おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月13日はこんな日です。
正月事始め、煤払い、松迎え、大掃除の日、ビタミンの日、双子の日、聖ルチアの日
※【正月事始め,煤払い,松迎え】
年神様を迎える準備を始める。
むかしはこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行った。
年神様は実りや幸福をもたらす神様とされています。大歓迎ですね。
「ねこの正月」日本民話の会 国土社 1991年刊行
ねこも、家にいると幸せな気分になりますが、あまり何匹もいるとくしゃみが止まらなくなるのはアレルギーでしょうか。
実家に帰るたびに、猫が増えているのでなかなか長居しにくいです。
※【大掃除の日】
一年の積もり積もった汚れを落としてきれいに新年を迎えてもらおうと、この日を「大掃除の日」と制定したのは大阪市に本店を置き、ビルの運営と管理、ハウスクリーニングなどを手がける株式会社東和総合サービス。
日付はこの日が古くから「正月事始め・煤払いの日」とされていることから
なるほど、年神様に来てもらうためにきれいにして備えると、住んでいる自分たちも気分がいいので一石二鳥ですね。
「お掃除したら、いいことあった!(汚い部屋ほど運がよくなる開運掃除術)」北野貴子 リベラル社 2014年刊行
書類や本が山積みの机を片づけると、忘れていたへそくりが出てくるかも…。
※【ビタミンの日】
『ビタミンの日』制定委員会が2000(平成12)年9月に制定。
1910(明治43)年、鈴木梅太郎博士が、米糠から抽出した脚気を予防する成分に「オリザニン」と命名したことを東京化学会で発表した。
オリザニンは後に、この1年後に発見されたビタミンB1と同じ物質であることが判明した。
「ビタミン剤のひみつ」おぎのひとし 学研プラス出版コミュニケーション事業室 2016年刊行
学研のまんがでよくわかるシリーズです。
あんまりビタミンに詳しくないので、読んでみようかな。
※【双子の日】
1874(明治7)年、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」という太政官布告が出された。
それまでは、後に産まれた子を兄・姉とする地方もあった。
なるほど、後から出てくる子の方が、お腹の奥にいたことになるので先に育っているはずで、後に生まれた方が兄・姉だよという考え方も分かりますね。でも、統一しないと混乱するので、決めるのはいいことですね。
「双子の星」宮沢賢治 偕成社 1987年刊行
せっかくなので双子の日に読んでみたい一冊です。
※【聖ルチアの日】
眼・ガラス・農業の守護聖女。
婚約者を捨ててキリスト教徒となったが、婚約者が彼女の目の美しさを忘れられないでいることを知って、自分の目をくりぬいて彼に送り、彼もキリスト教徒になったと言われる。
スウェーデンでは、クリスマスに若い女性が「ルチアの花冠」を被ってパンとコーヒーを恵まれない人に配る風習がある。
なんだか、スゴイ人がいました。かつての婚約者から、目玉が送られて来たら、びっくりしますよね。
「キリスト教文化の常識」石黒マリーローズ 講談社 1994年刊行
さすがに最近は、そこまでする方はいないと思います。うん。
鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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