おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
今日はちびっ子向けのクリスマス会が図書館であります。みんな、楽しんでくれたらいいな。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月10日はこんな日です。
世界人権デー、3億円事件の日、ノーベル賞授賞式(ストックホルム)、
アロエヨーグルトの日
※【世界人権デー】(Human Rights day)
1950(昭和25)年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
1948(昭和23)年、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択された。
「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」
で始る全30条と前文からなっている。
※【三億円事件の日】
1968(昭和43)年、東京・府中市の東芝工場の従業員に支給されるボーナスを積んだ乗用車が、
白バイ警官に扮した犯人に強奪される「三億円事件」が起きた。
多くの物証がありながら捜査は迷宮入りし、1975(昭和50)年に時効を迎えた。
この事件以降、多くの会社が給料の支給を手渡しから口座振込に切替えるようになった。
近年の、世のお父さんの家庭での権威の低下は、口座振り込みが原因だと個人的には思っています。お父さんに、直に厚みのある封筒を渡されるのと、自動的に口座に入っているのとでは、感じ方が違うと思うんですよね。
「三億円事件」一橋文哉 新潮社 1999年刊行
世の中にとんでもない影響を及ぼした犯人、いったい誰なのでしょう。
「犯人はとんでもないものを盗んでいきました。お父さんの権威です」というセリフは、ボクが今考えたものなのでこの本には出てこないです。多分。
※【ノーベル賞授賞式】
スウェーデンの科学者アルフレッド・ノーベルが1896(明治29)年に亡くなった日。
ノーベル賞は彼の遺言により創設された。
物理学・化学・医学・文学・経済学の各賞はスウェーデンの首都・ストックホルムで、平和賞はノルウェーのオスロで授賞式が行われる。
賞の選考はノーベルが生まれたスウェーデンの研究機関が行い、平和賞だけは、創設当時スウェーデンと連合王国だった関係でノルウェーで選考される。
賞ごとに選考委員会を作られ、世界中の大学や専門家に推薦依頼を送って、その返答をもとに受賞者が選ばれる。
【日本人受賞者】
湯川 秀樹(1949年物理)、朝永 振一郎(1965年物理)、
川端 康成(1968年文学)、江崎 玲於奈(1973年物理)、
佐藤 栄作(1974年平和)、福井 謙一(1981年化学)、
利根川 進(1987年医学・生理学)、大江 健三郎(1994年文学)、
白川 英樹(2000年化学)、野依 良治(2001化学)、
小柴 昌俊(2002物理)、田中 耕一(2002化学)、
小林 誠(2008物理)、益川 敏英(2008物理)、
下村 脩(2008化学)、南部 陽一郎(米国籍)(2008物理)、
根岸 英一(2010化学)、鈴木 章(2010化学)、
山中 伸弥(2012医学生理学)、赤崎勇(2014物理)、
天野浩(2014物理)、中村修二(2014物理)
大村智(2015生理学・医学)、梶田隆章(2015物理学賞)
大隅良典(2016ノーベル医学・生理学)
うーん、スゴイ方たち。でもその偉業、ボクは半分も知らないのでもっと本を読みたくなりました。
でも、今年のノーベル賞の話題と言えば、ボブ・ディランですよね。
フォーエバーヤングは、1974年に作られたそうです。42年前です。
「はじまりの日」ボブ・ディラン/作 ポール・ロジャース/絵 岩崎書店 2010年刊行
名曲、「フォーエバーヤング」の歌詞と、ポール・ロジャースがボブ・ディランの作った曲を聴きつくして、イメージした絵がおさめられた絵本です。
5分で読めますし、逆にイラストをながめたり、曲にひたったりするといつまでも楽しめます。
「ボブ・ディラン、若いころはよく聴いていたけど、最近聴いてないし、忙しくて本を読むひまもないなー」という大人に味わってほしい絵本です。あなたの中の懐かしい思い出がよみがえります。
※【アロエヨーグルトの日】
森永乳業が制定。
1994(平成6)年、森永乳業が日本で初めてアロエ葉肉入りのヨーグルトを発売した。
「あなたの知らない乳酸菌力(パワー)(ヨーグルトで健康革命)」後藤利夫 小学館 2011年刊行
ヨーグルトはサッと食べられて、忙しい朝にもいいですよね。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、土曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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