【本の紹介】5月23日 キス、ラブレター、火葬禁止令の日から

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。

人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

5月23日はこんな日でした。

 

キスの日、ラブレターの日、火葬禁止令廃止の日

 

さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

※【キスの日】
1946(昭和21)年、日本で初めてキスシーンが登場する映画である、佐々木康監督の『はたちの青春』が封切りされた。
当時、映画製作もGHQの検閲下にあり、民間情報教育局(CIE)のコンデが、
完成した脚本がその前に見せられたものと違うことを指摘した上、接吻場面を入れることを要求した。
主演の大坂史郎と幾野道子がほんのわずか唇をあわせただけだったが、それでも話題を呼び、映画館は連日満員になった。

【アンドロイドレディのキスは甘いのか】黒川伊保子 河出書房新社 2017年

人工知能の開発に関わった、著者によるAIと人間のこれからの関わりの考察です。これからAIが発展していくと、どこまで人間に近づけるか、超えていくのか、どの部分は人間特有の物で真似できないのか…。ボクも時々考えるテーマです。

 

※【ラブレターの日】
浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』(1998年)の公開初日にちなみ、松竹株式会社が制定した日。
また、この日は「5(こい)23(ぶみ)=恋文」の語呂合わせから。
映画の主演は中井貴一。ちなみに英語表記タイトルの映画『Love Letter』(1995年)は、中山美穂が2役を演じた岩井俊二監督の名作。

恋人に送るばかりがラブレターではないのですね。

【ママへのちょっと早めのラブレター】鈴木おさむ 扶桑社 2015年

放送作家鈴木おさむさんによる、ドラマ「生まれる。」の中で作られた絵本の復刻版。赤ちゃんとおかあさんの、愛にあふれる絵本です。お子さんがだいぶ大きくなった方が読むと、そのころのことを思い出しますよね。

※【火葬禁止令廃止の日】
1875年(明治8年)のこの日、明治政府により制定された火葬禁止令が廃止された。

 

【火葬場】浅香勝輔 大明堂 1983年

火葬がタイトルに入っている本は無いだろうと思ったのですが、ありました。35年以上前の本ですね。

 

【これからの「葬儀」の話をしよう】瀧野隆浩 毎日新聞出版 2018年

近年、核家族化の影響もあるのでしょうか。葬儀の形態も変わってきていますね。

 

【葬儀の歴史】芳賀登 雄山閣出版 1991年

こちらも相当前の本です。なぜ明治政府が火葬を禁じたのか気になったので、載っているか調べてみようかと思いました。

 

 

今日も様々な本と出合えました。なかなか普段、葬儀の本って調べないですよね。

図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!

 

お知らせ

令和元年5月27日(月)~31日(金)まで、年に一度の蔵書点検で休館となります。その前にたくさん借りにお越しくださいね~。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。