今日は何の日? 12月16日(2015) 電話とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

12月16日はこんな日です。

 

 

電話の日、電話創業の日、紙の記念日、

 

電話の日でした。これは結構タイトルに入った本がありそうです。「電話」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

 

32件、ありました。

12.16電話

「幽霊屋敷の電話番」赤川次郎 1992年刊行

赤川次郎さんの本ですね。最近読んでないけど、久々に一冊くらい読む時間あるかな。お正月に読みたいなー。

 

「バーにかかってきた電話」東直己 1993年刊行

「あなたに電話」森瑤子 1989年刊行

「必要になったら電話をかけて」レイモンド・カーヴァー 2000年刊行

今日は小説が多いですね。タイトルで、どんな物語か想像するのが面白いです。

 

「お電話倶楽部」船崎克彦 1990年刊行

ちゃんと、「いったい、どんな倶楽部なんだ?」という、謎のタイトルが出てきます。

 

「電話魔」エド・マクベイン 1978年刊行

「電話魔」森村誠一 1993年刊行

同じタイトルですが、たぶんたまたまでしょう。でも、森村さんがエドさんの著作に影響を受けて同じタイトルで書いたのかも。たぶんたまたまかなと想像しています。

 

「謎の人命電話(ホットライン)」 斎藤栄 1984年刊行

以前、読んでいたら落丁していたと書いたのがこのタイトルだったような・・・。違ったかな。あのとき読めなかった、物語の結末を知る時がついに来たのでしょうか。でも、30年前のことなのであらすじも覚えてないのです。謎のままでいいか。

 

「北海道の電信電話年代記(IT時代への軌跡)」田村巌 2002年刊行

これは歴史を知ることができる貴重な本ですね。郷土資料的価値があります。冬休みの自由研究にいかがでしょうか。自由研究は夏休みだけだったかな。

 

「電話の英会話110番(こんなときどう言う?)」春田洋子 1992年刊行

英語で電話がかかってきたら、困るんですよね。しゃべれないので。まだ、相手が目の前にいれば、ジェスチャーで切り抜ける可能性がありますが、電話だと途方にくれます。

 

「携帯電話は人工知能の夢を見るか?(計算機械から知識活用システムへ)」溝口文雄 2009年刊行

タイトルでなんとなく書いてあることを想像しているのですが、2009年と比べて驚くべき進化をしているのではないでしょうか。

どんな感じかな、と思ってドコモさんの機種を調べたら、

F-08A

L-04A

N-08A

P-08A

P-10A

SH-05A

あたりの時代です。

スマホはいつくらいからだったかなと思っていたら、docomo SMART seriesというのがこの年、2機種ありましたが、スリムという意味でつかわれる「スマート」な携帯電話でした。

うーん、iモードブラウザの機能拡張、とか説明にあります。iモード、懐かしい気すらしていますが、たった六年前の出来事? 進化が早すぎる・・・。

 

「電話の応対(上司や先輩がおどろくほど、上手な電話のかけ方・受け方)」浦野啓子

仕事をしていて電話をかけない、受けない人はあまり多くないと思います。苦手な方は読んでみてはいかが?

 

「校長、お電話です!」佐川光晴 2015年刊行

タイトルだけで、何かトラブルの予感がします。いい電話だったらごめんなさい、想像だけで書いてます。今年の本ですね。

 

携帯電話からスマホへの進化にびっくりしつつ、今日はここまで。

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。