おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月20日はこんな日です。
霧笛記念日、道路交通法施行記念日、デパート開業の日、シーラカンスの日、ブリの日
※【霧笛記念日】
1879年(明治12年)のこの日、霧深い津軽海峡にある青森県尻屋崎灯台に、
日本で初めて霧笛が設置された。
この灯台の光達距離は約34キロメートルにおよぶ。国内最大級。
「霧笛荘夜話」浅田次郎 角川書店 2004年刊行
ある港町にひっそりと建つ、霧笛荘。過去にわけあってたどり着いた住人たちの、もの悲しくも温かい物語。
※【道路交通法施行記念日】
1960(昭和35)年、「道路交通法」(道交法)が施行された。
「なんでこれが交通違反なの!?(警察は教えない126の基礎知識)」今井亮一 草思社 2005年刊行
正しい法律知識が必要ですね。
※【デパート開業の日】
1904(明治37)年、東京・日本橋の三井呉服店が三越呉服店と改称し、日本で初めて欧米のデパートメント・ストアにならってデパート(百貨店)として開業した。
当時の店は2階建てで日本商家の古風さを残したものだった。
客は正面入口で下足番に履物をあずけて番号札をもらい、畳と絨毯の上を歩いて買い物するしくみだった。
デパートも創業当初からずいぶん変化しているんですね。
今年は北海道内の西武旭川店が41年の歴史に幕をおろしました。
さみしいです。
「デパートを発明した夫婦」鹿島茂 講談社 1991年刊行
世界の中のデパートの始まりは、19世紀のフランスでした。天才商人の繰り出す新たな手法。それは、商業界だけではなく、社会全体を変えるほどの力がありました。
※【シーラカンスの日】
1952(昭和27)年、7500万年前に絶滅したとされていたシーラカンスがコモロ諸島のアンジュアン島沖で捕獲され学術調査が行われた。
1938(昭和13)年12月22日に南アフリカで捕獲されて生存は確認されていたが、学術調査が行われたのは初めてだった。
「シーラカンス(はるかな古生代の証人)」上野輝弥 講談社 1992年刊行
環境の変化の少ない場所、深海で生き残ってきたようです。
三億五千年前から、川などに住んでいて環境の変化があったところの多くのシーラカンスは滅びました。
なるほど…。
※【果ての二十日】
山の神に深く関る忌日とされ、この日に山に入ることが忌まれる。
由来については諸説あり、近畿地方では罪人の処刑をこの日に行っていたからと言われる。
『山岳遭難最新エマージェンシーBOOK(遭難・事故を未然に防ぐ山の危険回避術)』えい出版社 2012年刊行
何があるか分かりません。とにもかくにも備えを。
「海の怪談・山の怪談(怪奇と恐怖の、超常体験集)」アイプロダクション 永岡書店 1988年刊行
何があるか分かりません。気になります。
※【鰤の日】
FM長野の番組の中で提唱。
魚へんに師と書いてブリ。年取り魚のブリは師走の魚。また、20日は「ぶ(2)り(0)」の語呂合せ。
「BRECH」久保帯人 集英社
今年完結してしまった人気マンガです。主人公は学生ですが、ひょんなことから死神の力を手に入れ、さまよえる霊を成仏させていくという話です。
こんな設定で合っているはずなのにまとめると違和感が…。
連載が長かったから?
セリフのセンスがとてもいいマンガで、もっと読みたかったです。
あ、図書館ではまだ全巻そろっていません。ごめんなさい…。
今日はこのあたりで。
鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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