おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
結構降りましたね。30センチくらい?
でも、ふわふわの雪なので除雪はしやすいですね。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月23日はこんな日です。
電子メールの日、八甲田山の日、真白き富士の嶺の日、ワンツースリーの日、碧南人参の日、アーモンドの日、冥王星の日
※【電子メールの日】
電子メッセージング協議会(現在のEジャパン協議会)が1994(平成6)年に制定。
「1(いい)23(ふみ)」(いい文・E文)の語呂合せ。
「おかんメール」 『おかんメール』制作委員会 扶桑社 2014年刊行
携帯やスマホの操作にうとい、母からの片言メール。誤変換で、クスッとしてしまうものや、ときには、とんでもない恐ろしい意味になることも。
1~4巻まで所蔵しています。気軽に読めるので、人気の本です。
「相手に伝わるビジネスメール『正しい』表現辞典(言いたいことがすぐに見つかる・きちんと伝わる)」クレスコパートナーズ ナツメ社 2014年刊行
ビジネスの場では、誤変換は避けたいですが、言葉の誤用も避けたいところ。電話口では丁寧なイントネーションで話せば多少の言葉づかいのゆらぎは流されますが、メールだとイントネーションがなく、ただただ文面が並び、いつまでも残ります。気をつけたいですね。ボクも敬語の誤用、結構あります…。
「『元気カンパニー』はこうしてできる(全社員に毎日メールで送り続けた『志』)」中西創 同友館 2003年刊行
リーダーからのメッセージが届くと、グループの進む方向性がはっきりしますよね。毎日って、すごい!
※【八甲田山の日】
1902(明治35)年、八甲田山へ雪中行軍に出かけた兵士210名が遭難した。
冬の八甲田山は本来は冬の重装備が必要だったが、指導部の無謀さから兵士は軽装のまま行軍を開始したため、猛吹雪の中で道を失い寒さと飢えと疲労の為に遭難して行った。
25日になって199名の死亡が確認された。
この遭難事件は、新田次郎により『八甲田山死の彷徨』として描かれ、その後、高倉健主演で映画化もされて大ヒットを記録した。
「八甲田山死の彷徨」新田次郎 新潮社 1980年刊行
冬山は、できれば入りたくありません…。
「八甲田山から還ってきた男(雪中行軍隊長・福島大尉の生涯)」高木勉 文藝春秋 1986年刊行
同じ八甲田山の踏破でも、一人の犠牲も出さずに還ってくることができた指揮官の考えていたこととは…。根性ではなく、雪山の知識、入念な計画、準備…。知恵と識見でした。
※【真白き富士の嶺の日】
1910(明治43)年、神奈川県の逗子開成中学の生徒12人が学校のボートで乗り出し、七里ヶ浜で遭難して全員が死亡した。
この遭難は社会的事件として新聞で大々的に扱われた。
この悲報に接した鎌倉女学校の教諭・三角錫子が「七里ヶ浜の哀歌」を作詞し、この歌は全国で愛唱された。
いたましい事故ですね…。
「はじめての着衣泳(服を着たまま泳ぐサバイバル・テクニック)」荒木昭好 山海堂
知っておくだけでもなにかのときに役に立つかもしれません。
※【ワンツースリーの日】
「123」で「ワンツースリー」とよむ語呂合せ。
人生に対してジャンプする気持ちを持とうという日。
「不屈の翼(カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生)」岡崎敏 日刊スポーツ新聞社
スキージャンプのレジェンド、葛西選手は今もなお飛び続けている理由の一つに、長野五輪の無念を上げています。団体ラージヒルの4名、岡部・斎藤・原田・舟木…。選考されたメンバーに葛西選手の名はありませんでした。日本中が逆転金メダルに沸く中、悔しさをかみしめ、競技場からホテルに帰るバスでは悔し涙を流したそうです。
しかし、それをバネに飛びつづけています。すごい。
今日はこの辺りで。
月曜日は鹿追町図書館、休館日でした。
それではまた。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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