今日は何の日? 9月24日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

9月1日に人事異動があり、図書館係に配属されました。これまでは、花や畜産の担当経験がありますが、また違ったジャンルの職場となります。町のため、町の人の役立てるように仕事を覚えていきたいと思います。

 

 

シルバーウィーク、五連休、みなさんいかがお過ごしでしたか?

鹿追町図書館は、職員が交代で勤務し、五日とも開館させることに成功!

 

その代り、今日24日木曜日、図書館はお休みをいただきます。ご了承くださいね。

 

図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。こないだ思いついた「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

9月24日は、こんな日です。

清掃の日、みどりの窓口記念日、畳の日、歯科技工士記念日、 かつお節の日(削り節の日)(毎月)、キャラボの日(毎月)、地蔵の縁日(毎月)、愛宕の縁日(毎月)

 

「清掃」の日ですか。いつも掃除しないところを掃除してみようかな。

ひとまず、蔵書検索。

 

0件。んー、いろいろありそうなんだけどなぁ。

みんなの役に立つ本がきっとあるだろうから、

「掃除」で蔵書検索。あ、9件。

今日の本はどれもお役立ち。家が綺麗になり、気分もよくなります。おススメ!

今日の本はどれもお役立ち。家が綺麗になり、気分もよくなります。おススメ!

「やさしい重曹生活(掃除に、洗濯に、スキンケアに、料理に)」

「沖幸子のパパッとかんたん超掃除法(子どもがちらかしても大丈夫!)」

「神さまがやどるお掃除の本(汚い部屋がみるみる片づく!)」

「アルカリと酸で洗う本(選択と掃除、そしてキッチン)」

「手間いらずのらくちんガーデン成功実例(庭掃除も草取りも、もっともっと減らしたい!)」

あ、こんな本あったんだ、いいじゃん。

「ナチュラル洗剤でちょこっとピカピカ掃除!」

「ラクしてキレイが続く! お掃除のツボ」

「お掃除したら、いいことあった!(汚い部屋ほど運がよくなる開運掃除術)」

「パディントンの煙突掃除」マイケル・ボンド/作

 

この中で、目立つのは

「パディントンの煙突掃除」ですね。やはり、他と違うというだけで価値に気がつかれやすい、というのがあると思います。

 

ところで、画像の右側に、「分類」、というのがありますね。これ、日本十進分類法、というもので、図書館などで本のジャンル分けに使われる数字です。3ケタの場合、一番左の数字が、大ジャンル、真ん中が中ジャンル、右の数字が小ジャンルになる、というのがざっくりした説明です。

分類が590だと、

大ジャンルの5は、

「技術」

で、技術の中の「9」番は

「家政学、生活科学」です。

  1. は、「総記」なので、そのジャンルの総合というか、全般というか、大まかなところ、というです。
  2. うちの図書館は8万冊の規模なので3ケタで処理しています(もっと蔵書の多い図書館は、さらに細かく分けるので下のケタが増えていきます)。

 

すると、さっきの

「手間いらずのらくちんガーデン成功実例(庭掃除も草取りも、もっともっと減らしたい!)」は、何について書かれた本かなー、というときに、ホームページや、本の背表紙に図書館でつけた分類の数字があれば、

 

(これは629なので)

「629」は、6が産業のジャンル。

620で園芸のジャンル。下一桁で、最後の小ジャンルが指定されますので、「629」だから、造園の本だな。といことがわかりますね。

 

「いや、そんなのタイトル見りゃ、わかるじゃん。めんどくさいこと言うなよ」という声が聞こえてきました。

この本はわかりやすいのですが、例えば

「植物図鑑」という書名の本があります。はい、本の好きな方には、オチが見えましたね。

近所のガーデニング好きな女性が図書館に来て、そのままタイトル通りに植物図鑑だと思って、

「うちの庭に、おばあちゃんが植えたのか、名前のわからない花が昔からあるのよね。調べてみよう」と、図書館から借りていくと、家に帰ってビックリ!

「なにこれ! 小説じゃない! 騙された!」

 

別に騙してはいないのですが、そんなときにはあらかじめ分類コードを確認してもらえると、コードは「F」。

「三ケタの数字じゃないじゃん」

 

はい、3ケタで分類しないで、もっとざっくりした分け方もしています。

 

うちの図書館では、Fはフィクションの略で、小説だということがわかります(ちなみにMはマンガです)。

 

はい、有川浩さんの「植物図鑑」のお話ですね。

 

「いや、そこを見なくても本のデザインや、棚でわかるだろう」と、ご指摘の方。上記の近所のガーデニング好きな女性が図書館に来たエピソードは、フィクションです。

 

・・・偉そうに説明してますが、ボクは8月31日まではこういう分類があることも一切知りませんでしたから、お気に障ったらごめんなさい。素直に謝ります。

 

でも、「そんなの常識だよ、いまさら」と感じたプロの方。

業界の外にいる人には、知らないことだったりします。

便利なことや知らないことは教えてあげてくださいね。

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と分類コードがあなたをお待ちしています。

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね。本を読まなくても結構面白いですよ(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かりすます)。

あ、今日は休館日ですけど悪しからず。

 

それでは、また。

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。