帝銀事件、こわいですね…。1月26日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月25日はこんな日です。

 

文化財防火デー、有料駐車場の日、パーキングメーターの日、帝銀事件の日、

オーストラリア・デー、コラーゲンの日、携帯アプリの日

 

※【文化財防火デー】

1949(昭和24)年、日本最古の壁画が描かれた奈良の法隆寺金堂が火災により焼損した。

これをきっかけに、文化財を火災や震災から守るとともに、文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で、1955(昭和30)年に文化庁と消防庁が制定した。

各地で文化財の防火訓練が行われる。

 

「文化財講座日本の美術」岡田譲ほか 第一法規 1978年刊行

文化財も美術ももう少し詳しくなりたいです。

パッと見てもなかなか価値が分からない…。

 

 

※【有料駐車場の日,パーキングメーターの日】

1959(昭和34)年、東京都が日比谷と丸の内に日本の公共駐車場初のパーキングメーターを設置した。

料金は15分単位で10円だった。

当時は大卒の初任給が1万3000円という時代だったために割高感があり、あまり利用されなかったらしい。

 

「自転車駐車場のひみつ」鳥飼規世 学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室 2010年刊行

鹿追では、駐輪スペースがあるだけで特に秘密はないです。

 

 

※【帝銀事件の日】

1948(昭和23)年、東京・豊島の帝国銀行椎名町支店で帝銀事件が起こった。

東京都の衛生課員と名乗る男が、「近くで赤痢が発生したので予防薬を飲んでもらう」と偽り行員16人に青酸化合物を飲ませて殺害し、現金16万円と小切手を奪って逃走した。

当初は青酸化合物の扱いに熟知した旧陸軍細菌部隊関係者を中心に捜査されていたが、その年の8月に画家・平沢貞通を北海道小樽で逮捕、1955(昭和30)年8月に死刑が確定した。

しかし、審理に不審な点が多く、冤罪であるとしてその後何度も再審請求が出された。

平沢貞通は刑を執行されないまま1987(昭和62)年に獄中で病死したが、現在でも支援者が名誉回復の為の再審請求を続けている。

この事件にもとに、横溝正史の『悪魔が来たりて笛を吹く』等多くの推理小説が書かれた。

 

「ドキュメント帝銀事件」和多田進 筑摩書房 1988年刊行

騙されて青酸化合物を飲まされる…。恐ろしい事件です。

 

 

※【オーストラリア・デー】

1788年、オーストラリアに最初の移民団が上陸した。

植民地を開く為に送られたイギリスのアーサー・フィリップ海軍大佐と1030人の流刑囚たちで、当初はポタニー湾へしようとしたが、原住民が攻撃する等条件が悪かったため、ポートジャクソン湾(現在のシドニー)に上陸した。

 

「ユーカリの森に生きる(アボリジニの生活と神話から)」松山利夫 日本放送出版協会 1994年刊行

ユーカリと言えば、コアラの食べ物というイメージです。

 

「コアラのひみつ」学研 1984年刊行

コアラについて、「オーストラリアにいてユーカリを食べる」くらいの知識しかないですね…。読んでみようかな。

 

 

※【携帯アプリの日】

2001年のこの日、NTTドコモが携帯アプリケーションを開始したことから、多彩なゲームやツールが登場し、日本の携帯電話が世界をリードするきっかけになった。

これを記念して携帯アプリケーションのさまざまな事業を展開するスパイシーソフト株式会社が制定。

 

「ママのスマホになりたい」のぶみ WAVE出版 2016年刊行

ボクのママは、スマホばかり見て、ボクのことを見てくれない!

主人公、カンタロウ少年の叫びにドキッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか…。

のぶみさんの、心にささる、愛にあふれる絵本です。

 

「家庭でマスター!中学生のスマホ免許(依存・いじめ・炎上・犯罪…SNSのトラブルを防ぐ新・必修スキル)」遠藤美季 誠文堂新光社 2014年刊行

中学、高校進学を機に、お子さんにスマホを持たせる方も多いですよね。

便利な道具ですが、例えば、包丁や車も生活になくてはならないものの、使い方を間違えると人が傷つきます。正しい使い方を知っておきたいですね。

 

 

今日はこの辺りで。

 

 

それではまた。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。