あけましておめでとうございます。1月1日(2017)

あけましておめでとうございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月1日はこんな日です。

 

元日、元旦、初詣、年賀、若水、若潮、若潮迎え、四方拝、新年、少年法施行の日、

初日の出、神戸港記念日、鉄腕アトムの日、七福神巡り、お年玉、年賀状

 

今日は元日ですね。ボクは10年くらい前までは元日と元旦の違いを知りませんでした。「旦」は日の出の様子を表すから、元旦は1月1日の午前中のことだ、とクイズ番組でやっていたを見て、大層びっくりした覚えがあります。と、同時に30年も間違ってたよ・・・、と恥ずかしくなりましたが、クイズ番組でやるくらいなので、意外と知られてないことジャンルなのかなと、思いました。今は大分有名になったんじゃないでしょうか。

 

元日、元旦はわかったのですが、分からない言葉が続くので、田中みのるさんのメールマガジンを読み進めました。

 

※【若水】  元日の早朝に井戸から水を汲んで神棚に供えること。またその水のことも「若水」と言う。  朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかないしきたりだった。  若水は一年の邪気を除くと信じられ、神に供えた後その水で家族の食事を作ったり、口を漱いだりお茶を立てたりした。 ※【若潮,若潮迎え】  元日の早朝、潮水を海から汲んで来て神に供える。 ※【四方拝】  天皇が、午前5時半(昔は寅の刻)に束帯を着て神嘉殿の南座(昔は清涼殿の東庭)に出御し、皇大神宮・豊受大神宮・天神地祇・天地四方・山陵を拝し、宝祚の無窮・天下太平・万民安寧を祈る儀式。

 

ふむふむ、井戸や海から水を汲んで神様に供える・・・。今は水道のおかげで井戸から汲まなくても蛇口をひねるだけですぐ水が出ますね。

神さまにも感謝ですが、水道の仕事に携わっている方にも感謝です。ありがたいですね。

 

四方拝は天皇陛下が日本のためにお祈りくださる儀式なんですね。知らないと怒られますね・・・。

 

※【お年玉】

(おとしだま、御年玉、年玉)は、正月に新年を祝うために贈答される品物のこと。

現在では子供に金銭を与える習慣及びその金銭の意で用いられることが多い。

年末に贈られる歳暮と異なり、目上の者が目下のものに贈るのが特徴。

これをもって年の賜物(たまもの)であるから「としだま」という名がついたという説がある。

また、古くは餅玉を与えたために「年玉」の名前がついたともいう。

「たま」とは、「たましい」のことであり、「としだま」とは新年を司る年神への供え物の下げられたもののことであると民俗学的には説明される。

供え物には祀った神霊の分霊が宿るとされ、それを頂くことにより、人々は力を更新して新たな一年に備えるのである。

年玉の習慣は中世にまでさかのぼり、主として武士は太刀を、町人は扇を、医者は丸薬を贈った。

 

お年玉って、おこづかい的な感じでとらえていましたが、すごい意味があるんですね。

 

 

※【年賀状】(ねんがじょう)

年賀状とは新年に送られる郵便葉書やカードを用いた挨拶状のことである。

新年を祝う言葉を以ってあいさつし、旧年中の厚誼の感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する気持ちを添えることが多い。

親しい相手への場合などには近況を添える。

日本では多く取り交わされ、日本に近い韓国、中国、台湾にも似た風習がある。

欧州や米国などではクリスマス・カードで新年の挨拶も済ませてしまうので、年賀状の文化はない。

 

お年玉や年賀状は知っている単語ですが、詳しく聞くと、へー、そうなんだ、と思いますね。

 

※【鉄腕アトムの日】

なぜ1月1日がアトムの日なのか。それは…。

 

1963(昭和38)年、フジテレビで『鉄腕アトム』のテレビ放映が開始された。

初の国産アニメだった。

 

今は、お正月と言えば特別番組ばかりですが、このときは1月1日にアニメ番組がスタートしたんですね。

 

「鉄腕アトム」手塚治虫 講談社

手塚治虫漫画全集より。1~18巻までと、別巻の1~2巻があります。

 

子どものころ読んだなぁ。ボクの心に今も残っているのは、「アトム今昔物語」。

アトムが過去にタイムスリップするのですが、アトムを整備する技術も動かすエネルギーも開発途上で、そのままでは動かなくなるという、敵が強いとかそういうことではない、今までにないジャンルのピンチ。どうする、アトム。どうなる、アトム。

このラストは本当に忘れられないなぁ。子ども心に衝撃を受けた、名作「火の鳥」的な展開でした。

 

アトムが完成したのは作中で西暦2003年とか、アトムを作ったのはお茶の水博士ではなく天馬博士とか、思い出していたら、読みたくなってきました。

 

このほか、手塚治虫さんの漫画全集は、火の鳥、ブラックジャック、ブッダ、アドルフに告ぐなどなど、閉架書庫(図書館用語、一般開放していない書庫)にあり、貸し出しもできます。これは館内を探していても、巡り合えないのでスタッフまでお気軽に、「手塚治虫さんのマンガ、ありますか?」とお問い合わせくださいね。

 

「お、そうなのか! さっそく図書館に行ってみよう」という方に残念なお知らせなのですが、当館は、1月5日まで休館となります。

 

年明けは1月6日からでした。

ここまで読んで、なんか見たことあるなー、という方。

鋭い。

結構昨年のブログを使っています。

 

それでは~。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。