おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月3日はこんな日です。
大岡越前の日、ジュディ・オングの日、節分、まめまき、のり巻きの日、絵手紙の日、乳酸菌の日
※【大岡越前の日】
1717(享保2)年、大岡越前守忠相が南町奉行に就任した。
「大岡裁き」と呼ばれる名裁判で有名であるが、19年間の在任中の裁判は3回だけで、そのうち忠相が執り行ったのは1回だけだった。
しかし、いろは組町火消しの創設、小石川養生所の建設、通貨統一などを成し遂げた、江戸時代を代表する有能な行政官であった。
8代将軍吉宗の信頼が厚く、享保の改革に協力した。
裁判、やってないじゃん…。
「大岡越前」 吉川栄治 講談社 1986年刊行
真実はいかに…。
※【節分・鬼やらい】
本来は各季節の始りの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことであるが、
現在では春の節分だけが行われている。
季節の代り目には邪気が生じると考えられており、それを追い払うため、この日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てておいたり、炒った大豆をまいて年の数だけ食べたりする習慣がある。
その基となったのは方相氏が疫鬼を追い払う大晦日の追儺(ついな)の行事。
それが暦上の近さゆえに大晦日から節分へと移行し、鬼やらいや豆まきの行事として広まった。
「鬼の研究」馬場あき子 筑摩書房 1988年刊行
『鬼』は、たんに怪物というだけではなく悪いことの象徴のようになっています。
ボクが鬼で思い出すのは『絹』です。衝撃でした。
ネタバレになるのでわかる人にはわかる感じで解説は省略します。
※【のり巻の日】
1987(昭和52)年、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が制定。
節分の夜に恵方(その年の吉の方角)に向かって太巻きを食べると幸せになれるという言い伝えから。
これは1977年(昭和52年)に大阪海苔問屋協同組合が節分の日に道頓堀で実施したイベントが始まりだといわれている。
「作って楽しい! 食べておいしい! 巻きずし(かわいいデコ巻きずし&おいしい恵方巻き)」飾巻子 ブティック社 2013年刊行
恵方巻はここ数年で出てきたような気がしていましたが、昭和52年間からじわじわやってきたのですね。
※【絵手紙の日】
日本絵手紙協会が制定した「絵手紙」をかいて送ることを世界中に呼びかける日。
日付は2と3で絵手紙の「ふみ」と読む語呂合わせから。
絵手紙は季節の風物などに短い言葉を添えた手紙で、書き手の感性や人柄が感じられる魅力的なものであることから趣味とする人が多い。
「絵手紙365日作品集(初めての人でもすぐかける)」辰巳出版 1999年刊行
むむ、初めてでもかけるのならやってみようかな、と思いますね。
「心を贈る絵手紙の本(ヘタでいい、ヘタがいい)」小池邦夫 祥伝社 1996年刊行
ヘタがいい、と言われると、勇気がでます。
※【乳酸菌の日】
毎月23日の「乳酸菌の日」があるが、1年の中でシンボル的な日として、カゴメ株式会社が制定。
体に良い乳酸菌を活用した商品をアピールする日。
日付は2と3で「乳酸」の語呂合わせから。
「あなたの知らない乳酸菌力(ヨーグルトで健康革命)」後藤利夫 小学館 2011年刊行
この本、よく出てきます。
「乳酸菌のひみつ」 りつき 学研コミュニケーションビジネス事業部教材資料制作室
乳酸菌のひみつがマンガで分かります。
※【大豆の日】
節分の日には煎った大豆をまいて邪気を払い、まいた大豆を年の数だけ食べて無病息災を願う風習から大豆製品を扱うニチモウ株式会社が制定。
節分となることの多い2月3日をその記念日とした。
「大豆のひみつ」山口育孝 学研CB事業部教材資料制作室
大豆のひみつがマンガで分かります。
マンガで分かることも多いですね。
今日はこの辺りで。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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