おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月12日はこんな日です。
カーバッテリーの日、漢字の日、ダズンローズデー、ダースの日、児童福祉法公布記念日、
パンの日(毎月)、豆腐の日(毎月)、育児の日(毎月)
「カーバッテリー」の日があるのは初耳でした。このキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
・・・0件でした。カーバッテリーが書名に入っている本は蔵書になかったので、「バッテリー」で検索してみます。
6件ありました!
「バッテリー 1~6」あさのあつこ
蓄電池のバッテリーではないですね。いわゆる野球のピッチャーとバッターのコンビを指す、バッテリーかな。
そして、あさのあつこという響き、女優さんかなと思いきや、別人の作家さんです。今さらこんな解説を書くと、当然だ、とお叱りを受けそうですが・・・。
ひらがななのは、多分そんな間違いをされることが多いからあえてひらがなをペンネームにしたのかな、と思ってウィキペディアを読んだら、そのままのことが書いてありました。
作品を読まないで本を紹介することに一抹の抵抗があるのですが、そのままウィキペディアを読み進めると、ボクにとても都合のいい一文を発見したので引用します。
野球を題材にした小説を多く発表しているが本人に野球経験はなく、初期作の『バッテリー』は野球の取材を全くせずに執筆した。
にも関わらず、このシリーズは野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞しています。
ですから、紹介するから読んでみよう、ということを心掛けずに紹介しているボクのブログも、ありっていえばあり、なのかと思いました。ダメ?
本を読んでもらうきっかけになればいいなと思って書いています。ボクの尊敬する人の言葉に「どんないい商品、いいサービスでも、それが知られていなかったら、その人にとってその商品、サービスは存在しないと同じことだよ」ということがあります。
できるだけ、気になった本を伝えていければと思い、今日も書きました。
今日は図書館で幼児、児童向けのクリスマス会がありますのでこの辺で。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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