教育を変える学校図書館の可能性 学校図書館問題研究会 教育史料出版会

せっかく買った本が家にたくさんあるので、朝読をしてみることにした。
町内の学校では朝読(あさどく)を進めている。
みんな静かに本を読む時間を、一日10分でもいいから作るのだ。
一冊全部読もうとすると、まとまった時間が必要で結局手がつかない。ここ何年も経験してきたことだ。
こどもたちが取り組んでいるので、図書館で働くボクがしないのも、違うよなぁと思ってやることにした。
アスリートがジョギングやトレーニングを日課にするのと同じ意味合いだろうか。

教育を変える学校図書館の可能性 学校図書館問題研究会 教育史料出版会
1998年刊行

小学校・中学校・高校・障がい児学校から8つの学校図書館のレポートがまとめられています。

 

ページをめくると松井一恵さんのレポートの中の『学校図書館は「どこでもドア」』という言葉が目に飛び込んできた。
いろいろな本からどんな世界にも旅立てることから、どこでもドアである、ということ。
なるほど、そうだよなー。
本は、たとえば、南極の極寒の世界、まだ誰も見たことのない宇宙の果て、アマゾンのジャングルの奥地など、新たな世界への冒険の扉だ。
そして、すぐ帰ってこれることもどこでもドアに通ずる。
このどこでもドアの素晴らしさを、子どもたちに伝えなければ。
まず、小学生に学校図書館はどこでもドアだと伝えていろいろな世界での冒険を楽しんでもらう。

それには…。

うん、10分の読書では終わらなかった。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。