おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
11月15日はこんな日です。
七五三、きものの日、かまぼこの日、こんぶの日、生コンクリートの日、いい遺言の日
※【七五三】
男の子は数えで3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って神社に参詣する。
3歳は髪を伸ばす「髪直」、5歳は初めて袴をつける「袴着」、7歳は本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解」をそれぞれ祝う意味がある。
11月15日に行うようになったのは江戸時代徳川綱吉の子供、徳松の祝いがこの日に行われたからだと言われている。
「しちごさん」野口武徳 ぎょうせい
四季の行事シリーズの紙芝居がありました。
このシリーズは他にも、「たなばた」「ぼんおどり」「おつきみ」「としこし」などなどのお話があります。
あ、鹿追町図書館、紙芝居も借りられます。桃太郎などのメジャーな昔話や、あかずきんちゃんなどの童話、アンパンマン、十勝や鹿追の民話、行事やマナーについて楽しく学べるもの、楽しいお話や悲しいお話が1000以上あります。すごい。
※【きものの日】
全日本きもの振興会が、1966(昭和41)年の設立の時に制定。
七五三の日に、家族そろって着物で出かけてほしいとの願いから。
「きものの常識(ちょっぴり差をつけるための400項)」坂井美意子 主婦と生活社
サブタイトルで、ちょっと読んでみようかなという気が起きたりします。重要ですね。
※【かまぼこの日】
全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会が1983(昭和58)年に制定。
かまぼこが初めて文献に登場したのが1115(永久3)年の祝宴の膳の図に描かれていたものとされており、この年の数字の並びから11月15日を記念日とした。
「日本一短い手紙とかまぼこ板の絵の物語」日本一短い手紙とかまぼこ板の絵の物語実行委員会 中央経済社 2009年刊行
愛媛県西予市で、かまぼこの絵展覧会というものがあり、毎年作品を募集しています。かまぼこの板に書いた絵であれば、画材は何を使っても、何を書いてもいいそうです。面白そうですね。応募作品は全点展示されるとのことです。なるほど、小さなかまぼこの板だからできることで、絵画などはどうしてもスペースの都合上、そうはいかないですよね。
国内外から、今年は9222作品が寄せられたそう。
かまぼこ板の絵展覧会、今年は12月4日まで開催中です。
応募資格は誰でもあるみたいなので、来年、応募してみようかな。
ホームページを見ていたら、「四国西予ジオパーク」の文字が目にとまったのでクリック。ここは、黒瀬川により4億年前のサンゴや三葉虫の化石がよく出てくるとのこと。日本列島の地質のほとんどは、2憶5千万年前くらいから形成されているものがほとんどということですから、日本最古級ですね。もちろん、そのときは黒瀬川なんて名前はなかったでしょうけど…。
※【こんぶの日】
七五三の日に子供達に昆布を食べて丈夫になってもらおうと、
日本昆布協会が1982(昭和57)年に制定。
【関連】わかめの日 5月5日
「こんぶのぶーさん」岡田よしたか ブロンズ新社
こんぶが芸人を目指して旅に出る話です。
「こんぶ」って、人の名前じゃなくて、あのこんぶです。
はい、絵本の世界ではたびたびそういうことが起こるのです。
この絵本のおかげで、地味なこんぶもこどもたちの話題になるそうです。
※【生コンクリート記念日】
全国生コンクリート工業組合連合会が制定。
1949(昭和34)年、生コンクリートが初めて市場に出荷された。
「タウシュベツ(大雪山の麓に眠る幻のコンクリートアーチ橋)」西山芳一 講談社 2002年刊行
国鉄の名残のアーチ橋、観光名所となっております。ただ、コンクリートと言えど永続するものではなく、近年はそうとう風化が進んでいるそうです。いつまでも見たいですよね。
※【いい遺言の日】
りそな銀行が2006(平成18)年11月に制定。
「い(1)い(1)ゆい(1)ごん(5)」の語呂合せ。
あわせて、この日から11月22日(いい夫婦の日)までの1週間を「夫婦の遺言週間」とした。
「日本一楽しい! 遺言書教室」佐山和弘 すばる舎 2011年刊行
『遺言』と聞くと、なんだか悲しい情景が思い浮かびましたが、楽しいのもありみたいです。
「昭和からの遺言」倉本聰 双葉社 2015年刊行
昭和の時代から、良きものもたくさん失われてきました。文明が発展し、便利にはなりましたが、さて。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
投稿者プロフィール
-
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
最新の投稿
- 未分類2020.11.01【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】
- エクスマ2020.09.25「ブログ書けない病」にかかっていました。
- 橋本亨さん2020.05.22自分のことより相手のことを先に、という考えはうまくいかない。
- ブックカバーチャレンジ2020.04.24ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子