ボクらは第4次産業革命の只中にいた。
ボクは北海道、十勝にある人口5,700人ほどの町。いわゆる、田舎に住んでいる。そこから飛行機に乗って東京に行くとなると、大変だった。
そう。大変「だった」のだ。
飛行機のチケットを予約して、空港から目的地、狛江市の市民ホールまで地図と格闘しながら交通機関を調べ、乗り降りする駅を詳細に調べ、時間を計算し、宿もどこがいいか丹念に調べ…、ということがかつてはとても大変だった。
しかし、今や地図も時刻表も、線路の路線図で切符の値段を見なくても、北海道の片田舎から東京の狛江市の市民ホールまで行くことができる。
どこでもドアこそまだできないものの、ドラえもんのひみつ道具の中に、手のひらサイズの小さなテレビみたいな道具があって、そこの画面に地図が出て、持っている人が歩くとどんどん切り替わって道案内してくれるというものがあったような記憶がある。
すごい、実現している。
もう、SFの未来がすでに現実のものになっていた。
SFって、子どもの頃は知らなかったけど、「サイエンスファンタジー」、空想科学の略ということを大人になってようやく知った(ちなみに、藤子・F・不二雄先生がSFを書くときは、「すこし ふしぎ」でSF)。
ドラえもんの道具や、未来デパートの配達が、次々に実現しつつある。通販も、本のカタログがなくったって、手のひらの中のモニターで、随時商品情報が更新される。
昔でいえば、三河屋さんだって御用聞きに来てくれて、注文したものを届けてくれるけど、夜中に在庫があるかどうか、だいたいいつごろ届くかサブちゃんに電話はできない。
配達もドローンで、という形になっていくのかもしれない。
スマホもインターネットもAIもどんどん進化している。
この今のテクノロジー、第4次産業革命にあたるとのこと。
AI(人工知能)とか、記憶媒体に人間の脳の全データを移す研究を、真面目にしている人がいると聞いた。
このままどんどん技術が発展して、もしそれが可能になれば、肉体の限界は関係なくなり、人間から寿命が無くなるかもしれない。そうなると、機械で体を作ってデータを移せばいいので、ドローンと組み合わせて、人間が空を飛べるようになるかもしれない。タケコプターができてしまう。
そんなことが、このあと例えば、第9次産業革命あたりで実現したりして。
人間がデータ化されれば、地球の裏側に空っぽのロボットを用意しておいて、データだけを送ってやれば、とうとうどこでもドアと同じことが実現してしまう。
第13次産業革命くらいでは、シンギュラリティ(人間の知能を人工知能が越える逆転現象)からさらに技術が進んで、地球のすべての、陸地とか、海とか、動物とか、植物とか、空気とかを全部データ化していって、全人間の全データもシンギュラリティがおきると言われる2045年から保存を始めて、バックアップが完成したら、人類のこれまでのデータを5Dプリンターで再生して、再生できるなら、巻き戻せるようになって、それはつまり、ドラクエみたいなRPGで言えば、セーブした時点まで戻れるということになる。
そうするともう、それはタイムマシンということになるのでは?
タイムマシンは実現する?
いろんな技術が発展しても、科学者の間では、タイムマシンは想像上のものであり、実用化ができないと言われてきた。実用化できない証明の一つに、「誰も未来からやってこないから、未来永劫できない」という笑い話みたいな理論(?)がある。
しかしこの方式なら、データのバックアップの前の世界には戻れないが、地球バックアップが成功した時点からなら、過去に戻れる。
いや、全地球のデータを入力しなくても、たとえば人間のDNAに遺伝情報が入っているのだから、地球のどこかに地球の遺伝情報があったりして、それを発見できれば、もしかして…。
あとは、まったく理論はよくわからないけど、原子は一番小さいものとされているが、原子と原子をある角度から新しく見つかった超光速でぶつけると、もっと細かくなる技術が実用化されたりして、そうすると、それを部品にして組み立てて、形を変えて地球や生き物を作っていって、小さな宇宙を再現して、神様みたいなことができちゃったりして…。
昨日は飛行機や駅や列車の中でこんなことを考えていた。
エクスマ新春セミナーのまとめでもなく、感想でもなく、セミナーを観て聴いてインスパイアされて、飛行機や列車を乗り継ぎながらの帰り道に思ったことを書いてみた。
なんだろう、この文章は。妄想? エッセイ?
塾生は100人くらいいただろうから、一人くらいこんなことを書く人間がいても、いいかもしれない。これも世界観だとすると、アートなのだろうか。
なんてことを考えていたら、セミナーの内容に触れる前に、ずいぶん長くなってしまったので、この記事はひとまず終わりにして、
エクスマ新春セミナーの内容については、また続きを書きます。うん、全然まとまんないスゴイ内容でした。書けるかな…。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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