたのしみに待っていた方、大変申し訳ありませんでした。だけど、10年くらいご希望がないようでしたので、蔵書リクエストありましたら、前向きに検討させていただきたいと思います。

 

というわけで、

鹿追町図書館では、若干一部蔵書に軽微な問題を感じつつも、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。

 

今日は、登山される方には本当にお役立ちの本を紹介できたのではないでしょうか。

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

今日は何の日? 10月2日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。

 

図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

10月2日は、こんな日です。

 

 

豆腐の日、杜仲の日、関越自動車道全通記念日、望遠鏡の日、奈川・投汁(とうじ)そばの日、
ワンニャンハッピーの日、トレビの泉の日、

 

「豆腐」で蔵書検索をします。

14件ありました。

 

「豆腐(おいしいつくり方と売り方の極意)」

食べ方ではなく、豆腐の作り方からはじまりました。そして、売り方です。プロにおススメの一冊。

 

「豆腐・納豆あれもこれも(手づくりのよろこび!)」

こちらは、納豆まで作ってしまうようです。なかなか、今納豆を手作りする人はいないでしょうが、もはやプロを超えたマニアにおススメの一冊です。

 

「豆腐と卵料理」

「おいしい! 豆腐ざんまい」

はい、こういう本を想像していました。この辺は、主婦の方におススメですね。

 

そして、なぞの本がありました。

「豆腐小僧双六道中ふりだし(本朝妖怪盛衰録)」

豆腐小僧という妖怪は、昔何かで読んだことがありますが、25年くらい思い出したことはありませんでした。

そして、著者は京極夏彦さんです。タイトルからは怖い話の予感がしないのですが、京極さんの作品であれば、果たしてどうなっているのか。

 

「香港の甘い豆腐」

こちらも料理ではなく、小説のようです。豆腐をテーマに結構な物語が書かれていました。

 

「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」

なんだかかっこいいのかそうでないのか、よくわからないタイトルです。そしてタイトルの後に(実録男前豆腐店ストーリー)と続いていました。意外とまじめなお話のようです。

 

「杏仁豆腐はキョウニンドウフが正しい! (大人が読み間違うと恥ずかしい漢字)」

なるほど、こちらは国語の本のようです。正しくても、中華レストランでメニューを見て「キョウニンドウフ一つ」と自信満々に注文しても、同伴者や店員さんには笑われる気がしてなりません。ときに、正しさは孤独を生みます。

 

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と豆腐14丁があなたをお待ちしています。

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。