レコードの今と、本の未来を考えた3月20日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

昨日は鹿追町民ホールで音楽の自主イベント「ステージザウルス2017」が開催されました。

ボクは音楽は聴く専門なのですが、しゃべったりツイートしたりで楽しかったです。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月20日はこんな日です。

 

相続・贈与の日、上野動物園開園記念日、東京国立博物館開館記念日、動物愛護デー、LPレコードの日、電卓の日

 

 

相続・贈与の日でした。

「図解でわかる!ここが変わった生前贈与のルール」チェスター エクスナレッジ 2015年刊行

「荻原博子のどんと来い、老後!(年金、医療、介護、相続…お金の心配、すべて解決!)」荻原博子 毎日新聞出版 2015年刊行

お金の問題、知識が大事になる局面もありますよね。知っておくと助かるかも。

 

 

上野動物園開園記念日でした。

「インディラとともに(上野動物園ゾウ係の飼育記録)」川口幸男 大日本図書 1983年刊行

動物園とゾウという単語が組み合わさると、『かわいそうな象』を連想します。戦争はしてはいけないなぁ、と幼心に思いました。

 

 

東京国立博物館開館記念日でした。

「東京マニアック博物館(おもしろ珍ミュージアム案内)」町田忍 メイツ出版

これは面白い本ですねー。今度東京に行く前に読んでおこうかな。

 

「みんなのミュージアム(人が集まる博物館・図書館をまちなかにたくさんつくろう)」塚原正彦 日本地域社会研究所 2016年刊行

むむ、これはボクもしっかり読みたい一冊です。読みたい本が毎日積みあがっています。読めるのかな…。

 

 

動物愛護デーでした。

「動物たちの命の灯を守れ!(夜間動物病院奮闘ドキュメント)」細田孝充 緑書房 2016年刊行

これはなかなか普段わからない裏側が読めそうです。

 

 

 

「昔の映像・音楽・写真をデジタル化する方法 (VHS|ベータマックス|8mmビデオ|レーザーディスク|MiniDV|レコード|カセットテープ|MD|DAT|フィルム|紙焼き)」村上俊一 翔泳社 2010年刊行

レコード、全盛期はみんな聴いていたけど、今はほとんどないですよね。

ボクは図書館に勤めていて、『読書活動の推進』を考えていますが、紙の本がいつまであるのかなとふと思います。

今若い人が音楽を聴くときにレコードを買う人は1%もいないだろう。

CDも、知らない世代がいるんじゃないか。スマホでのデータダウンロードのみで、音楽メディアが『物質』で提供されていたなんて、信じてもらえない時代が来るのでは…。

ボクが50年前くらい前の農機具をみて、何の道具か分からないのと同じ感じかな…。

 

紙の本は、いつしか今のレコードのように、好事家の道楽的なものになってしまって大部分が電子書籍に置き換わってしまうのでしょうか。

 

本好きとしては寂しいけど、レコード好きも同じ気分だったのでは…。

レコードより、CDの方が聞きたい曲を選ぶのも便利ですし、ましてや、ダウンロードデータは入れ替えをしなくていいし、場所も必要ありません。

もちろん、音の質やムード、ジャケットの楽しみなど、レコードならではの部分もありますが…。

 

うーん、本や図書館、どうなるのでしょうか。

レコードやCDの昔と今を比べると…。

 

 

電卓の日でした。

電卓は、パソコンにもスマホにもついていますが、オフィスで生き残っていますね。こちらに生き残りのヒントがあるのか…。シンプルでその道に特化すれば活路はあるのか…。

 

「携帯電話は人工知能の夢を見るか?(計算機械から知識活用システムへ)」溝口文雄 オーム社 2009年刊行

2009年はまだ携帯電話という言葉でした。スマートフォンによってsiriなどの人工知能とつながっています。グーグルマップは、単なる数字の計算機械ではなく、行ったことのない土地でもナビゲートしてくれる、知識活用システムですよね。

今日は、テクノロジーの進化について考える日なのかも。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、月曜日は休館日ですが、祝日の場合、開館します。午前10時から午後6時までの開館です。

火曜日が振り替え休館になります。

 

それでは~。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。