おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月15日はこんな日です。
観光バス記念日、年賀郵便特別扱い開始、権利章典の日、
ひよ子の日(毎月14日,15日)、イチゴの日(毎月)、お菓子の日(毎月)
妙見の縁日(毎月1日,15日)、水天の縁日(毎月1日,5日,15日)
に関する日は一年に何日かあるようです。「バス」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。
「バスルームにご用心」志茂田景樹
はやくも違うバスがでてしまいました。
「バス・フィッシングがわかる本(ブラックバスと写真とイラストでつる)」つりトップ編集部
こっちのバスもありました。
「バスカヴィル家の犬」
なんだよ、またバス違いかよー、なんだよ、バスカヴィルって? と思って作者を見たらコナン・ドイルでした。ゆ、有名作品なのかな・・・? 聞いたことなかった。忠臣蔵も読んだことはないけど聞いたことくらいはあったのですが、これは初耳の単語でした。
「おじさんハワイ一人旅(オアフ島4泊6日バス・ツアー)」辻村裕治
このタイトルは、ちょっと気になりました。「おじさん」という部分と、「ハワイ一人旅」のギャップが気になるのかな。
「伊豆(気ままに電車とバスの旅)」ブルーガイド編集部 2000年刊行
伊豆長岡へ今年の3月に行きました。いいところでした。観光はする暇がなかったのですけど。
「鉄道・バス利用のアイルランドの旅」宮崎昭威
アイルランドと言えば、アイリッシュミュージックというのか、叙情的な音楽が思い出されます。というのは、全国各地で音楽活動をしている鹿追出身の音楽家の熊谷大輔さんが年に一度くらいティプシプーカというユニットで帰ってきてくれて聞かせてくれる演奏が、とても素晴らしいのです。楽しみに待っていますー!
読んでないと思うけど。
「ワイヤー雑貨(バスケットからアクセサリーまで)」
「バスケタリー(自然と身近な材料で、かごを編む)」
なるほど。
「おしゃれな花の寄せ植え(ハンギングバスケット&コンテナガーデン)」主婦の友社
北海道は長い冬に入りました。また来年のガーデニングを楽しみに、本で来年の計画などを練ってみては?
「黒子のバスケReplace」藤巻忠俊
少年ジャンプでヒットしたバスケットマンガを小説にしたものですね。若い子にはマンガを入り口に、小説の楽しさに触れて読書を楽しんでほしいな。
「日本のバス(100余年のあゆみとこれから)」鈴木文彦
これぞ図書館という感じの本です。過去を知り、未来に思いを馳せましょう。
「黄色いバスの奇跡(十勝バスの再生物語)」吉田理宏
前回もバスのテーマで紹介したところ、十勝バスの社長、野村さんと作者の吉田さんからコメントをいただいて、大きな反響がありました。あのときはびっくりしました。
嬉しくなって、十勝バスの模型も買いに行きました。
『はじめに』から、一部引用します。
「潰れる寸前の会社」でした。働いている人たちにやる気はなく、バスに乗るお客様の数も、まばら。このままなくなってしまっても、不思議ではありませんでした。
中略
今、十勝バスで働いている人たちは、とっても明るく楽しく、そしてやりがいを感じながら働いています。以前より従業員の数は少なくなってしまいましたし、今でも厳しい経営状況に変わりはないのですが、それぞれが、「十勝バス」で働くことに、誇りを持っています。
引用終わり
なんだか、これだけでジーンとなってきます。こんど、もうちょっと詳しく書いてみたくなりました。これは、十勝に住む人には読んでおいてほしい物語です。お正月休みに、書ければいいな。
今日はここまで。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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