おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
6月12日はこんな日です。
恋人の日、日記の日、バザー記念日、宮城県民防災の日
※【恋人の日】
全国額縁組合連合会が1988(昭和63)年から実施。
ブラジル・サンパウロ地方では、縁結びの聖人アントニウスの命日の前日6月12日を
「恋人の日」として、恋人同士が写真立てに写真を入れ交換しあう風習があることから。
なるほど、これはボクには関係のない日だったな…。
「恋人」がタイトルに入った本を図書館で探してみました。
「昔の恋人」藤堂志津子 集英社
なにか気になりました。
「行きは友達帰りは恋人(講談社X文庫)」小林深雪 講談社
ドラマを感じるいいタイトルですね。
「チャタレイ夫人の恋人」ロレンス 新潮社
なるほど、また登場。
※【日記の日】
1942(昭和17)年、ユダヤ人の少女アンネ・フランクによって「アンネの日記」が書き始められた。
アンネの家族は、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害を逃れて、アムステルダムの隠れ家に身を隠した。
日記は隠れ家に入る少し前の13歳の誕生日に父から贈られたものだった。
1944(昭和19)年8月1日、アンネらは隠れ家から連れ出されて、
ポーランドのアウシュビッツに送られたため、日記はこの日で終わっている。
そして、1945(昭和20)年3月31日にドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所で病死した。
「アンネの日記(完全版)」アンネ・フランク 文芸春秋 1994年刊行
ブログも書き方次第で立派な日記ですね。
個人の日記が世界中で読み合える時代が来るとは、アンネもびっくりでしょう。
「アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。(クラスメートたちがたどるアンネ・フランクの思い出)」テオ・コステル 清流出版 2012年刊行
ついこの間出版されているのですね。そうか、生き延びて、今だから語れることもありますよね。
「愛といのちの日記(アンネの時代に散った少女たち)」早乙女勝元 小学館
そうかと思えば、やはり悲劇のただなかにあった少女たちも多かったのです。
「アンネの童話集(完訳)」アンネ・フランク 小学館
彼女の残したものは大きかった。早すぎる死が惜しまれます。
※【バザー記念日】
1884(明治17)年、日本初のバザーが開かれた。
鹿鳴館で上流階級の女性たちが手工芸品を持ち寄って開いたもので、
3日間の入場者は1万2千人に上った。
スゴイ人数の人が来ていますね! 驚きです。
「100円グッズが大活躍フリマやバザーで大人気!のかんたん手づくりグッズ」主婦と生活社 2011年刊行
あ、いいですね。
「こぐま学校のバザー」ミシェル=カートリッジ 偕成社
なにかあたたかいものを感じました。
※【宮城県民防災の日】
1978(昭和53)年、M7.5の宮城県沖地震が発生し、死者28人を出す大惨事となった。
県民の防災意識を高めるため、宮城県各地で防災訓練が行われる。
この記録を読むと、あらためて、死者・行方不明者が20,000人近くという東日本大震災、津波の恐ろしさを感じます。
「おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック(4コマでわかる!)」草野かおる ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年刊行
まずは、読みやすいものから入っていくのがいいのかもしれません。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、午前10時から午後6時までの開館です。良かったらお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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