おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。
図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
10月5日は、こんな日です。
時刻表記念日、社内報の日、折り紙供養の日、レモンの日、 ノーレジ袋の日(毎月)
「時刻表」の日、ですか。これはいつもお世話になっているあのお方が、今日も登場ですね。
「時刻表」で蔵書検索。
6件ありました。
「殺意の時刻表」斎藤栄
斎藤栄先生にご登場いただきました。いきなり殺意で、皆さますみません。先生が悪いわけではないのです。
「ピタゴラスの時刻表」吉村達也
新書と文庫の二冊がありました。
「時刻表昭和史」これは、鉄道の運行路線や時間から、人の流れ、産業の流れの移り変わりが判る本でしょうか。鹿追の鉄道も載っているか、気になりますね。
「北海道 化石としての時刻表」
どちらかというと、鹿追はこちらに載っているのでしょうか。化石と表現されるとあまりいいイメージに感じないのですが、なくなって、時代を経てもなお現代に痕跡を残すと解釈しましょうか。
「『時刻表』舞台裏の職人たち」これは、鉄道マニアなら知っておきたい一冊ですね。車両の知識だけでなく、その運行を可能にする仕事、人に焦点が当たっています。
あ、今日は西村先生に会えませんでした。
考えてみると、肝の「時刻表」はタイトルに出すというよりトリックですから前に出さないですよね。
他には、
「折り紙供養」の日。これは・・・、
古来、日本には万物に魂が宿るという『付喪神(つくもがみ)』という伝承があり、人型のものは特にそれが顕現しやすく、自ら作ったものであろうとも、紙が宿っているので安易に粗末にしてはいけない。処分するときはちゃんと供養をすること、ということなのでしょうか。
今推測した成り立ちですが、『付喪神』という言葉は昔からある言葉です。
それは置いておいて、「折り紙」で蔵書検索。
21件ありました。想像より多いです。
これは素直に、折り方のテクニックの本が並びます。
とはいえ、幅が広いです。
「幸せを招く折り紙細工(リハビリ手芸)」
「折り紙人形」
「折り紙フラワー(身近な紙で作るペーパーガーデニング)」
「生活に役立つ実用折り紙(楽しく使える折り紙70点)」
「脳活性折り紙全書(頭で考え、手を動かして脳を活性化!)」
「折り紙手品」
「よい子の折り紙ブック」
「かわいいキャラクター折り紙あそび」
などなど、の中に、折り方の本ではないのかなというのが一冊。
「折り紙でたくさんの笑顔を(盲目の『折り紙大使』加瀬三郎物語)」
ただ、折るだけでなく、なぜ折るのか、いかに折り紙が役に立つのか、いや、役立つから折る、ということをすでに超えているのでは。
折らない人にもおすすめの一冊です。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。
あと、今週はそばまつりが10・11日にあります。
ついででいいので気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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