おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
6月11日はこんな日です。
国立銀行設立の日、雨漏り点検の日 、梅酒の日、傘の日
※【国立銀行設立の日】
1873(明治6)年、日本初の銀行、第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)
が設立された。その後の5年間に153もの国立銀行が発足した。
「国立」という名前がついているが、これはアメリカのNational Bankを直訳したもので、
実際には民間の銀行だった。
国立銀行はすべて第○国立銀行のような名前になっていて、ナンバー銀行と呼ばれた。
第四銀行、七十七銀行等、現在もそのままの名称を使っている銀行が残っている。
「大合併(小説第一勧業銀行)」高杉良 講談社
経済小説と言えば高杉良さん。今日にぴったりのテーマです。
「妄想銀行」星新一 新潮社
星新一さんのショートショートです。ボクの家にもあったかな…。
「銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術」高橋忠寛 日本実業出版社 2015年刊行
むむむ、これはちょっと聞いてみたい。
※【雨漏りの点検の日】
全国雨漏検査協会が1997(平成9)年4月6日に制定。
本格的な梅雨のシーズンを前に、うっとうしい雨漏りの被害にあわないようにと
建物の雨漏りの点検をする日。
「心が雨漏りする日には」中島らも 青春出版社
なんだかしんどい日、ありますね。
「雨を呼ぶ男」スージー・マローニー 早川書房 1998年刊行
4年間雨が降らない街。なにかがおかしい。どうなっているのか。このままでは、農業で暮らしているこの町に誰も住めなくなってしまう。
「雨を降らせる」という触れ込みの男を呼び寄せ、街を覆う異常現象に立ち向かうが…。
※【傘の日】
この季節の必需品である傘の販売促進を願い、傘メーカーの団体・日本洋傘振興協議会が、
1989年(平成元年)に制定した日。
暦の上の入梅にあたることから6月11日としたが、傘のPRだけでなく、
雨の日の傘の使い方などモラルの向上も訴えたという。
「忘れ傘」半村良 集英社 1985年刊行
なにかちょっとした心の機微を感じる、気になるタイトルです。
※【梅酒の日】
入梅の日は食中毒対策や夏バテ予防に家庭で梅酒を飲用したり、
青梅の需要期に当たることから、梅酒のトップメーカーであるチョーヤ梅酒株式会社が制定
梅関係の日、結構あるんですね。
「新梅酒・梅干し・梅料理」遠藤きよ子 グラフ社 1984年刊行
大分年季の入った本ですが、梅酒の本発見。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、午前10時から午後6時までの開館です。良かったらお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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