おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
10月5日はこんな日です。
時刻表記念日、社内報の日、折り紙供養の日、レモンの日
※【時刻表記念日】
1894(明治27)年、庚寅新誌社から日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』
が出版された。
福沢諭吉の勧めにより手塚猛昌が発行したもので、イギリスの時刻表を参考に、
発車時刻や運賃のほか、沿線の案内や紀行文等も掲載されていた。
「殺意の時刻表」斎藤栄 集英社 1982年刊行
時刻表と言えばアリバイ、アリバイと言えば犯罪、犯罪と言えば殺人、という感じで、殺意と時刻表は切っても切れません(?)。
「『時刻表』舞台裏の職人たち」時刻表OB会 JTB 2002年刊行
時刻表、発行するためには編集・校正・出版の苦労も…。出版の舞台裏も分かるお得な(?)一冊です。
※【社内報の日】
社内報は企業(組織)の内側から効果を発揮するインナーコミュニケーション・メディア。
社内報の役割を再認識して企業を元気にするために活用を促進しようと、
社内報の企画、編集、製作のサポートからコンサルティングを手がける
(株)ナナ・コーポレート・コミュニケーションが制定。
日付は10と5で社内を統合(トーゴー)するという語呂合わせと、
10月の第1週に優秀な社内誌企画を表彰する
「全国社内誌企画コンペディション」が開かれていることから
※【折り紙供養の日】
折り紙作家の河合豊彰さんが提唱。河合氏は仏像作品を発表している。
「日本の伝承折り紙」津留見裕子 ブティック社
そう言えば、最近折り紙、折ってないなー。
※【レモンの日】
1938(昭和13)年、高村光太郎の妻・智恵子が亡くなった。
智恵子は精神病を病んでいたが、亡くなる数時間前にレモンをかじり、
智恵子はもとの智恵子となり/生涯の愛を一瞬に傾けた
智恵子抄『レモン哀歌』より という日である。
「智恵子抄」高村光太郎 新潮社 1979年刊行
大きな声では言えませんが、じつは、教科書でしか読んだことがありません…。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館は午前10時から午後6時までの開館です。よかったら来てね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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