おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。
図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
10月4日は、こんな日です。
104の日、ジューCの日、古書の日、天使の日、イワシの日、陶器の日、都市景観の日、里親デー、
宇宙開発記念日、探し物の日、証券投資の日、徒歩の日
すね。
「古書」の日
いいですねー。
なんとなく、先に「イワシ」の日
で蔵書検索。
「0件でした」となるかと思ったのですが、2件もありました。
「イワシの自然誌(『海の米』の生存戦略)」
イワシは「海の米」と言われているらしいですね。それぐらい多く獲れるからか、栄養がいいのか、日本人の食卓とともにあったのか、いずれかか。
「身近な魚のものがたり(イワシ・サンマ・アジ・サバのふしぎ)」
身近ということで、日本人の食卓とともにあったと言っても過言ではないようです。ただ、最近、イワシはあまり食べた記憶がないなぁ。単に選んでないのか、環境の変化で取れ高、価格が変わっているのか・・・。
「古書」で蔵書検索します。
6件該当があります。
「ビブリア古書堂の事件手帖」
が1巻から6巻までありました。これはちょっと聞き覚えがあるような。何年か前にテレビドラマになっていたような。そして、インターネットで話題になっていたような。
「天使」で蔵書検索。
181件、該当しています!
「楽園の堕天使(ラブ・エンジェル)たち(北海道の小都市を震撼させた『援助交際』の実態)」
一冊目から、朝のさわやかな空気に似つかわしくない社会派のテーマがやってきました。しかも、北海道の話でした。このテーマはこれ以上触れずに眠らせておきましょう。
「天使などいない」永井するみ 光文社
一冊目で堕天使が現れて、二冊目に天使の存在が否定されました。あとの179件はどうなるのでしょうか。
「緋の天使(魔界都市ブルース)」菊地秀行 祥伝社
そうか、確かに。ここで会えるとは!!
大好きなシリーズなのでテンションが上がってしまいました。
のちに「魔震」と呼ばれる大きな地震で、他の区と断絶してしまった新宿でおこる数々のドラマがつづられた「魔界都市」シリーズで、ご存知の方も多いのではないのでしょうか。「魔界都市」新宿を舞台にした作品群は、主人公を変えながら100巻くらいになっている気配。最近読んでないけど、大好きなシリーズです。
「俺たちは天使(カタギ)じゃない」
むむ、と思ったら、安部譲二さんでした。濃いなぁ。
「天使の牙」大沢在昌
ここまで、いわゆる天使らしい天使が出てくる話がないような。
「真夜中の天使 上・下」栗本薫
この方の、グインサーガシリーズ、とても楽しみにしていました。夭逝が惜しまれます。
本屋さんで「グインサーガ、最新刊!!」という帯が掛かった本が平積みしているのを見つけて、喜び勇んでレジに向かったものです。
このあとも、そうそうたる作家さんが並びます。
鳴海章、ジャック・ヒギンズ、シドニィ・シェルダン、遠藤周作、田中浩二、夏樹静子、赤川次郎、石原慎太郎、笠井潔、桐野夏生、和久俊三、鴻上尚史、夢枕獏、東野圭吾、新堂冬樹・・・、あ、最近お世話になっている西村京太郎御大もいらっしゃいます。
作家たるもの、一度は天使を題材にしなければならないのでしょうか。一日では語れない分厚い陣容です。
というわけで、
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と天使があなたをお待ちしております。
今日は小説が多めでしたね。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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