今日は何の日? 12月13日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

12月12日はこんな日です。

正月事始め、煤払い、松迎え、ビタミンの日、双子の日、聖ルチアの日、大掃除の日

 

年末という感じがしてきましたね。

でも、気になったのは「ビタミン」でした。ビタミン、足りてないかも。

「ビタミン」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

 

8件ありました。

 

「B(彼女の恋のビタミン)」赤羽健美

毎回、「このキーワードならこんな本が並ぶだろう」と思って検索するのですが、想像の外の本が並ぶのが面白いですね。小説のようです。

 

「『乗り物酔い』撃退ブック(遠足も旅行もドライブも楽しくなる!)」

この本、いいですね。悩まされている人も多いのでは。お子さんのためにも、試しに読んでみてください。

 

「最新ビタミンブック」吉川敏一 2008刊行

2008年の「最新」です。7年前なので、今はどれくらい研究が進んでいるのでしょうか。でも、役に立たないということはないと思います。

 

「あたまのビタミンなぞなぞ話」日本のおばけ話・笑い話 小暮正夫

こういう本、好きです。

 

「双子の日」というのがあるということは知らなかったな。

「双子」で蔵書検索。

 

「ゴッドマザーの双子チーム」宗田理

「運命の双子」舵輪・ストラウス

「誕生日事典 驚くほどよく当たる! 366日の性格診断 双子座」ゲイリー・ゴールドシュナイダー

「双子同心捕物競い」早見俊

「双子の親になりました」三豊ちぇり

「双子の星」宮沢賢治

 

有名作家さん、大作家さん、あと、「ホントに当たるのかな?」ってところまで並びました。だって、朝のテレビの星座占い、チャンネル変えると運勢が違うのですもの・・・。

 

えっ!  今日は大掃除の日なの? ふだんの掃除もできないなか、早くも大掃除、ちょっとだけでもやってみますか。

 

「大掃除」で検索するも、0件。「掃除」で探すと9件ありました。

 

「やさしい重曹生活(掃除に、洗濯に、スキンケアに、料理に)」岩尾明子/監修 主婦の友社

重曹万能説はちょくちょく耳にします。

 

「沖幸子のパパッとかんたん超掃除法(子どもが散らかしても大丈夫!)」

うん、いいですね。

 

「手間いらずのらくちんガーデン成功実例(庭掃除も草取りも、もっともっと減らしたい!)」主婦と生活者

あ、これ、すごく良さそう。「お花やガーデニングは大好きだけど、年々しんどくなってきたわ」という方、読んでみてください。

 

「パディントンの煙突掃除」マイケル・ボンド

カタカナの名前と煙突掃除、という言葉が並ぶと、イギリス、産業革命、少年少女、工場法・・・などの言葉が頭に浮かびます。体が小さいから子どもたちが煙突掃除に使われ、命を落としたこともあったと聞いて、ショックを受けた記憶があります。今の日本では考えられないですよね。

 

今日はここまで。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。