おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
昨日、途中まで書いたけど、アップできなかったのでもったいないから完成させて載せますね。
1月15日はこんな日です。
警視庁創設記念日、いちごの日、いい碁の日、アダルトの日、半襟の日、
小正月、女正月、あずきがゆの日、いいいちごの日、とんど、フードドライブの日、手洗いの日
※【いちごの日】
全国いちご消費拡大協議会が制定。
「いいいちご」の語呂合せ。
図書館のカウンター横に『今日は何の日』コーナーがあり、(だいたい)毎日本を入れ替えてます。
いいいちごの日で本を集めました。
育て方の本や、デザートの本、アンパンマンも、小説もありました。
「ストロベリーナイト」誉田哲也 光文社
「ストロベリー・フィールズ」小池真理子 中央公論社
「ストロベリーライフ」荻原浩 毎日新聞出版
結構、小説のタイトルになっているものですね。あまずっぱい物語なのでしょうか。
※【いい碁の日】
鹿児島市が制定。
「い(1)い(1)ご(5)」の語呂合せ。
「囲碁名言集」榊山潤 社会思想社
ちょっと気になります。将棋の羽生さんの書いた本はボクも個人的に何冊か買っていますが、囲碁についてはノーチェックだったなぁ。
※【アダルトの日】
1947(昭和22)年、初のヌードショーが開演された。
東京・新宿の帝都座の5階劇場で、額縁に裸体の女性が現れる「額縁ショー」が上演され、人気を呼んだ。裸体画に見たてたもので、出演した女性はただじっとしているだけだった。
「欲望の裸体画」南里征徳 角川書店
むむむ。
※【旧成人の日(Coming of Age Day)】
祝日法の改正により、2000(平成12)年から1月の第2月曜日に変更された。
このため、現在の法律ではこの日には巡ってこなくなっている。
そうなんですよね。成人式といえば1月15日だったんですが、故郷に帰って成人式に出席するには、休みが連続していた方がいいですよね。
「記念日・祝日の事典」加藤迪男 東京堂出版 2006年刊行
事典の本はそんなにしょっちゅう買えないのですが、たびたび法律によって祝日が変わってしまうのが悩みですね。
新設された『山の日』とかは載ってないし、この本が悪い訳でもなく、祝日が増えるのは個人的には嬉しいけど、ちょっと困る~。
ちなみに山の日は、去年から8月11日が休みになっています。『あれ? なんか休みだ。ラッキー』と思った方も多いのでは?
うちの図書館は祝日開館ですので仕事だけど…。
※【あずきがゆ】
十五日粥とも言い、煮た小豆とその煮汁を混ぜて炊いた粥。
お餅を入れることもある。
中国の風習にならい、正月15日に、
一年中の邪気を払うものとして食べる。
平安時代の「延喜式」には、天皇・皇后らに七種粥、諸臣に小豆粥とある。
「あずきとぎ」 京極夏彦 岩崎書店
『京極夏彦』のお名前でピンときた方、そうです。
こわーい妖怪絵本です。
大人が読んでも、怪異の世界に引き込まれますよ。
京極さんの小説は分厚いからなかなか手が出ない方、こちらは絵本なのですぐ読み終わりますので京極ワールドを一瞬で味わえます。
絵の力もすごい。『何が起きるんだろうか…』とドキドキしながら読みました。
後ろから、『しょきしょきしょき』という音が聞こえた、その時は…。
※【フードドライブの日】
缶詰や調味料、レトルト食品など、消費期限までの日数があり保存可能で未開封の食品を、経済的理由などで食べ物に困っている家庭などに届ける奉仕活動の「フードドライブ」。
この活動を広めようと女性だけの30分フィットネスを全国展開する株式会社カーブスジャパンが制定。
当初は自社が初めて日本縦断でフードドライブを開始した日にちなみ11月1日だったが、より多くの個人、企業に参加して欲しいとの願いから1と15で「いいごはん」の語呂合わせとなるこの日を記念日とした。
「缶びん詰・レトルト食品事典」稲垣長典 朝倉書店 1984年刊行
30年以上前の本ですね。食品よりも本の消費期限が長いし!
※【手洗いの日】
手洗いの大切さを多くの人に知ってもらおうと、薬用石けんのミューズなどを手がけるピー・アンド・ジー・ノースイーストアジア・ピー・ティー・イー・リミテッドが制定した日。
日付は「きれいな手」を「いい手」として、1月15日の115を「いい手」と見立てたことから。
「ありがとうセッケンマン(手洗い)」田中秀幸 教育画劇
保健衛生かみしばい、というものがありました。子どもたちに大事な生活習慣を伝えるのに、保育士さんが借りて行かれますがお母さんにもおすすめ。あ、紙芝居をもっとPRしてもいいかも。
今日はこの辺りで。
それではまた~。
投稿者プロフィール
-
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
最新の投稿
- 未分類2020.11.01【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】
- エクスマ2020.09.25「ブログ書けない病」にかかっていました。
- 橋本亨さん2020.05.22自分のことより相手のことを先に、という考えはうまくいかない。
- ブックカバーチャレンジ2020.04.24ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子