おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月21日はこんな日です。
クロスワードの日、遠距離恋愛の日、かぼちゃの日、回文の日
※【クロスワードの日】
1913(大正2)年、『ニューヨーク・ワールド』紙が日曜版の娯楽のページにクロスワードパズルを掲載した。
1924(大正13)年にそれらをまとめて鉛筆附きの単行本としたものがベストセラーとなり、世界中にクロスワードパズルが広まるきっかけとなった。
なるほど、
英語でクロスワードは、日本語で取り組むのとまた趣が違いそうです。
「遠山顕のクロスワードの謎」遠山顕 日本放送出版協会 2002年刊行
NHKラジオ英会話で知られる遠山顕さん。趣味はクロスワードとのことですが、この本は趣味の域を超えて書かれたクロスワードの成り立ちが分かってしまう、珍しい本です。
※【遠距離恋愛の日】
遠距離恋愛中の恋人同士が、クリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日。
「1221」の両側の1が1人を、中の2が近附いた2人を表す。
むむむ。遠距離恋愛でクリスマス前に会うのは大変そうですね。クリスマスにも会いたいだろうし、年末だから忙しいし。だからこそ愛が確かめられるということなのでしょうか。
「十四歳の遠距離恋愛」岳本野ばら 集英社 2009年刊行
学生時代、恋人が親の転勤で引っ越してしまったら…。
学生の身では、ついていくことはできませんよね。
多くの障害を越えなければならない遠距離恋愛。青春を思い出して読んでみると、よりいっそう心に残ります。
※【冬至】
二十四節気のひとつ。一年中で最も日が短い。
冬至は「日短きこと至〔きわま〕る」という意味。
日短きこと至るとは、一年で一番太陽が出ている時間が短い日ということ。
冬至といえば、かぼちゃですね。
「かぼちゃの馬車」星新一 新潮社
ボクの大好きな星新一さんの一冊です。
これは読んだかな。まだ読んでなかったかな…。
※【回文の日】
1221の並び方が、回文と同じように前からも後からも同じ日に読めることから、作られた。
「回文俳句」などを手がける宮崎二健氏が制定。
俳句と回文は相性がいいですよね。
「みんなでグルグル回文あそび」ながたみかこ 汐文社
子どもに大人気です。
なぞなぞや回文などの言葉遊びで、新しい言葉をおぼえていきます。
勉強するより、頭に入っていきますね。ポイントは『楽しさ』にありそうです。
今日はこのあたりで。
鹿追町図書館、水曜日は午前10時から午後6時までの開館です。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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