裏切りの日でした。6月2日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

昨日は鹿追町郷土史研究会の総会と、町内視察がありました。

笹川の資料保存館に、はじめて入りました。ふだんは閉まっているんですよね。

笑顔が下手なので、収蔵品に驚いたところを撮ってみました。

 

貴重な資料がたくさんありました。それはまた後日にでも…。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

6月2日はこんな日です。

横浜港開港記念日、長崎港記念日、うらぎりの日、路地の日、むずむず脚症候群の日、オムレツの日、おむつの日、ローズの日、甘露煮の日、イタリアワインの日

 

気になったのは、【うらぎりの日】。

なぜ、こんな日が?

実は、1582年にかの有名な本能寺の変があった日でした。

織田信長が明智光秀に謀反をおこしました。

人間五十年。下天の内を比べれば、夢幻の如くなり。

って、誰が見ていたかは知りませんが、火の包まれた本能寺の中で信長が自害の前に残した辞世の句と言われていたような記憶が。

合っているでしょうか?

 

「裏切り」のキーワードで蔵書の検索をしてみました。

「恋と裏切りの山陰本線」西村京太郎 文芸春秋 1993年刊行

西村先生、おはようございます。織田信長も明智光秀もたぶん関係ない話だと思います。

 

「誠実な裏切り」笹沢佐保 徳間書店 1982年刊行

本のタイトルで、ギャップのある言葉がつながっていると、目を惹きますよね。

サガンの「悲しみよこんにちは」が有名です(先生に教わりました)。

直感ですが、たぶんこちらも信長も光秀も出てこないと思います。

 

「真珠湾の裏切り(チャーチルはいかにしてルーズヴェルトを第二次世界大戦に誘い込んだか)」ジェイムズ・ラスブリッジャー 文芸春秋 1991年刊行

ずいぶんテーマが大きくなりました。これはちょっと気になる歴史の話です。

おそらく信長の出番はないのでは。

 

「裏切りの特急サンダーバード」西村京太郎 新潮社 2002年刊行

おお、西村先生の著者がこちらにも。信長は出ません。

 

「死者の裏切り」桂修司 宝島社 2009年刊行

タイトルから物語を想像すると…。信じていた人の死後に、仕掛けられた罠が発動するのかな。

読んでいないのでわかりませんが、もしかしたら、逆に信長が出るかも。でもたぶん出ないんじゃないかな。

 

「十津川警部裏切りの街東京」西村京太郎 徳間書店 2008年刊行

西村先生、みたびの登場です。

先生、裏切り過ぎでは…。いや、十津川警部が裏切られているだけかも。

警部も仕事とはいえ、つらいですね。

ボクの予感では、信長は出ないです。

 

「『本能寺の変』は変だ!(明智光秀の子孫による歴史捜査授業)」明智憲三郎 文芸社 2016年刊行

読んでないけど、たぶん信長が出るような気がしています。信長ファンは期待してください。

 

今日はこの辺りで。

金曜日は鹿追町図書館、延長開館の日でした。普段は午後6時までですが、金曜日は午後7時までご利用いただけます~。

 

それでは~。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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