今日は何の日? 12月17日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

12月17日はこんな日です。

 

ライト兄弟の日、飛行機の日、 安全の日(毎月)、いなりの日(毎月)

 

実は、鹿追町図書館にどんな本があるかは、インターネットにつながっていれば調べられます(iモードでは難しいかもしれません)。URLは長いので、グーグルなどの検索ページで「鹿追町図書館 蔵書検索」と入れてもらえれば、見られると思います。この情報を毎日書くと、ひょっとすると、このブログの方が先に出てしまうかもしれませんが・・・。

 

「ライト」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。

 

41件、該当する本がありました。一冊目は・・・。

 

ボクの大好きな作家さん、栗本薫さんの「カローンの蜘蛛(トワイライト・サーガ)」1983年刊行

が出てきました。ファンタジー小説です。学生のころ、読みました。ちょっとあらすじは思い出せませんが、少年と、剣士の物語だったかな・・・。違うシリーズだったかな・・・。あと、多分ですけど、蜘蛛が出てくる話です。栗本さんの有名な作品に「グインサーガ」シリーズがあり、なんと100巻を優に超えていたのですが、志半ばで他界されてしまいました。早すぎる死に、多くの読者がショックを受けましたがボクもその一人です。現在は、志を受け継いだ盟友の作家さんがシリーズの続きを描いています。

 

検索して、このタイトルを見た瞬間から、20数年前の読んだ当時のことを思い出したり、グインやキャラクターの活躍に胸を躍らせた記憶がよみがえってきました。一冊紹介しただけで、とても感慨深いです。

 

二冊目は

「豪華特急トワイライト殺人事件」西村京太郎

西村先生、おはようございます。今日もお会いできて嬉しいです。このブログの功労者です(勝手に)。ですが、たぶん、一生このブログをご覧になることはないと思います。勝手に毎回感謝いたします。

 

「原子力空母『信濃』ラストフライト」鳴海章

十勝帯広出身の作家さんです。ボクもこの本ではないのですが、鳴海さんの書かれた本、うちにあります。

 

お待たせしました。ライト兄弟の本はこちらです。

 

「ライト兄弟」おもしろくてやくにたつ子どもの伝記 早野美智代

「ライト兄弟(飛行機を発明したふたりの兄弟)」児童伝記シリーズ 白木茂

「ライト兄弟(大空へのちょう戦)」学研まんが伝記シリーズ

「ライト兄弟はなぜ飛べたのか(紙飛行機で知る成功のひみつ)」土佐幸子

 

ちょっと長めになりましたね。それでは最後にこの一冊を。

 

「坊ちゃん(リライトノベル)」夏目漱石/原作 2015年刊行

あ、今年出た本なのですね。読みやすくなっているのかな。もうすぐお正月なので、時間のある方はぜひ。帰省や旅行などで忙しい方も多いかもしれませんが・・・。

 

年内は、30日まで開館予定です。

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。