おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月21日はこんな日です。
国際母語の日、日刊新聞創刊の日、食糧管理法公布記念日、漱石の日
※【国際母語の日】(International Mother Language Day)
国際教育科学文化機関(ユネスコ)が1999年11月17日に制定。国際デーの一つ。
1952年、当時はパキスタンの一部だったバングラデシュで、ベンガル語を公用語として認めるように求めるデモ隊に警官隊が発砲し、4人の死者が出た。
バングラデシュでは、独立運動の中の重要な事件の一つとしてこの日を「言語運動記念日」としていた。
「教養のある日本語教養のない日本語」籾山洋介 技術評論社 2014年刊行
「一生使える、美しい日本語と敬語」関根健一 PHP研究所 2013年刊行
教養と美しさ、惹かれますね。
※【日刊新聞創刊の日】
1872(明治5)年、日本初の日刊新聞『東京日日新聞』(現在の毎日新聞)が創刊した。
片面だけ刷られた創刊号は1枚140文、1か月分銀20匁であった。
「新聞力(できる人はこう読んでいる)」斎藤孝 筑摩書房 2016年刊行
ニュースの速報性はいまやインターネットの方が強いですが…。新聞も、正しい日本語のために読んでおきたいですね。取材する方がいなければニュースにならないですし。
※【食糧管理法公布記念日】
1942(昭和17)年、「食糧管理法」(食管法)が公布された(平成7年に廃止)。
「ナショジオと考える地球と食の未来(私たちはいつまで食料を確保できるのか?)」日経ナショナルジオグラフィック社 2016年刊行
いまや日本ではコンビニに行けば食べ物が24時間手に入りますが、お店の品ぞろえのために廃棄される量や、家庭で捨てられる量もとんでもないです。メーカー・飲食店などが330万トン、家庭で300万トン合わせて年間632万トンと、今テレビでやっていました。
賞味期限は、消費期限と混同されやすいですがおいしく食べられる期限で、過ぎたからといってすぐに食べられないということではなく、自分の五感で判断して食べるか食べないか決めてほしい、とのことでした。確かに、せんべいが、期限を一日過ぎてすぐ食べられなくなるかというとそうではないですよね。
ボクも冷蔵庫の中を見ると…、ずいぶん過ぎたものがありました。反省。
※【漱石の日】
1911(明治44)年、文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退した。
うーん、かっこいいですね。
「吾輩は猫である」
「坊ちゃん」
「三四郎」
「こころ」
「それから」
などなど・・・、
筑摩書房の夏目漱石全集もありました。
『私は想像で知っていた。しかし、事実としては知らなかった』 こころ 角川文庫 41ページより引用
パラパラとページをめくり、いいなと思った一節です。『私』と『先生』の問答から、いろいろな気づきを得るのが面白いです。
今日はこの辺りで。
それでは~。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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