毎日気になる本がみつかるけど、とても全部は読めないでいる11月21日(2016)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

職場でも家でも本に囲まれています。とても全部は読めないけど……。

 

「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

11月21日はこんな日です。

 

インターネット記念日、歌舞伎座開業記念日、フライドチキンの日、

世界テレビデー(World Television Day)、早慶戦の日

 

※【インターネット記念日】

1969(昭和44)年、インターネットの元型であるARPAネットの公開実験が、カルフォルニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学の4か所を結んで開始された。

 

インターネットは、一部の研究者、学者の人たちで運用されていたのが、どんどん広がり、もはや当たり前のインフラとなりました。

超便利、というか、仕事にも生活にも欠かせないですよね。仕事では、取引先とのメール、遊びに行けば、お店や交通機関の情報など、触らない日はないくらいです。

 

「子どものネット依存(小学生からの予防と対策)」遠藤美季 かもがわ出版

便利なだけではなく、面白いインターネットです。ボクの子どものころにあったら、ずーっと触っていた気もします。でも、ネットだけでは生きていけないですよね。いや、そんな時代も来るかも…。

 

「Googleの72時間(東日本大震災と情報、インターネット)」林信行 角川書店 2013年刊行

災害時にも、インターネットの力は大きく役に立ちます。

地震が発生した後わずか数時間で、災害にあった方に役立つサービスが次々に提供されました。すごい。

 

ただ、携帯会社の基地局のアンテナが無事であってほしいな、というのは今年の台風の災害時に経験しました。アンテナがやられたらしく、ずーっと「圏外」。でも、主要3社のうち、1社が止まっただけなので他の人を通じて連絡は取れました。リスクの分散化と言う意味で、1社独占でなくてよかったです。

 

 

※【歌舞伎座開業記念日】

1889(明治22)年、東京・木挽町(現在の東銀座)に歌舞伎座が開場した。

元々木挽町には江戸三座のひとつ・森田勘彌座があったが、1841年の天保の改革の時に浅草に移され、

それから半世紀ぶりのことだった。当時の建物は戦災で焼失し、1951(昭和26)年に復興された。

 

「大向うの人々(歌舞伎座三階人情ばなし)」山川静夫 講談社 2009年刊行

『大向う』とは…?

歌舞伎の舞台に立つ役者からみた、客席が向こう側にあり、大得意のお客さんということでした。なるほど。

それも、役者が見えを切ったときに絶妙なタイミングで掛け声をかけ、客なのに芝居の成立を応援する存在が『大向う』と呼ばれるようです。

なるほど…。生で歌舞伎を見たことはないのですが、面白そうですね。ただ、ある程度素養がないとわからないのかな。

 

 

※【フライドチキンの日】

1970(昭和45)年、名古屋市郊外に日本ケンタッキー・フライド・チキンの第1号店がオープンした。

 

「ぼくのフライドチキンはおいしいよ(あのカーネルおじさんの、びっくり人生)」中尾明 PHP研究所

おいしいですよねー。

カーネルサンダースが、フライドチキンの味を作り上げたのは、60歳を過ぎてからだそうです。何かを始めるのに遅いということはなく、チャレンジを続けていくことが大事だと教えてくれます。

 

 

※【世界テレビデー(World Television Day)】

1996(平成8)年12月17日の国連総会で制定。国際デーの一つ。

1996(平成8)年、国連で「第1回世界テレビ・フォーラム」が開催された。

国連加盟各国は、平和・安全・経済・社会開発・文化交流の拡充等の問題に焦点を当てたテレビ番組の世界的な交流を促すことにより、この日を記念するように呼びかけられた。

 

「テレビのなみだ(仕事に悩めるあなたへの77話)」鈴木おさむ 朝日新聞出版 2010年刊行

テレビ業界の裏話をわかりやすく書いた、人気放送作家鈴木おさむさんの本でした。ちょっと読んでみようかな。

 

 

※【早慶戦の日】

1903(明治36)年、初の早稲田大学対慶應義塾大学の試合「早慶戦」が行われた。

東京・三田で行われた野球の試合で、11対9で慶應が勝利した。

 

「最後の早慶戦(学徒出陣還らざる球友に捧げる)」笠原和夫 ベースボール・マガジン社 2008年刊行

将来ある学生たちが戦地に赴く学徒出陣。「赴く」という言葉をつかいましたが、帰ってこられなかった方も大勢いました。

『壮行試合』という言葉の意味も、今とはまったく違う重さです。

こういう試合は、本当に最後になってほしいです。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、月曜日は休館日です。本の返却は正面自動ドア横の返却ポストにお願いします。

 

それでは。

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。