おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
10月29日はこんな日です。
とらふぐの日、ホームビデオ記念日、おしぼりの日、てぶくろの日、東佃の日(トウツクノヒ)
※【とらふぐの日】
「と(10)らふ(2)ぐ(9)」の語呂合せ。
「フグはなぜ毒をもつのか(海洋生物の不思議)」下元豊 未来社
対人間では、簡単に調理できないので逆に高級魚ポジションに収まり、珍重されるという皮肉ぶり。生存競争は厳しいね。
※【ホームビデオ記念日】
1969年(昭和44年)のこの日、
ソニーがβ方式の「ソニーカラービデオプレーヤー」を、
松下電器がVHS方式の家庭用のVTRを発表し、
ホームビデオ愛好家グループが両陣営に配慮して、
この日を「ホームビデオ記念日」としたことによる。
ちなみにソニーは2002年(平成14年)8月にβ方式のビデオの生産終了を発表。
最後には約2000台が生産された。
「昔の映像・音楽・写真をデジタル化する方法 (VHS|ベータマックス|8mmビデオ|レーザーディスク|MiniDV|レコード|カセットテープ|MD|DAT|フィルム|紙焼き)」村上俊一 翔泳社
メディアの再生機器の寿命の問題もありますね。
大量のビデオテープは場所をとりますし…。
※【おしぼりの日】
手を拭くに由来。て(10)ふ(2)く(9)
全国おしぼり協同組合連合会において2004年に制定。
「はじめての『自宅レストラン』オープンBOOK (図解でわかる人気のヒミツ)」バウンド 技術評論社
おしぼりといえば、レストランのイメージ(ボクだけ?)。
※【てぶくろの日】
福岡県久留米市に本社を置く総合手袋メーカーの株式会社東和コーポレーションが制定。
手を使うことで進化してきた人類。
そんな大切な手を守る作業用手袋にもっと関心を持ってもらうのが目的。
日付は10と29で「て」(10)「ぶ」(2)「く」(9)ろの語呂合わせと、
素手で行う作業がつらくなり、手袋をし始める時期に入ることから。
「てぶくろを買いに」新見南吉 大日本図書
手も心もあったかくなる、新見さんの絵本です。紙芝居もあるよ。
そうそう、イベントなどで使われるときなど、紙芝居の台も貸出できます(数量限定)のでスタッフまで「紙芝居の台、ありますかー」と、お声かけくださいね。
「てぶくろをかいに」新見南吉 金の星社
いもとようこ名作絵本シリーズです。新見さんの名作を、いもとさんのやさしい絵柄でお届けします。
「バルタンとてぶくろ(てぶくろをかいに より)」えいじゅうたかのり あいうえお館
ウルトラかいじゅう絵本シリーズです。そうか、ちびっ子が持ってくるこの絵本、元になってるのはてぶくろをかいにだったのですね。
移動図書館で急いで貸し出すからじっくり見てなかったけど、たぶんこのバルタンはいい奴。
※【東佃の日】(トウツクノヒ)
東京都佃煮惣菜工業協同組合が組合の前身である3つの組合が合併に合意した日と、
10と29で「トウツク」と読む語呂合わせから制定。
佃煮などのPRを行う。
「ごはんのとも」苅田澄子 アリス館
塩辛、海苔の佃煮、納豆…、激戦区ですね。
絵本です。
※【第1回宝くじ発売の日】
1945年(昭和20年)のこの日、第1回の宝くじ(宝籤)が発売された。
くじは1枚10円で、1等賞金は10万円だった。
ちなみに当時の厚生省指導による6坪程度の組立住宅は1500円だったという。
「宝くじが当たったら」安藤祐介 講談社 2012年刊行
フツーのサラリーマンが、もし宝くじに当たって億のお金を突如手に入れたら、フツーの世界つがどう変わってしまうのか?
大金を手にして変わるのは、家族関係? 仕事の仕方? 自分の性格? 彼女の態度?
面白そうな小説ですね。
ボクだったら、どうするかな。まず、家を建てて、だいぶ乗った車を買い替えて、……あとはそんなに大丈夫かな。
あ、家には本棚をたくさん、備え付けで作ろう。そうすれば、あふれた本を全部整理できそう。理想の生活。
ふふふ。
読書週間 10月27日~11月9日
一日一冊は読もうと思っていたのですが、ファイターズから目が離せませんでした。
今日はファイターズの試合があったり、友達がテレビに出たりで本を読む時間があるかな。ないかな。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、土曜日の今日は午前10時から午後6時までの開館です。
よろしくお願いいたします~。
投稿者プロフィール
-
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
最新の投稿
- 未分類2020.11.01【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】
- エクスマ2020.09.25「ブログ書けない病」にかかっていました。
- 橋本亨さん2020.05.22自分のことより相手のことを先に、という考えはうまくいかない。
- ブックカバーチャレンジ2020.04.24ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子