おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月22日はこんな日です。
ジャズの日、カレーの日、飛行船の日
※【ジャズの日】
東京都内の老舗ジャズクラブ「バードランド」「サテンドール」「オールオブミークラブ」のオーナーらによる「JAZZ DAY実行委員会」が2001(平成13)年から実施。
JAZZの”JA”が”January”(1月)の先頭2文字であり、”ZZ”が”22″に似ていることから。ジャズのファン層の裾野を広げる為に、ライブコンサート等さまざまなPR活動が行われる。
ジャズの日でしたか…。
「101人のこの1枚(ザ・ベスト・オブ・ジャズ)」音楽出版社 2005年刊行
『この曲が』ということだけでなく、ジャズ喫茶での思い出も語られます。『居場所』って、大事ですよね。
…図書館も、誰かの思い出の場所になれればいいな、と思いました。
「『集客』術!(リピーターが雪だるま式に増える)」藤村正宏 イースト・プレス 2010年刊行
地方の街の、駅前のカメラ屋さんの新米店長さん。「今日から店長だ」と意気込むも、部下のスタッフはたった一人。通りに人の往来はなく、お店の中は閑古鳥が鳴いていました。
「お客さんって、どうやったら来てくれるんだろう」
悩める店長さんが、ふらっと入ったジャズのかかる喫茶店にいたのは、不思議な雰囲気の白髪のおじいさん。最初は難しそうなことを言う人だと思ったけど、きいていると面白い話。なんだか、自分の仕事に応用できそうな話をしてくれました。
他にできることもないし、売り上げをあげなければ閉店になるので、ともかく試してみると、お客さんが喜んでくれて、売れました。
嬉しくなってジャズ喫茶、『ジスイズ』に飛んでいき、お礼を言うと、おじいさんはとっても喜んでくれて、もっといろんな話をしてくれました。
そして…。
寓話のようなお話ですが、著者の体験をもとに、実際にあったエピソードを散りばめながら小説に仕立てられた優しいお話です。
著者の藤村正宏さんは、マーケティング・コンサルタント。
『売り上げを上げるのは、カンタン』とおっしゃいます。
でも、世の中のお店は売れなくて苦労しています。簡単なことが、なぜできないのか?
『気がつかないから』と『それで効果が出ると思わないから』です。
大事なのは、「売ろう」という努力ではなく「お客さんからどう見えるのか」に気がつくこと、言い換えると「視点を変えること」であると、何作もの著作で伝えてくれています。
面白くてためになる本です。
ボクがおススメしなくても、斎藤一人さんがすでにおススメされていました。スゴイ。
とても影響を受けた本で、飛行機や新幹線に乗って、長野県まで泊まり込みで著者の藤村さんに直接お話を聞きに行ったりしました。
※【カレーの日】
1982(昭和57)年、全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出された。
「海上自衛隊の極旨カレー・レシピのひみつ(今日はカレーだ!)」PHP研究所 2015年刊行
海自のカレーはおいしいと評判です。一度食べてみたいと思っています。
今日はこの辺りで。せっかくなので今日は朝ごはんからカレーにしようかな。
それではまた。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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