ミートソースはどれくらい選ばれているのかを考えた10月25日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

阿寒の鶴雅、エクスマ塾で発表メンバーとサポート講師と共に。一番表情のかたいのがボクです。

阿寒の鶴雅、エクスマ塾で発表メンバーとサポート講師と共に。一番表情のかたいのがボクです。

 

旭川と阿寒で、だいぶいろいろ考えてきました。

結論は、「話は短く」です。

 

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

10月25日はこんな日です。

 

民間航空記念日、リクエストの日、世界パスタデー

 

 

※【民間航空記念日】

1951(昭和26)年、戦後最初の国内民間航空会社として設立された日本航空が、

一番機の「もく星号」で東京~大阪~福岡間の運航を開始した。

 

「野武士の航空機づくり」坪圭介 文芸社

気になるタイトルです。何なんでしょうか。

 

 

※【リクエストの日】

1936(昭和11)年、ベルリンのドイツ放送で、ラジオのリクエスト番組が始まった。

生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと

電話があったのがきっかけで始められたもので、その後リクエスト番組は大ヒットした。

 

「午前0時のラジオ局」村山仁志 PHP研究所

いろいろなドラマがありそうですね。

 

 

※【世界パスタデー】

1995(平成7)年、イタリアで世界パスタ会議が開催された。

EUやイタリアパスタ製造業者連合会などが合同でパスタの販売促進キャンペーンを

行っている。

 

あるとき、ボクの先生のフジムラさんが言いました。

 

子どもの頃、スパゲッティは二種類しかありませんでした。

ナポリタンと、ミートソース。

 

今は、カルボナーラとか、ペペロンチーノとか、ボロネーゼとか、たくさんおいしいパスタが増えました。

増えたのはいいんだけど、パスタを食べようとお店に入ってメニューを見ると、結構迷ってしまいますよね。

 

「みんな、ちょっと自分がミートソースになったつもりになって考えてみてよ。選ばれにくいぜー」

 

冗談も入っていて、笑ってしまうのですが、はたと気がつき、ちょっと自分の仕事に置き換えてみました。

 

地元の本屋さんと、図書館。この二つでしか本が読めなかった時代があります。

 

でも、今は隣町の大型本屋さん、すぐそこのコンビニ、Amazonなどのインターネット書店、家にある端末で、数クリックで読めるようになる電子書籍…。

図書館、選ばれにくいぜー。

どうやったら選んでもらえるか。

好かれることが、その理由になりますよね。

 

どうやったら好かれるのかなー、と考えていたところ、昨年東京に通ったエクスマ塾の中で、同じく受講者から、講師陣に質問がでました。「どうしたらお客さんに好かれますか?」

助っ人講師のハシモトさんの答え。

 

「嫌われてください! 以上」

 

聞いたその時は、正直言って意味が分からなかったけど、最近ちょっと言葉の意味が分かりかけてきました。

 

 

「このミートソース、オイシイで―。でも、このトマトソースは酸味がちょっと強いから、生トマトが嫌いな人は注文せん方がええで。このトマトはあのタナカさんがビニールハウスの中でも特別に手をかけて育てて、一日5個しか出荷できない、このレストランにしか卸してもらえんのや。だから、トマト好きはこのミートソースや!」と言っているハシモトさんの声が想像できました(勝手に想像したセリフです)。

 

全員にミートソースを注文させようとすると、せっかくの特徴の酸味の強さを伝えられないですよね。

 

「365日やっぱりスパゲティ」西巻真 文化出版局 2001年刊行

ボクはお米も食べたいかな。

すると、さらにミートソースは選ばれない…。

図書館で言えば、漢字がスマホのデジタル辞書で調べられて、分からないことは知恵袋で聞けて…。

ヒエーッ!

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、火曜日の今日は午前10時から午後6時までの開館です。

よろしくお願いいたします~。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。